
猛烈な暑さが続いた8月も過ぎ、子どもたちの学校が始まった今……やっと一息ついたのもつかの間⁉ 夏の疲れにトドメをさしてくるような、ママ友の存在にげっそり…なんてことになっていませんか?
ここでは残暑な今、ママ友付き合いで❝あるある❞な、ママたちの“げっそりエピソード”をご紹介します。みなさんの周りにはこんなママ友……いませんか?
イラスト/伊東ぢゅん子 ※こそだてまっぷ編集部調べ
聞いてないのに……旅行自慢の嵐!
私は暑さにとても弱い体質で、頑張りすぎるとすぐに体調を崩してしまうので、子どもたちには申し訳なく思いつつも我が家の夏は、アクティブなレジャーや長期旅行は控えめなんです。ある幼稚園時代のママ友は、私の事情を知っていながら、いつも会うたびに無配慮な言葉をかけてきます……。「今年はうち、シンガポールと香港に行ってきたよぉ♡ ○○ちゃんファミリーは? ……今年もどこも行ってないの? せっかくの夏休みなのにずっとおうちステイ⁉…」もう、話し方から腹が立つんですが!! 私が❝夏❞に弱いことは、これまでも何度も話しているのに。こちらの事情を無視して、うちの夏休みがイマひとつみたいに話をしてくるママ友(怒)! 放っておいて!! (40才・Mさん)
「お返しに5000円以上出費…」気後れするようなお土産に戸惑い
うちの姉弟(小4・小2)と2人とも同じ学年というつながりから、ずっとお付き合いのあるママ友からもらう帰省や旅行のお土産が異常に豪華で困っています。お中元⁉みたいなレベルの箱に入った帰省先の銘菓や、旅行先の工芸品や特産品も逸品ばかりで、「なかなか手に入らないものだから、朝から並んだんだよ~」など、その土産を買うまでの苦労話もセットで土産話として聞かされます。でも、ご家庭の感じからしても、特段裕福な家庭というわけではなく、ただプレゼントのやりとりが好きなママ。一度、あまりに高価そうなもので断ったこともあったのですが「○○ちゃんママは特別だから♡」と言われてしまい、今に至ります。今ではお返しに同金額相当のものをデパートへ行って探す、夏休み明け……。5000円以上もお返しに使うぐらいなら、自分で欲しいものを買いたいのに! って思ってしまいます。(39才・Oさん)

「ワンオペで大変!」と、猛アピール
1年生で同じクラスになり、子ども同士が仲良くなったので、交流が始まったママ友。先日、近所のスーパーで遭遇。すると「夏休みもうち、ワンオペで本当に大変なの! パパが海外赴任だから土日もいなくて……」と、❝ワンオペ大変アピール❞をしてきました。「うちは私一人で何でもやらなきゃいけないから!○○くんちはパパが毎日帰ってきていいよね」「パパが不在だからおでかけも遠くに行けなくって……」「子どもがワガママ言うんだけどワンオペだから…」と、とにかくワンオペ育児がどれだけ大変かをマシンガントークし、ワンオペに関係ないことまでワンオペのせいにしがち。私は「またか……」と心の中で思いながら頷いていますが、聞くだけで疲れちゃう。別に、比べるわけじゃないけど、このママ友は女の子のひとりっ子。一方うちは3人兄妹で、夫は完全な単身赴任ではないけれど、出張で数日~1週間ほどの不在も多く、そのあいだはフルワンオペなことだってざらにあります。ぶっちゃけ「多くのママがそれなりにワンオペ育児だし、家事・育児は子どもの人数や性格とかで大変さはそれぞれ。大変なのは、あなただけじゃないからー!」って、いつも心の中でボヤいています。(45才・Cさん)
「よその子は育つのが早いよね~!」と目の前で言い放つ⁉
登校班が同じ子のママと、夏休み明けに久々に顔を合わせたときのこと。登校班が一緒だから、毎朝顔を合わせていた子とも約1か月間会っていなかったので、日焼けしたり髪が伸びたり、そしてなんだか顔つきや雰囲気が変わったり。夏休み明けは、そんな変化から子どもたちの成長を感じる瞬間です。そんなとき「ほんと、よその子は育つのが早いよね~!」と言い放ったママ友。一応、うちの息子と同じ学年で、子ども同士が仲良しだからと、ママとも交流しながら、成長を共に分かち合ってきた……つもりでいた私でしたが、面と向かって「よその子」と言われると……何というか、言葉のチョイスにモヤモヤしちゃいました。(41才・Jさん)
「いくら出費した⁉」金銭面のこと探りすぎ!
休み明けに、ママ友ランチをしたときの話。❝夏休み、どこ行って何してた?❞を4人のママと口々におしゃべりしていたところ「そのホテル1泊いくらかるの?」「あの有名なレストランに家族全員で行ったの?!ジジババがスポンサー?」「ファミリーでハワイ⁉ 何泊?飛行機代とか入れたら総額どれくらいかかった?」と、とにかく金銭面の会話ばかりに食いつくママ友。みんな最初は、「1泊○万円くらいだったかなぁ」などちらほら答えてはいたけれど、だんだん会話の雰囲気が「……。」となってきてしまって。それでも「やっぱり夏休みって、いつも以上に出費しちゃうよねぇ~」と、お金の話ばかりしたがるママ友に、ドン引きしちゃいました。(35才・Mさん)

