夏の家族の予定は決まりましたか?
家族の休みを合わせて、ファミリーキャンプを企画しているご家庭も多いのではないでしょうか。
今回は、キャンプを楽しみながら、夏休みの自由研究もできる一石二鳥のアイデアをご紹介します。
文/こそだてまっぷ編集部
テントを組み立てよう
キャンプ中の生活の場となるテントを、子どもが中心になって組み立てて、その手順や道具、テントの特徴などをまとめて自由研究にしましょう。
テントを組み立てる前に、手順を確認し、テントを固定するためのペグ(杭)など必要な道具をそろえて、使い方を確認しておくとよいですね。
テントの種類には、軽くてコンパクトに収納できるドーム型テント、寝室と椅子やテーブルが置けるリビングルームが備わったツールームテント、中央を1本のポールで支える円錐型のワンポールテントなど、さまざまなものがありますが、テントはどんなタイプのものを使っていますか? そのテントの優れた点、選んだ理由なども盛り込めば、自由研究の内容も広がります。
[自由研究]まとめのヒント
次のようなことを、画用紙や模造紙に書いてまとめます。キャンプの時に撮っておいた写真をたくさん貼れば、わかりやすく紹介することができます。
●テントの種類(ドーム型テント、ワンポールテントなど)
●テントの特徴(軽量で、はっ水性に優れているなど)
●テントを張った場所とその理由(水はけのよい場所。理由は雨が降って、テントの中に流れ込むと大変だから など)
●組み立てる順番(①テントの入り口の位置を決める ②テントを敷く……)
●使った道具
●組み立てるのにかかった時間
●テントを組み立てた感想
たき火に挑戦
キャンプならではの楽しみとも言えるたき火。火をおこすところから挑戦し、たき火を楽しんで自由研究にしませんか?
家族で安全にたき火を楽しむためには、たき火台の使用をおすすめします。薪がたき火台の外に落ちないサイズで、簡単に倒れない、安定感のあるたき火台を選びましょう。
次に基本的な火のおこし方を紹介します。火を点けるキットなども販売されているので、たき火に初めて挑戦する、まだ慣れていないなどの場合は取り入れてみるのもよいでしょう。
火のおこし方
①たきつけ用の落ち葉や小枝、松ぼっくりを集め、たき火台に乗せ、ライターで下の方から火をつける。
②火が消えないように、落ち葉を追加し、火が大きくなってきたら小枝を追加し、火を大きくする。
③火が大きくなってきたら、細めの薪をくべていく。
④細めの薪に火がついたら、薪と薪にすき間をつくるようにしながら太い薪を置いていく。太い薪に火がつくまで、小枝や細めの薪を足す。
⑤太い薪に火がつけば、たき火のできあがり。
たき火が安定したら、スモア(たき火で焼いたマシュマロを、チョコレートとともにクラッカーで挟んだスイーツ)を作ったり、アルミホイルで包んだサツマイモを入れて焼き芋を作ったりして楽しみましょう。
[自由研究]まとめのヒント
次のようなことを、画用紙や模造紙に書いてまとめます。キャンプのときに、たき火のために集めた落ち葉や小枝、薪の量も控えておきましょう。
●たき火に必要なもの
●火をおこす手順
●火を大きくするための工夫
●たき火で調理したもの
●たき火に挑戦した感想
※たき火はやけどという大きな危険が伴いますので、十分に注意が必要です。たき火をするときは、多少の火の粉が飛んできても溶けない難燃素材のウェアを着用すると安心です。また、たき火の周囲でふざけない、たき火の近くにものを置かないなど、ルールを決めて家族で確認しましょう。そして、必ず大人と一緒に行い、火が消えて危険がなくなるまで、大人が番をしてください。
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樹木の葉を集めよう
キャンプ場の周りの自然を自由研究に生かしましょう。おすすめは、できるだけたくさんの種類の樹木の葉を集めることです。
集めた葉を植物図鑑などで調べると、木の種類がわかります。葉の写真を撮れば、種類がわかるスマートフォンなどの植物図鑑アプリもあります。
自分のテントの周りにどんな木が生えているか調べ、絵を描くのもおもしろいですね。
次に、その葉を使ってガーランド(ひも状の装飾品)を作ってみましょう。
木の葉ガーランド
麻ひもを用意します。長めに切った麻ひもに、短く切った麻ひもで集めた葉を吊り下げて、ガーランドを作ります。できたらテントに飾ってもよいですね。
[自由研究]まとめのヒント
見つけた葉でミニ植物図鑑を作ってみましょう。葉は乾燥して丸まってしまうこともあるので、写真に撮ったり、スケッチをしたりしましょう。
●どの木の葉か調べる。
●葉の絵や写真と一緒に、葉の特徴を書く。
●自分のテントの周りにどんな木が生えているか、木の特徴も調べて書く。
●葉を集めた感想を書く。
今回は、ファミリーキャンプで楽しみながらできる自由研究のアイデアを紹介しました。他にもキャンプならではのアイデアとして、作った料理のレシピを書いたり、キャンプ日記を書いたり、周囲の自然や釣った魚の絵を描いたりしてもよいでしょう。普段キャンプでやっていることも、視点を変えると自由研究に取り入れられるかもしれません。紹介したアイデアを参考にしながら、お子さんと新しいアイデアも出し合ってみてくださいね。
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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