秋を感じる寒さになってきましたね。
お散歩中に、どんぐりや松ぼっくりが落ちていることも…。
子どもたちが夢中で拾い集める姿はほほえましいもの。せっかくなら、集めたどんぐりや松ぼっくりを使って、親子で工作してみませんか?
今回はどんぐり&松ぼっくりが、子どものアイデアでどんどん広がる「カラフルリース」と、材料&準備がより簡単な「松ぼっくり帽子ちゃん」に変身!
長く保存するための、お手軽処理方法も最後にご紹介します。
アイデア・製作・写真・イラスト:おおしだいちこ
クリスマスまで飾れる! 【カラフルリース】
【用意するもの】
- どんぐり
- 松ぼっくり
- 段ボール
- 絵の具(水彩・アクリル)
- 木工用接着剤
- 紙コップ(小さい試飲用が扱いやすい)
- 綿棒
- ビーズ、スパンコールなど(装飾用)
【作り方】
保護者の下準備1
段ボールをリースの形に切り出します。
カッターか、段ボールカッターが切りやすくておすすめです。
※型紙は、下記よりダウンロードできます(PDF・A4でプリントして使えます)。
リース型紙
上部に穴を開けてひもを通します。
保護者の下準備2
子どもが絵の具を混ぜるときに使う紙コップを、扱いやすいサイズにカットします。
切り込みを入れて、高さを低くします。
(1)絵の具を混ぜよう!
お子さんと一緒に選んだ絵の具と木工用接着剤を、準備した紙コップに入れ、綿棒で混ぜます。
木工用接着剤と絵の具は、4:1くらいです。
*アクリル絵の具の白と赤を混ぜているので、仕上がりがピンクになっていますが、水彩絵の具だけだと透明感のある赤に仕上がります。
アクリルの白を混ぜておくと、乾いたときに色が変わらないので、お子さんもイメージしやすいですよ!
使い捨てにできる綿棒は、筆より短いので子どもが握りやすい長さで、さらに松ぼっくりの間にもぬりやすいなど、メリットがたくさん!
(2)松ぼっくりを装飾しよう!
松ぼっくりに(1)を自由にぬって、乾く前にビーズやスパンコールをのせて装飾します。
もしうまくできないときは、松ぼっくりのかさの間にのせていくと安定するよと声をかけても。
2歳の弟くんもぬりぬりぬり…。いらない紙などを敷いて、松ぼっくりを置いて作業するとやりやすいようです。
ビーズをたっぷりつけたよ!
(3)リースに絵の具+接着剤をぬって、(2)を貼ろう!
段ボールのリースや、どんぐり、松ぼっくりに(1)をぬったら、貼っていきます。
どんぐりが立った!
5歳のお姉ちゃんは「ここに松ぼっくりを貼りたい!」と、目的をもってぬっていきます。
どの角度が安定するかな?
色にも配置にもこだわりがみえます。
2歳の弟くんも真剣です!
絵の具の混色の不思議さやおもしろさも感じています。
ビーズをもっと貼りたい!
夢中になって楽しく製作して…
ひと晩乾かしたら、完成!
おおしださんいわく、年齢や性格がよく表れた作品になったそうですよ。
お子さんのこだわりポイントがわかるかも!?
小さなお子さんにも簡単! 【松ぼっくり帽子ちゃん】
続いては、松ぼっくりを帽子に見立てた、「松ぼっくり帽子ちゃん」です。
【用意するもの】
- 松ぼっくり
- フェルト
- トイレットペーパーの芯
- 目玉シール、フェルト丸シール
- 毛糸
- 布にも貼れる両面テープ
※すべて100均でそろいます
【作り方】
保護者の下準備
トイレットペーパーの芯を半分に切り、それにそろえてフェルトを切ります。フェルトには両面テープを貼ります。毛糸は30cmくらいの長さに切っておきます。
カッターなどで切り込みを入れてから、ぐるっとカットするときれいに切れます。
剥離紙の端を折っておくと、はがしやすいです。
(1) トイレットペーパーの芯にフェルトを貼ろう!
巻いたフェルト部分が、体になります。
2~3歳のお子さんは、手を添えるなどのサポートをすると、自分で貼りやすいようです。
(2) 目や口を貼る
目玉シールや丸シールで、目や口を作ります。
種類や色を用意しておくと、お子さんの好みで選べますね。
丸シールの目を選んだお姉ちゃん
弟くんはこちら!
どれどれ…
体に毛糸を巻くときは、巻き始めを両面テープで留めておくとやりやすいそう。
巻き終わりは、保護者が、巻いた毛糸の下に挟み込んで留めましょう。
(3) 松ぼっくりに毛糸を巻こう!
好きな色の毛糸を選んで、松ぼっくりにひっかけるようにして巻いていきます。
2~3歳のお子さんでも、引っかけるコツをつかめば巻けますよ♪
(4) 帽子をかぶせよう!
いよいよ、帽子と体の合体です。
かわいくできてうれしい!
完成!
おおしださんのおうちでは、帽子屋さんふうに「私に似合う帽子をください!」「こちらお似合いですよ」と、帽子を入れ替えて遊んでいるようですよ。
やりとり遊びに発展する想像力が素敵ですね。
また、一度作り方を覚えると、2回目からは材料があれば、お子さんだけで作っていたそう。
おじいちゃんやおばあちゃんの分も作って、プレゼントしてみるのもいいかも?
どんぐり&松ぼっくりのお手軽処理方法
お気に入りの作品を長くもたせるために、事前に処理をするのがおすすめです。
ゆでたり冷凍したりといくつか方法はありますが、ここではゆでる方法をご紹介します。
拾うのはもちろん楽しいですが、水につけたり乾かしたりする工程も子どもたちは興味津々。
おおしださんのお子さんは、ゆでたてホカホカのどんぐりが乾くまで、毎日並べては観察して、「乾いてきたね~」と振って確かめていたそうです。
秋にたくさん拾えるどんぐり、松ぼっくりでさらに楽しんでみてはいかがでしょうか?
できた作品を飾れば、クリスマスも待ち遠しくなりそうですね。
この記事の監修・執筆者
子ども向けの工作や、赤ちゃん向けのおもちゃの製作アイデアなどを、雑誌や書籍で提案している。
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