【おうちでできるエコ活!】今すぐ親子で取り組めるSDGsの活動14選

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近年、よく聞くようになった「SDGs」は、「Sustainable Development Goals」を略したもので「持続可能な開発目標」と訳します。小学校入学以降、本格的になってくるSDGs教育。
そこで、本記事では子どもといっしょに無理なく取り組めるエコ活動についてご紹介します。
エコ活動は節約につながります。日常の生活に取り入れてみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

【親子でできるSDGs】オススメのエコ活動14選

現代の日本の子どもたちにとって、電気やガスなどの生活インフラが整備され、食事があることは、意識すらしない当たり前のことかもしれません。しかし、これらはすべて限りある貴重な資源であると理解し、大切にしていく必要があります。日ごろから意識できるエコ活動をご紹介します。

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節電する

まず親子で気軽に取り組める活動の1つが節電です。使用していない部屋の電気を消したり、エアコンの温度設定を変更したりなど、電気の使用を減らす対策を行うことができます。節電することで電気代の節約にもつながります。

室内の目安は夏場は28℃、冬場は20℃とされています。電気代削減のため一日中つけっぱなしにしている方もいますが、30分以上外出する場合はエアコンの電源を切るほうが電気代の節約につながります。

ただし、節電を気にするあまり体調を崩すことがあってはいけません。無理せずできることから始めましょう。

節電のためにできることの例
・エアコンは適温にし、冷やしすぎたり暖めすぎたりしない
・可能な限り家族みんなで同じ部屋で過ごし、エアコンの稼働数を減らす
・使っていない部屋の電気、テレビなどの電化製品をこまめに消す
・使用していない家電の電源プラグを抜く
など

お風呂は極力間をあけずに入る

お風呂ではお湯を使うため、水を沸かすためのエネルギーが必要です。今は保温性の高い浴槽もありますが、子どもといっしょに入るなど、まとめて入浴すると追い焚きの回数を減らすことができます。

特に冬場は、お風呂に入る時間がバラバラだと、入るたびに追い焚きをすることになり、その分エネルギーが必要となります。そのため、極力間隔を開けずに家族みんながお風呂に入れるよう工夫できるとよいですね。

お湯を沸かしたら保温ポットなどで保温する

料理や飲料のためにお湯を使うことも多いと思います。その都度ガスや電気で沸かすのではなく、熱いうちに保温性のあるポットなどに移しておくと、一度の加熱で長時間お湯を使うことができます。お湯を都度沸かす必要がないため、時短にもつながります。

また、保温ポットを活用することで、電気ポットの保温機能なども使用しなくて済むため、電気の使用量を抑えることも可能です。

水を出しっぱなしにしない

歯磨きや手洗い、シャワー、食器洗いなど、洗っている最中は水をこまめに止めることも大切です。水道の種類にもよりますが、30秒出しっぱなしにしていると約6リットルの水が無駄に流れることになります。とくに、手洗いや歯磨きは子どもたちにとっても毎日の習慣です。必要な水はあらかじめコップに入れるなどし、水の無駄遣いを減らしましょう。

日本のように水道から出た水をそのまま飲めるような環境の国は、それほど多くありません。水の大事さを改めて認識し、ほかにも水の無駄遣いを減らせる方法がないか、確認してみてくださいね。

また、身体を流すときはお風呂の水を使ったり、節水用のシャワーヘッドを取りつけたりすることもオススメです。取りつけるだけで節水できるため、ぜひ活用してみてください。

お風呂の残り湯を利用する

洗濯するときにお風呂で使用した水を再利用することも節水になります。洗濯機とホースをつなぐだけで残り湯コースとして水を利用できたり、手洗いコースや予洗いコースに使えたりする洗濯機もあります。
サッシや土間、ベランダ、洗車などの掃除に使うこともできます。

食べ物を買いすぎない

日本を含む先進国では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆるフードロスが多く存在します。国民一人当たり、毎日お茶碗一杯のご飯の量に近い約113gの食品が廃棄されており、国全体で見ると年間522万トンにものぼる食材を無駄にしてしまっているのです(※1)。522万トンというと東京ドーム約4個分。それほど多くの食品が無駄になっているのが現状です。

そこで、家族の人数、食事の量を考え、必要な分だけを購入することを心がけましょう。無駄な食料を買わないことは、食べ物そのものを守ることにもなり、また、包装材などのごみを減らすことにもつながります。

外食の際も食べたいだけ頼むのではなく、家族全員でどれだけ食べれるのかを考えて、すべて食べきれる量の食べ物を頼むことを心がけることが大切ですね。

見切り品をうまく取り入れる

スーパーなどでは、生鮮食品や賞味期限の近い加工品などが、見切り品として値引きして売られていることがあります。見切り品は売れなければそのまま廃棄されることが多いので、購入することでフードロス対策につながります。

しかし、安いからといって買いすぎると、使用できず無駄になってしまう可能性もあるため、うまく取り入れることが大切です。その日に使う食材や消費ペースが早い食材、長期保存ができる食材などは見切り品の活用がオススメです。

