【運動能力アップだけじゃない!】幼児期の自然体験がもたらすメリットや自然体験ができるオススメ施設とは?

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昆虫採集や川遊び、キャンプなど、子どものころに自然の中で思いっきり体を動かして遊んだ経験は、大人になっても大切な思い出として残るでしょう。子どもにすてきな思い出を残してあげたいと思うママパパは多い一方、近年ではさまざまな理由から自然体験の機会が減ってきています。

今回は、自然体験が減少している理由や外遊びがもたらす効果について解説します。親子で自然体験が楽しめる施設もご紹介しますので、家族でのお出かけの参考にしてみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

 子どもの自然体験が減少している理由は?

以前と比べると、子どもの自然体験は減っています。なぜ自然体験が減少しているのか、その理由を3つのポイントで解説します。

1. 生活環境から自然が減少している

子どもたちを取り巻く環境は、ここ数年で大きく変化しています。とくに日常生活のなかで自然に触れる機会は減りました。山を切り崩して道路を作り、安全で住みやすい街づくりをめざして、各地で都市化が進んでいます。

道路が整備され利便性の高い施設が立ち並ぶ一方で、身近に触れる自然は確実に減少しているのです。 

2. 子どもだけで遊ばせるのが難しい

子どもが被害者となる事件が毎年発生していることも要因のひとつです。刑法犯罪の数は2002年をピークに2021年減少傾向にあります。しかし子どもだけで外で遊ばせることに不安を抱く保護者は多いです。

そのため、子どもだけで外で遊ばせる機会が減っていることも、自然体験が減少している理由といえるでしょう。

3. 学校以外で体験活動できる機会が少ない

子どもの時間の使い方も、大きく変化してきています。テレビゲームやパソコンの普及による室内遊びの増加、早期教育の広がりで習い事や塾通いがふえたことによって、外遊びの時間が減少しているのです。

ほんの20〜30年前には、遊びといえば家のまわりや公園でサッカーやドッジボールなどで遊ぶことが一般的でしたが、今では室内でテレビゲームや動画の視聴が主流になりつつあります。 

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幼児期に自然体験をしておくべき6つの理由

幼少期の自然体験は、子どもに大きな成長をもたらす大切な経験となります。6歳ころまでの幼児期にオススメしたい自然体験は、次のようなものが挙げられます。 

・四季折々の植物・落ち葉遊び 
・昆虫や動物とのふれあい 
・海・川遊び 
・ハイキング、キャンプ、星の観察 

続いては、自然体験を通して得られるメリットを6つご紹介します。

1. 運動能力・体力・健康の増進につながる

まわりを気にせず思いっきり動ける外遊びでは、運動能力や体力向上につながります。自然遊びのなかでは、木に登ったり障害物をくぐり抜けたり、日常にはなかなかないさまざまな動きが求められ、運動能力アップに効果的です。

舗装されていない道を歩くことで体幹が鍛えられ、でこぼこ道や坂道を登ることで体力の増進にもつながります。 

2. 自然・環境問題に関心を持ちやすくなる

自然の中で生き物や植物に触れ合うことで子どもの好奇心が育まれ、自然や環境問題に興味を持ちやすくなります。虫捕りは昆虫の生態に興味を持つきっかけとなり、季節ごとに変わる植物は、見た目・色・形の変化で五感をやさしく刺激します。

山や川、海、空や星など自然の中には子どもの「なぜ?」「どうして?」を引き出すものが多くあり、自然体験が知識や理解につながります。

3. 生活習慣・リズムが安定しやすくなる

日中十分に体を動かすことで体力を消費し、寝つきがよくなります。また、太陽の光をいっぱい浴びることで体内時計を整えるホルモンが分泌され、生活リズムが安定しやすくなります。

外で体を動かすとおなかもすきやすくなるため、食事を3食しっかり食べる習慣がつくのもメリットです。 

4. 精神的に強くなる可能性がある

自然体験は子どもの「ガマンする力」も育みます。外遊びでの興奮やわくわくする経験、新しいことに出合ったり、実行したりする体験は、脳のさまざまな神経を刺激します。

その結果、感情のコントロールに関わる前頭前野が活発に働き、精神的な落ち着きや忍耐力アップにつながるのです。 

5. 集中力や学習意欲が高まる傾向がある

自然遊びで試行錯誤や発見を繰り返すなかで、思考力や想像力も高まります。「どうすれば早く木に登れるか」「どうしたらたくさん魚がとれるか」など、子どもたちは遊びのなかで何度も考え、成功や失敗を繰り返します。

その過程で集中して考える力や自ら進んで考え抜く力が身につくのです。山登りやキャンプといった外遊びで、水や土などの自然に直に触れ、そこで自由に考え、行動する経験は、発想力を養うでしょう。

6. コミュニケーション能力が高くなる傾向も

いつもと違う友だちや年齢の違う子どもと同じ環境で遊ぶことで、協調性が身につきやすくなるのもメリットです。

たとえばキャンプでは、みんなで協力して火起こしや食事の準備などを行います。1人ではできないことも多く、周囲の人との協力が必要です。そのときのコミュニケーションで、協調性なども自然に育まれます。 

幼児期に自然体験ができるオススメの施設・団体3選

最後に、自然体験ができるオススメの施設・団体を3つご紹介します。 

樹木・環境ネットワーク協会

里山の保全・再生活動などを行っている「樹木・環境ネットワーク協会」は、子ども向けの自然体験イベントを定期的に開催しています。イベントは、「自然の不思議を楽しく発見!」をテーマにしており、家族いっしょの参加も可能です。 

2022年9月には東久留米市落合川で開催され、子どもたちは自然を体験しました。川にいる虫を捕まえたり、魚を捕まえたり、花を見つけたりなど、多くの自然と触れ合いながら楽しめるイベントです。 

公式サイト:https://www.shu.or.jp/

そらまめキッズアドベンチャー

「そらまめキッズアドベンチャー」は幼稚園の年中〜中学3年生を対象に、自然体験だけでなく職業体験・工場見学など、子どもが主体的に学べるツアーを開催しています。公式サイトでは、子どもの学年やツアー日数などで開催中のツアーを検索することが可能です。 

ツアーは関東、関西、東海で開催されており、全国から参加できます。年中から参加できる日帰りから宿泊ツアーまで種類が豊富なので、幼児期のうちからサマーキャンプなどに参加したいと考えている人にもオススメです。 

公式サイト:https://soramamekids.com/ 

水海道あすなろの里

茨城県常総市にある、農業などのさまざまな体験ができるアウトドア施設です。園内では、田植えやたけのこ掘りといった季節に応じた体験や宿泊合宿が楽しめます。 

敷地内にはふれあい動物園やミニ水族館を併設。動物たちとの触れ合いができるうえ、「ひなまつり」「夏の夕涼み会」といった季節ごとのイベントも充実しています。 

公式サイト:http://asunaronosato.net/ 

幼児期に自然体験をすることにはメリットがたくさん!

2〜6歳ごろの幼いうちから多くの自然に触れることは、子どもの人格形成によい影響を与え、子どもの生きる力を育めるでしょう。今回ご紹介した施設やイベントをご参考に、子どもといっしょにさまざまな自然体験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 

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