【東日本編】電車や鉄道を楽しめる! 子どもと行ける鉄道展示施設7選

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本物の蒸気機関車(SL)や電車を間近で見られる展示施設は、鉄道好きや電車マニアの子どもに人気のお出かけ先のひとつ。今回は、東日本エリアから特にオススメの7施設をピックアップしてご紹介します。

鑑賞に関する注意点や、持っていくと役立つアイテムなどもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

文/マムズラボ

目次

鉄道展示施設ってどんなところ?

鉄道展示施設ではどのようなものが展示され、どのような体験ができるのでしょうか?

展示されているものは?

鉄道展示施設には、電車、蒸気機関車、新幹線などさまざまな実物車両をはじめ、大型の鉄道ジオラマ運転指令室を再現したコーナー電車のヘッドマークやレールの実物などが展示されています。

そのほか、鉄道や電車について、技術や歴史を学べる資料などが公開されているところもあります。

どんな体験ができる?

実物車両の展示を行っている施設では、各車両の内部の見学が可能なところが多くあります。当時の面影が残る座席や運転席に座ったり、部品などを間近で見ることができます。

また、運転体験ができるシミュレータや、ジオラマを走る模型列車を運転することができる施設もあります。

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鑑賞時の注意点やお役立ちアイテム

鉄道展示施設は公共の施設のため、マナーを守った鑑賞を心がけましょう。鑑賞するときの注意点や、持っていくと役立つアイテムなどをご紹介します。

鑑賞時の注意点

施設には、国の重要文化財に指定されている貴重な展示物やジオラマなど、繊細な展示物が多くあります。触ってもよいものと、触ってはいけないものがあることを、事前に子どもに説明しておきましょう。

お役立ちアイテム

子ども連れだと荷物が多くなりがちなので、施設にロッカーがある場合は荷物を預けると動きやすくてオススメです。鑑賞中に使用するサブバッグと、ロッカーに使用する100円玉も準備しておきましょう。

サブバッグには、入館チケットや施設マップなどをしまうA4サイズのクリアファイルを入れておくと、紙類をまとめられるので便利です。

屋外に展示がある施設の場合は、日傘、帽子、日焼け止めなどの日よけグッズがあると安心ですね。

東日本エリアのオススメ鉄道展示施設7選

東日本エリアにある、日本最大級の規模を誇る鉄道展示施設を含むオススメの施設を7か所ご紹介します。

施設によっては、新型コロナウイルス感染拡大などの状況次第で休館するところや、完全事前予約制のところもありますので、前もって確認してくださいね。
※2022年8月時点の内容になります。

【北海道三笠市】三笠鉄道村

北海道鉄道発祥の地である北海道三笠市にある、昭和62年にオープンした博物館です。明治15年、日本で3番目に開通した幌内鉄道の歴史や文化保存を目的にしています。三笠鉄道記念館のある「幌内ゾーン」とクロフォード公園のある「三笠ゾーン」の2ゾーンで構成されています。

「幌内ゾーン」では、実際に道内各地を走っていたさまざまな車両を展示してあるほか、本物の蒸気機関車「S-304号」「C12形」「9600形」などを展示。明治・大正・昭和期の貴重な資料や実際に使用された時刻表・制服・SL部品・信号機など貴重な資料も公開されています。「D51」や「弁慶号」などのSL模型も見ることができ、ミニ新幹線が走っていることもあります。

また鉄道記念館の向かいには、特急専用の食堂車として活躍した車両を利用したレストラン「きっちんポロナイ」もあり、食堂車で食事を楽しむこともできます。

「三笠ゾーン」にあるクロフォード公園には、当時の外観を再現した幌内太駅(ほろないぶとえき)を中心に「キハ82」「D51」などの貴重な保存車両を見ることが可能です。

トロッコで廃線を運転体験できる「三笠トロッコ鉄道」もあり、親子で乗車できる「エンジン付きの体験トロッコ運転(往復5km)」「幌内線・展望トロッコ客車・展望SL列車の旅(往復5.6km)」なども人気です。

入場料高校生以上:530円
小・中学生:210円
営業時間9:00~17:00
休館日毎週月曜日
(月曜日が祝日の場合は翌平日)
冬季間休館:10月16日~4月15日
住所北海道三笠市幌内町2丁目287
公式サイトhttp://www.s-304.com/