買った食材を無駄にしない

買い物の時点で無駄のないように購入することも大切ですが、忙しかったり予定があったりで、食べ物を悪くしてしまった経験がある方もいるでしょう。期限内に食べきることができるよう、古いものを冷蔵庫の手前のほうに収納したり、事前に作るメニューを考えたり、家族で今ある食材を把握したりして、食材を無駄にしない工夫をしましょう。

子どもは、その場では欲しくて買ったものでも食べることを忘れてしまうこともあります。買ったものはきちんと食べきるような声かけを家族全員で行い、食材の無駄を減らしてみてくださいね。

常備菜などを作る

食材が悪くなる前に、一気に調理をして保存しておくのもオススメです。食材を守ることにもなるだけでなく、まとめて調理をすることでガスや電気代の節約にもなるというメリットもあります。そのままお皿に盛り付けたり、レンジで温めるだけですぐに食べられたりできるので便利です。子どもに盛り付けのお手伝いをしてもらうこともできますね。

また、常備菜を作った際は冷凍保存しておくと、食材廃棄の防止にもなります。冷凍するときは、食べやすい量に小分けしておくと必要な分だけ解凍できるので便利ですよ。また、解凍するだけでお弁当の一品にもなるため、お弁当作りの時間短縮にもなりますね。

食材や調理したものに合った保存方法を取り入れる

野菜を長持ちさせる方法や冷凍できる食材など、それぞれの食材に適した保存方法を知れば、食べ物を悪くせずに食べきることが可能です。よく使う食材や作るメニューの冷凍方法を知って冷凍しておけば、日々の料理の時間短縮にもつながります。特定の食材や料理の保存に特化した道具や容器も販売されているため、ご家庭でよく購入する食材の保存方法を調べてみるとよいでしょう。

エコバッグを活用する

最近は買い物をすると、レジ袋が必要かどうか聞かれることも多くなりました。プラスチックごみは、自然環境では分解されない物質であるため、破棄することで海洋環境や生態系にさまざまな悪影響を与えることがわかっています。

2019年に発表された農林水産省のデータによると、日本のプラスチックごみの総量は年間903万t。そのうち、レジ袋など包装に使用するプラスチックごみは46%を占める415万tにものぼります(※2)。そのため、プラスチックごみを減らすためには、レジ袋を受け取らないことが有効な活動といえるでしょう。

買い物に行く際はエコバッグを持参し、レジ袋をもらわないよう意識することが大切です。便利なエコバッグや、好きなデザインのエコバッグを見つけるとお買い物も楽しくなりますよ。

プラスチック製トレーは店舗の回収ボックスへ

店舗によっては、お惣菜や生鮮食品などが入っているトレーを回収するボックスなどが設置されています。少し手間がかかりますが、食材を使用した後は洗って取っておき、次の買い物のときにボックスに入れるようにしましょう。そうすることで、プラスチックの素材をリサイクルできます。

リサイクルボックスに入れるのを子どもの仕事にすると、喜んで取り組んでくれるかもしれません。自宅のごみを減らすことにもつながるため、リサイクルできるものは積極的にリサイクルしましょう。

飲み終わったあとのペットボトルはリサイクルする

ペットボトルもリサイクル可能な資源です。飲み終わったあとはリサイクルボックスなどに入れ、資源を有効活用しましょう。PETボトルリサイクル推進協議会のデータによると、2020年の日本では、ペットボトルのリサイクル率は88%ほどと高水準を保っています(※3)。使用したあとはきれいに洗ってからリサイクルボックスなどに入れるようにしましょう。

また、最近は無料の給水所も増えてきています。子どもたちは園や学校で水筒を持つことに慣れているので、大人もマイボトルなどを持ち、ペットボトルの購入自体を減らすのも効果的です。

プラスチック製のカトラリーは使わない

コンビニやスーパーで食べ物を買うと、プラスチック製の使い捨てカトラリーを渡してくれるお店も多くあります。必要ない場合はその場で断ることでごみの削減につながります。また、プラスチックのごみ削減などのために制定された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」など、国全体でもプラスチックごみを減らす動きがあります。そのためレジ袋同様、プラスチック製カトラリーも有料となる可能性があります。

今後は、エコバッグ同様、マイカトラリーも持参し、不要なプラスチック製カトラリーをもらわなくても済むよう工夫することが大切です。その結果、プラスチックごみを減らせるだけでなく、仮に有料化した際は無駄な出費を減らすことにつながるでしょう。

子どもといっしょにSDGsの目標達成に向けエコ活動を行おう!

今回は、SDGs活動に焦点を当て、親子で無理なく取り組めるエコ活動をご紹介しました。なぜこのような活動をする必要があるのか、自分たちが使っているものはどのような資源からできているのか、その資源は今後も確保し続けられるのかなど、子どもにも説明し、SDGs達成の重要性を理解してもらいましょう。

自分の家をきれいに保つように、地球というみんなの大きな家を守る気持ちが育つよう促していきたいですね。

【引用】
(※1)農林水産省「食品ロスとは」
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html
(※2)農林水産省「食品産業におけるプラスチックを巡る状況」
https://www.maff.go.jp/kanto/syokuryou/syokuhin/osirase/attach/pdf/seminar_plastics.pdf
(※3)PETボトルリサイクル推進協議会「リサイクル率の算出」
https://www.petbottle-rec.gr.jp/data/calculate.html

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