「小3で夏期講習は当たり前!」塾マウントがスゴイ…
息子(小3)はおっとりした性格で、勉強もマイペース派。だから塾や中学受験を今のところは考えていません。なのに、同い年の男の子がいる保育園からのママ友は「うちはこの夏、塾の夏期講習みっちり行かせたよ。○○くんは小さい頃からおっとりさんだよね? そろそろ通い始めないと…だと思うよ! うちの子の塾、紹介制度あるからすぐ紹介してあげられるよ。いつでも言ってね!」って。「…」って、この間は何⁉ あたかもうちの子は❝早めに塾へ行かないと勉強に遅れて危険!❞みたいなテンション(怒)! ホント余計なお世話! (39才・Kさん)
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塾の組分けテストの結果で険悪な夏に…
中学受験を控えた娘(小6)。いよいよこの夏が勝負を分ける時期! ということで、通っている塾では7月に組分けテストがありました。このテストで夏期講習のクラスが決まったのですが、これまで同じクラスだったYちゃんとクラスが分かれ、うちの娘が上位クラスへ。それを知ったYちゃんのママから突然長文のラインが…。【うちの娘が○○ちゃんにイヤミなことを言われて傷ついています。上位クラスに上がったからって、上から目線なことを○○ちゃんがうちの子に言ってくるということは、ご家庭でも親子でそういう会話をされているからでは?!】と、まったく身に覚えのないお叱り⁉のようなメッセージが…! 娘にすぐ確認しましたが、娘は「クラスが変わってから、Yちゃんは私を避けている感じで話してないよ」とのこと。親としては娘の言うことを信じてあげたいです……。でも娘とYちゃんの間で、どんなやりとりがあったかという事実は、今のところまだわからないけれども、いきなりこんなメッセージを送りつけてきて、うちの親子の会話まで勝手に妄想して否定してくるなんて……。解決できる気がしない。相手にするのもげんなりです。(48才・Hさん)
バレエの発表会でプチ比較ばかりするママ
小2の娘はバレエを習い始めて約1年がたち、この夏に発表会がありました。同じ学年のAちゃんは幼稚園から習っているので娘よりはバレエ歴が少し長いけれども、今回の発表会では同じ配役に。するとAちゃんママから「○○ちゃんの立ち位置、センターでうらやましいなぁ~」「○○ちゃん、先生に褒めてもらってたね!うちの子なんて全然だよー……」「うちの子がね、衣装の色を○○ちゃんの色の方が可愛いって言ってて……替えてもらえたりしないかな??(すべて先生が配役・配置・衣装カラーなどを決定している教室なのに)」など、どうにも返事をしづらい会話ばかり。しまいには「もしかして先生とお知り合いだったりするのかな?」と、まるでうちが先生とコネでもあるのかと言わんばかりの質問までされる始末。もちろん何もありません……(汗)。かぶせてくるようなマウントをとってくるわけではないけれど、なんだか変に気を遣わなきゃいけなくて、すごくストレスです。(38才・Iさん)

海外カブレになって一時帰国したママ友
息子(6年生)の同級生Rくんは、2年前にパパさんの仕事の都合で一家でマレーシアへ。そのママがこの夏に一時帰国するとのことで会ったのですが……。「日本の中受って、ホント大変みたいよね~。(もうすぐ帰国予定だから)うちはスルっと私立の帰国枠狙いか、ダメだったらそのままインター行かせちゃおっかなぁって感じかなぁ~」と、なんだか教育意識は高めだけれど、鼻にツく話し方。そして何かと海外志向で、「日本ってさ~」と海外と日本を比較して、日本にまつわることを常に否定的なニュアンスで話をしてくるので、もううんざり。『そんなに海外がよければこのまま海外生活を続ければ? 日本に帰ってこなくてもいいんじゃない?!』と心の中でずっと叫んでいました。(44才・I さん)
子どもから解放されたママたちの愚痴に付き合うのがストレス!
私はフルタイムワーカーなので、夏休みも学童を利用して、普段通りに仕事をしていました。だからかあまり❝子どもたちとガッツリいっしょに過ごした夏休み❞という実感がありません。でも我が家は我が家なりに、土日はプールやキャンプに行き、夏を楽しく過ごせました。ですので長期休み明けといったら、ご近所のママ(専業・兼業ママ)たちの井戸端会議やティータイムなどで絶対に話題に上がる❝夏休みは色々大変だった❞愚痴トーク(夕方の習い事や塾の送迎・待ち時間)。これに少々でも付き合わなきゃいけない場面が……正直、いちばん厄介です。(46才・Sさん)
いかがでしたか? ママ友のモヤモヤエピソードは尽きませんね。ママ友付き合いに疲れすぎないよう適度に距離をおくなどして、残暑をすごしていけるとよいですね。
この記事の監修・執筆者

未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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