【北海道小樽市】小樽市総合博物館・本館

北海道を代表する50両もの鉄道車両が保存・展示されている総合博物館です。本館と運河館の2つの施設があり、鉄道展示は本館にあります。

鉄道記念物に指定されている蒸気機関車「しづか号」をはじめ、重要文化財旧手宮鉄道施設「機関車庫三号」が一般公開されており、電気機関車やディーゼル車の見学のほか、一等客車の車内見学ができます。
夏期は、100年以上の歴史を誇るSL「アイアンホース号」に乗車することもできます。

北海道鉄道の歴史を紹介する常設展示もあり、準鉄道記念物の北海道鉄道開通起点標柱、レンガ造りの機関車庫や転車台、貯水槽などの重要文化財が見られる貴重な施設です。

そのほか、プラネタリウムや体験を通して学習できる科学展示室があったり、簡単な実験や工作体験ができる催しも行われています。

入場料一般:400円(冬期300円)
高校生・市内在住の70歳以上の方:200円(冬期150円)
中学生以下:無料
営業時間9:30~17:00
休館日火曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
住所北海道小樽市手宮1丁目3−6
公式サイトhttps://otaru.gr.jp/shop/otarumuseum

【秋田県鹿角郡】小坂鉄道レールパーク

平成21(2009)年に廃線となった小坂鉄道の構内設備や線路をそのまま活かした鉄道のテーマパークです。明治42(1909)年開業の「旧小坂駅舎」では、明治時代の駅の風景が再現されています。

昭和37(1962)年に建築された「機関車庫」ではディーゼル機関車「DD130形」ラッセル車「キ115」などが展示されています。「車両展示場」では「貴賓客車」や県指定有形文化財の蒸気機関車「11号」のほか、寝台特急「あけぼの」のオハネフ24(B寝台開放)の車内を一般公開しています。
「観光トロッコ(往復約500m)」「レールバイク(往復約250m)」で乗車体験も可能です。

また上野~秋田・青森方面で活躍した寝台特急ブルートレイン「あけぼの」の本物の車両に宿泊できる施設もありますが、現在は宿泊営業を中止しています。再開などについては公式サイトを確認してみてくださいね。

入場料※施設見学/駅舎・車両展示場・機関車庫
大人(高校生以上)個人:550円
小人(小・中学生)個人:270円
幼児:無料(保護者同伴にかぎる)
営業期間2022年4月1日(金)~11月23日(水・祝)
※年により変動
営業時間9:00~17:00(最終入場16:30)
休館日毎週火・水曜日
住所秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川20-9
公式サイトhttp://kosaka-rp.com/

【埼玉県さいたま市】鉄道博物館

国内最大級の「鉄道ジオラマ」が展示されている鉄道博物館です。「C57形蒸気機関車」や、はやぶさ・はやて・やまびこなど人気の新幹線車両「E5系」の展示のほか、在来線「211系」「E233系」、山手線内回りの実写映像を使用した「205系」運転シミュレータや、在来線「209系」の車掌シミュレータなどを体験することができます。

「車両ステーション1Fは36両の車両が展示されている大型展示室で、蒸気機関車「1号機関車(150形)」「弁慶号機関車(7100形)」「善光号機関車(1290形)」のほか、電気機関車、客車、電車、新幹線電車、気動車、貨車、御料車など時代を彩ったさまざまな車両が展示されており、国指定重要文化財・鉄道記念物もたくさん公開されています。

1Fの「ミニ運転パーク周辺」では「キッズプラザ」(一部中止のものあり)「ミニ運転列車」など、小さな子どもも楽しめる。新幹線電車「E514形(E5系電車モックアップ)」「411形(400系電車)」「E153形(E1系電車)」の展示のほか、屋外には鉄道をモチーフとした遊具が設置された「てっぱくひろば」や乗車体験ができる「ミニはやぶさ号」もあります。

ディスプレイ付簡易運転台を使い運転士体験ができる「運転士体験教室」、鉄道車両の魅力を学べる「てっぱくシアター」や、鉄道にまつわる文化や駅弁・駅そばといった「食」などを実物や情報端末で展示する「鉄道文化ギャラリー」なども必見です。

