【子どものシャンプー嫌い、どうしたらいい?】苦手なシャンプーを克服する6つのステップ

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【子どものシャンプー嫌い、どうしたらいい?】苦手なシャンプーを克服する6つのステップ

シャンプーが苦手な子どもとのお風呂タイム、みなさんはどうしていますか? 対策がなかなか見つからず、洗うたびに泣いたりぐずったりする我が子の様子に、心を痛めているママやパパもいるのではないでしょうか。

そこで今回は、子どものシャンプー嫌いを克服した先輩ママの体験談をご紹介します。どれも気軽にできるものなので、ぜひ参考にしてみてください。

文/マムズラボ

目次

子どもがシャンプーを嫌がる理由は?

子どもがシャンプーを嫌がる理由は?

筆者の子どもが3~4歳のころ、シャンプーが大の苦手でした。洗おうとすると大泣きし、お風呂タイムが長引いて困った経験があります。友人の子どもは、小学1年生までシャンプーが嫌いだったそうです。

なぜ、シャンプーを苦手に感じる子どもがいるのでしょうか。

1.顔に水がかかるから

顔に水がかかることを苦手と感じる子どももいます。筆者の子どもの場合、顔が濡れることそのものが嫌だったようで、少しでも顔に水がかかると大泣きしていました。

また、目や鼻、耳の中に水が入った経験により、シャンプーが嫌になってしまった子どももいるようです。中に水が入ったことによる違和感や痛みに驚いたり、怖さを感じたことが理由かもしれません。

2.水やお湯が怖いから

水やお湯そのものに怖さを感じていることもあります。溺れたなどの経験がなくても、子どもによっては、プールや海、川などで水遊びをすることすら苦手なケースもあるでしょう。

3.シャンプーが沁みるから

子ども用のものや、目に沁みないことをうたっているシャンプーでも、目や鼻に入ると沁みるものもあります。「沁みた」という経験を一度でもするとトラウマになることもあるようです。我が子も何度かシャンプーが目や鼻に入って沁みたことがあり、苦手意識がさらに強くなりました。

4.体勢がつらいから

洗うときの体勢がつらいことで、シャンプーに苦手意識を持つ子どももいます。筆者の友人の家庭では、シャンプーのときは「大人の膝の上に子どもが寝転がって洗う」または「子どもが立つか座るかして、頭を後ろに倒した状態で大人が洗う」洗い方でしたが、子どもは首に負担がかかることに違和感があったようで、シャンプーを嫌がっていたとのことです。

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子どもがシャンプーを克服しやすくなる6つのステップ

子どもがシャンプーを克服しやすくなる6つのステップ

シャンプーが原因で子どもに泣かれたり、抵抗されたりすることが続くと、子どもにストレスがかかることはもちろん、親の心も痛みます

筆者もさまざまな工夫をし、子どものシャンプー嫌いを克服しました。その工夫の中でも効果を感じた6つをご紹介します。

1. 子どものお気に入りのシャンプーを使う

子どもが好きなキャラクターデザインのものや、目に沁みにくいシャンプーをいっしょに買いに行きました。我が家ではテレビアニメのキャラクターもののシャンプーを選びましたが、子どもも使うことが楽しみだったようで、その日は自らシャンプーを手に取り、すすんで洗ってくれました

2. 遊びで恐怖心を和らげる

顔に水やお湯がかかるだけで泣いていた我が子ですが、顔が濡れることに慣れるために、お風呂タイム中はたくさん遊びました

顔に水がかかっても怖くないことを印象づけるため、ママやパパが湯船にもぐる姿を見せたことも。遊びを通じたことで、顔が濡れることに対する恐怖は和らいだようでした。

水やお湯に慣れるためにお風呂でできる遊び
・かけあいっこ
…水の勢いが弱いもの(小さな水鉄砲やおもちゃのじょうろなど)を使う
…お互いにかけ合って、顔をふかずにたくさんかけられたほうが勝ち(※1)
・チャレンジゲーム
…濡れた手で自分の顔のいろいろなところを触る(※2)
…あごやほっぺを少し湯船につける(※2)
…自分の手で水やお湯をすくって顔を洗う(※3)

3. シャンプーハットを使う

シャンプーハットを使用することで、水や泡が顔にかかることを防ぐのもオススメです。昔と比べてデザインやカラーも豊富なため、シャンプー同様、子どもといっしょに選ぶのもよいでしょう。

我が家の子どもの場合、何度か使っているうちに「これさえあれば水が顔にかからない」という安心感につながったようで、以前よりも大胆にシャンプーができるようになりました。

4. 体勢を変えてみる

我が子の場合、頭を前に倒して、後頭部からシャワーをかける体勢は大の苦手でした。目に見えないところから水が流れてくることが怖かったようです。

それからは、天井を向かせた状態でシャンプーをしています。毛先から頭に向かってゆっくりシャワーをかけ、髪の生え際は手を使ってていねいにお湯をかけます。耳の周りを流すときは、耳の穴を指でふさぐと子どもも嫌がりませんでした。慎重に洗えば、子どもを怖がらせることも少ないはずです。

それでも怖い場合は子どもの顔に乾いたタオルを乗せて、顔に水やお湯がかかることを物理的に防ぐこともオススメです。筆者の友人の子どもはこの方法が合っていたようで、1年ほどかけてシャンプー嫌いを克服したそうです。タオルは、おでこから鼻を覆うくらいの小さめサイズでも十分だったとのことです。

5. ご褒美シールをはる

シャンプーができたらご褒美シールをはれる仕組みも、効果を感じました。自分のがんばりが目に見えることも、子どもの勇気につながったようです。

6. シャンプー後に子どもと話す時間を設ける

子どもにがんばらせるだけではなく、筆者自身もシャンプーの仕方を上達させるため、髪を乾かす時間を感想タイムにしました。

「怖かった」「嫌だった」というときは、なにが怖かったかを聞いたり、嫌な思いをしたポイントを聞くようにしました。「目に沁みた」というときは、泡が顔に流れない流し方を調べることもありました。「今日は平気だった」「上手にできた」などプラスな感想を聞けたときは子どもをたくさん褒め、翌日のやる気につなげました。

苦手なシャンプーを克服して、お風呂タイムを楽しい時間に!

苦手なシャンプーを克服して、お風呂タイムを楽しい時間に!

子どもがシャンプーを嫌がる大きな理由は「水が怖い」「シャンプーが目や鼻に沁みて不快に感じる」ことです。苦手な理由を理解して、子どもそれぞれに合わせた対処ができるとよいですね。

【引用】
(※1)文部科学省「小学校体育(運動領域)まるわかりハンドブック/水遊びについて~浮く・もぐる遊び」
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/07/06/1306084_06.pdf
(※2)ブルーシー・アンド・グリーンランド財団「 私のカナヅチ対策エピソード~香美町香住B&G海洋センター 北村麻理さん~」
https://www.bgf.or.jp/machirepo/kanazuchi/kasumi.html
(※3)桜花学園大学保育学部研究紀要 第15号 2017「幼稚園・保育所における水遊び・水泳指導の実態と小学校体育「水泳」との系統性・連携について」
https://ohka.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=16&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

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