【お正月がテーマの絵本はこれ!】こそだてまっぷの絵本棚

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【お正月がテーマの絵本はこれ!】こそだてまっぷの絵本棚

12月第2回目の絵本棚は「お正月」をテーマにしました。お正月は日本らしさを味わうよさや、おせち料理やおもちなどのおいしい食べ物に出会うよさがあります。もうすぐお正月ですね。お子さんといっしょに楽しめる絵本を紹介します。セレクトは、絵本専門士で絵本セラピスト®の鳥山由紀先生です。


目次

12月 第2回

「お正月」がテーマのオススメの本

2歳~向け! 『もちつきぺったん』  

作/きむらゆういち 絵/いもとようこ 858円(税込)教育画劇

【あらすじ】

お正月の朝、遠くから聞こえてくる大きな音が気になり、うさぎのぴっぴとみいみは外に出ます。ねずみちゃんたちのはねつきの音でもなく、ごりらくんのたこあげの音でもなく、「かいじゅうたちがあばれているのかも」とそーっと近づいてみると、かばさんたちがおもちをつく音でした。おいしそうにつきあがったおもちをみんなで、いただきまーす!

【オススメポイント】

真ん中の短いぺージをパタパタとめくるしかけになっていて、はねつきやたこあげ、もちつきの動きを、しかけを使って楽しむことができます。

「いただきまーす!」と笑顔でおもちを食べる動物たちの表情が本当にうれしそうです。

いもとようこさんのやさしい絵に、ついつい読み手の顔もにこにこ笑顔。

「ぺったんぺったん」と、声に出して、しかけをピラピラしながら楽しく読んでください。

表の見返しページには、おもちといっしょに食べるいろいろなトッピングが描かれていて、「きなこがいい!」「チーズがいい!」と指をさしながら何と食べるか話し合える楽しみもありますよ。

3歳~向け! 『あけましておめでとう』 

文/中川ひろたか 絵/村上康成 1,430円(税込) 童心社

【あらすじ】

子どもたちにとっての「お正月」がたくさん登場します。いつもと違う飾りや食べ物。新聞やテレビもなんだかいつもとは違います。うれしいお年玉やお正月ならではの遊びもいろいろ。

さあ、家族で初詣に行きましょう。今年もいいことありますように。あけましておめでとう。

【オススメポイント】

いつもとなんだか違う、でもちょっとうれしい特別な日、それがお正月。子ども目線でお正月を眺めながら、わかりやすくお正月を知ることができます。

何度も登場する「だから あけましておめでとう」。繰り返し言葉にすると、やはりめでたい気分になってきます。今度のお正月は、絵本にならってかるたやたこあげ、はねつきなど、日本の文化をしっかり味わうお正月らしいお正月を過ごしてみませんか?

「いつもとちがうあたらしいきもち」で1年の始まりを気持ちよくスタートさせましょう!


4歳~向け! 『おもちのきもち

文・絵/かがくいひろし 1,650円(税込) 講談社

【あらすじ】

かがみもちになった私、おもち。今のところは大事にされていて、きょうだいたちのようにすぐにペロッと食べられなくてよかった。でも、いつ食べられるのかわからないおそろしさに、逃げだすことにしましたー! 走って逃げたら、おなかがすいてきたので、人間たちがおいしそうにもちを食べていることを思いだし、自分でも食べてみることに。おいしい、ならば今度は、ぐるっとまわって背中側から。こっちもおいしい! そうこうするうちに、なんだか体が硬くなってきて…。

【オススメポイント】

食べられるのがイヤで逃げだすかがみもち。そんなおもちの気持ちなんて考えたことありますか? しかも食べられるのがイヤで逃げだしたのに、おなかがすいてきたら自分で自分を食べてしまい、「おいしい!」ですって。

「ああおそろしや」「にげだすことにいたしました」とおもちの語り口調も楽しく、ついついマネしてみたくなります。子どもたち、大うけです。

ペッタンペッタン、フンゴフンゴ、カポッ、と軽やかな音や、自分を食べたときのおいしそうな、しあわせそうな表情にも注目です。そんな表情のまま固まってしまったので、このかがみもちは、最後に、たごさくさんに連れて帰られ、食べられることになってもしあわせなのかもしれません。

さて、次のお正月はおもちの気持ちを考えながら、お正月のおもちを堪能させていただきましょうか。


大人も楽しめる! 『桂文我のでっち絵本 お正月

文/桂文我 絵/国松エリカ 1,430円(税込) BL出版

【あらすじ】

正月のあいさつまわりにでかけるだんなさんとさだきち。だんなさんに言われたとおりにしますが、だんなさんの意を理解せず、呼び捨てにし怒らせてしまいます。怒るだんなさんをさらに刺激してもっと怒らせてしまうさだきちですが、最後は、縁起のいいダジャレでだんなさんを喜ばせます。さてどんなダジャレだったのでしょう。

【オススメポイント】

落語を題材にしたおはなしで、だんなさんをばかにしたようなさだきちの行動が笑いをさそいます。

さだきちだけでなく、だんなさんのところの使用人がみんな、なんだかちょっと頼りなげなところもおもしろい。

今日は「さま」はいらん、と言われると「コレ、鶴兵衛」と、だんなさんを呼び捨てにし、だんなさんは顔を真っ赤にして怒ります。雨が降りだしたことで、さだきちは、雨にちなんだダジャレでだんなさんをなるほど、とうならせ、うまくその場を切り抜けることに。

お茶やお雑煮、門松などの飾り、獅子舞やコマ回し、はねつき、たこあげといった、お正月ならではの習わしや遊びにも注目です。見ているだけで、お正月気分を盛り上げてくれますね。

この記事の監修・執筆者

絵本専門士・絵本セラピスト® 鳥山由紀

(プロフィール)

絵本専門士4期生。絵本セラピスト協会認定絵本セラピスト®。大人・子どもを問わずお気に入りの一冊を見つけてもらえることを思い、絵本に関する講演や執筆、絵本講座の開催、読み聞かせなどを行う。また、箏奏者との絵本の読み聞かせユニット「ことえほん」での公演活動、大学での認定絵本士養成講座講師も務める。

(ブログ)
https://ameblo.jp/ehonrahen/

(ことえほんfacebook)
https://www.facebook.com/kotokotoehon/

 

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