入館料一般:1,330円
小中高生:620円
幼児(3歳以上未就学児):310円
※入館券は指定のコンビニエンスストアで事前購入
営業時間10:00~17:00(最終入館は16:30)
休館日毎週火曜日(火曜日に開館する場合あり)、年末年始
住所埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47
公式サイトhttps://www.railway-museum.jp/

【東京都江戸川区】地下鉄博物館

地下鉄の歴史や技術について知ることができる、日本唯一の地下鉄専門の博物館です。

国の重要文化財指定「地下鉄車両1001号車」、「丸ノ内線301号車」、「東京高速鉄道129号車」の展示や、「銀座線01系車両」の部分展示を行っています。地下鉄を作る様子が学べる3Dシアターや総合指令所の指令体験などもできます。

「地下鉄プレイランド」では本物の電車の運転台が操作できる運転シミュレータがあります。体験できる路線は銀座線、有楽町線(半蔵門線)、東西線(日比谷線)が週替わりで登場します。地下鉄の走行シーンが見られるジオラマやクイズコーナーなどもあります。

イベントなどの情報については公式サイトで確認してみてくださいね。

入場料大人:220円
こども:100円(満4歳以上中学生まで)
営業時間10:00~17:00(最終入館は16:30)
休館日毎週月曜日(祝日・振替休日となる場合、その翌日)
年末年始(12月30日~1月3日)
住所東京都江戸川区東葛西6丁目3−1 東京メトロ東西線葛西駅高架下
公式サイトhttps://www.chikahaku.jp/

【東京都墨田区】東武博物館

東武スカイツリーライン東向島駅に隣接しており、1897(明治30)年に開通した東武鉄道の歴史や文化を学べる博物館です。蒸気機関車「5号」「6号」木造の「デハ1形5号」電気機関車「ED101形101号」「ED5015号」路面電車 日光軌道「203号」特急電車「1720系デラックスロマンスカー」「5700系5701号」などが展示されています。

東武鉄道本線「50050系」東武東上線「8000系」やバスの運転シミュレータがあったり、蒸気機関車が走るようすを見られる「SLショー」などもあります。

関東平野をイメージした大きなジオラマでは、模型電車が走るパノラマショーが開催されているほか、模型電車の運転体験もできます。
東武スカイツリーラインの電車を至近距離から見られる「ウォッチングプロムナード」は、普段見ることができない角度から走行中の電車が見られるスポットで人気です。

電車や駅で使用していた本物の機器や部品などもたくさん公開されています。

入場料大人
200円(交通系電子マネー)
210円(現金)
子ども
100円(4歳~中学生)
営業時間10:00~16:30(最終入館は16:00)
休館日毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は、その翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
住所東京都墨田区東向島4丁目28−16
公式サイトhttps://www.tobu.co.jp/museum/

【東京都青梅市】青梅鉄道公園

鉄道開業90周年記念事業として1962年にオープンした、実物の鉄道車両を中心に保存展示している公園施設です。蒸気機関車の展示が充実しており、「D51形」「E10形」「5500形」「2120形」「9600形」「8620形」「C11形」などが設置され、多くの運転室を見学することができます。そのほか、国指定重要文化財の電気機関車「ED16形」電車「クモハ40」新幹線「0系」などの実物車両も展示されています。

公園には自分で自由に動かせる踏切が設置されています。記念館には、80分の1の大きさの「模型鉄道パノラマ」、ブルートレインのヘッドマークコーナー、鉄道車両模型の展示、遊べる運転台などがあります。

入場料小学生以上:100円
70歳以上:無料
営業時間10:00~16:30(最終入館は16:00)
休館日月曜日(祝日・振替休日の時は、その翌平日が休館)
年末年始(12月29日~1月2日)
住所東京都青梅市勝沼2丁目155
公式サイトhttps://www.ejrcf.or.jp/ome/

鉄道展示施設で、電車や鉄道をもっと学ぼう

鉄道展示施設では、車両を見たり電車体験を重ねたりしながら、鉄道が歴史とくらしを支えていることを学べます。明治・大正・昭和の時代を感じることができるたくさんの展示は、大人も楽しめるのではないでしょうか。ぜひお出かけして、親子で電車や鉄道に触れてみてくださいね。

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