夏休みに入り、工作や自由研究のテーマを考えているご家庭も、多いのではないでしょうか。
ここでは、子どもたちが一生懸命考えながら作った工作作品を紹介します。
大好きな昆虫をモチーフにしたり、得意の折り紙を駆使したりして盛りだくさん! 実際にお子さんが作った作品のお写真をお借りし、掲載しました。とっても素敵な❝超力作❞ばかりです! ぜひご覧ください。
取材・文/細川麻衣子
プラスチックごみを再利用したアイデア作品♪
「海へよく行きます。親子でビーチクリーンへ行ったとき、砂浜に落ちているプラスチックごみを見て『何か作れるかな?』と思ったことがきっかけでした。拾ったプラスチックごみを持ち帰り、自由に並べながら製作。『海の生き物たちが困っているんだよ』と環境問題の話もしながら、とても良い工作の時間になりました。その後、海へ行くと……自らゴミを拾って捨てられるようになりました」(1年生/男子)
❝切り折り紙❞で魅せた夏の打ち上げ花火!
「おばあちゃんといっしょに折り紙でよく遊んでいました。特に❝切り折り紙❞に夢中だった頃、ふと重ねた切り折り紙がすごく可愛く見えて……♪ ❝切り折り紙を重ねて何かを作る❞というアイデアを息子に提案。すると息子は、切り折り紙が大好きなので、作り始めたら超集中! 私(母)は『枠からはみ出た方が迫力が出そうだよ?』など、横からこっそりアドバイスはしましたが、楽しみながらひとりで作り上げていました!」(3年生/男子)
まるで本物! 細部までこだわりぬいた恐竜アート
「恐竜が大好きな息子。特に映画『ジュラシック・ワールド』シリーズの中に出てくる❝ブルー❞と呼ばれるヴェロキラプトルが大好きで、夏休みの工作として❝ブルー❞作りに挑戦! 材料は石粉粘土。この作品作りのため、アート教室に通いました。色付けはブラシやスプレーで皮膚の感じを細かく再現。特にこだわった部分は、❝ブルー❞の目印でもある、目元の青いラインと、首もと、口の大きさ。完成までは約1週間。とっても大満足な仕上がりになりました!」(4年生/男子)
1m越えサイズ!『こんな街に住みたいな』を形に♪
「長女は工作が大好きです。夏休みが始まってからすぐに製作開始し最終日まで、少しずつ時間をかけて毎日作っていました。ダイソーの素焼き粘土で植木鉢を作ったり、アイスクリームの棒を使って街を登れるハシゴをかけたり。『街を散歩できて楽しそうだから♪』と細部にもこだわりがたくさんです」(3年生/女子)
宇宙大好き! 太陽系を再現した模型!
「幼稚園の頃から宇宙が大好きな息子。図鑑を読み返したり、科学館にもよく行っていたので、夏休みの工作は❝宇宙の模型❞を作ることにしました。母は助言と買出しのお手伝いをしましたが、ほぼひとりで集中! 惑星はひとつずつ丁寧に絵の具で着色。4~5日かけて完成しました!」(1年生/男子)
開閉もできる! ダンボールパソコン
「このダンボールパソコンは4年生の夏休みに作った、息子のお気に入り作品です。見た目だけでなく、実際のパソコンのように動かせるよう、開閉のスムーズさと強度のために竹串を入れています。また、キーのひとつひとつにスポンジを貼って、押せるように工夫。そして、ディスプレイ画面はクリアファイルを使い、画面を入れ替えできるようになっています」(4年生/男子)
ビー玉を転がして遊べる! 工作マリオゲーム
「息子はゲームが好きなので、夏休みの工作の題材は❝ゲーム❞にまつわるものにしようと思い、家にあるビー玉を転がすおもちゃを元に着想。親子でいっしょにつくり、息子はストローを切ったり、絵を描いて飾り付けました♪ もともと工作自体は苦手なほうですが、大好きなゲームをテーマにしたことで、とても楽しみながら作れました。ゲーム気分を味わえるコントローラがポイントです♪」(1年生/男子)
❝不切一枚折り❞で再現! 折り紙水族館
「息子が折り紙で遊び始めたのは5歳頃。それから折り紙が大好きで、3年生頃にはオリジナルの折り方を考えて色々と作っていました。この夏休みの工作も、大好きな折り紙で何かを作りたい!ということで、水族館に挑戦。魚の図鑑を見ながらすべてひとりで折り方も考えて製作。特に、はさみなどを使わない❝不切一枚折り❞で作ったことがこだわりポイントです!」(5年生/男子)
和名&学名を知る学びになる! 昆虫標本
「息子は昆虫が好きなので、夏休みの工作には昆虫の標本を作りました。特に、色がきれいな昆虫に着目。ニジイロクワガタ、アキアカネ、ハナカマキリを選び、紙や針金などを使って昆虫を作りました。標本なので、それぞれの和名の下に学名も調べて書き入れました!」(4年生/男子)
≪関連記事≫【夏休みの工作】今からでも間に合う! 学べて楽しいおすすめ工作アイデア13選
3年前から作りたかった❝ケーキ屋さん❞
「娘の夢は❝ケーキ屋さんになること❞です。親の私もお店で働いていることから、いろんなケーキについて普段から親子で話をしたりします。そんな背景から娘は、3年生の頃から「6年生になったら作ろう」と決めていたようです。作品のタイトルは『私の夢』。建物の枠組みだけ親が手伝い、建物のペンキ塗装やミニチュアケーキやかき氷は、すべてひとりで頑張って作っていました♪ 素敵なお店が出来上がり、娘も大満足!」(6年生/女子)
プラバンで大好きな昆虫を再現!
「『この夏に捕まえた虫たちを思い出に残したい!』という息子の思いを形に残したいと思い、工作にしました。昆虫の絵は図鑑を見ながら描いていると、横から弟たちが『かっこいい!』『この虫見たことあるよ!』と話しかけてくれ、息子はとても嬉しそうにしながら楽しく製作♪ ポイントは色使いのニュアンス出しやすい、クーピーや色鉛筆で着色できるプラバンを使ったこと。セミの羽の細かい模様を再現することが大変そうでしたが、集中して取り組んでいました」(4年生/男子)
いかがでしたか? 小学生の工作ならでは、そして素敵なエピソードがたくさんありました♪ 今年のみなさんの工作にも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の監修・執筆者
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