【医師監修】手足口病ってどんな病気?~熱や発疹、かゆみはあるの? 症状から家でのケア、予防対策も~【大人も要注意】

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【医師監修】手足口病ってどんな病気?~熱や発疹、かゆみはあるの? 症状から家でのケア、予防対策も~【大人も要注意】

「手足口病」は乳幼児がかかりやすい病気のため、お子さんを持つママやパパにはよく知られた病気です。

夏を中心に増加し、7月下旬ごろに流行のピークを迎えます。しかし時期がずれて秋や冬に突然流行することもあります。新型コロナウイルスがやや落ち着いてきたところに、別のウイルスが猛威をふるい始めた、とも考えられています。

手足口病は子どもにだけでなく、大人にもうつるので注意が必要。そして大人が感染すると重症化しやすいといわれます。

具体的な症状や家でのケア方法、そして予防対策などを知っておきましょう。

監修/渋谷紀子(総合母子保健センター愛育クリニック 小児科・母子保健科部長)

目次

手足口病の主な症状~手足、口内に発疹があらわれ、熱がでることも~

手足口病の主な症状として、次のようなものがあります。

●赤い発疹ができる

・手のひらや足の裏、舌やのど、ほおの内側など
・米粒ほどの大きさ
・おしり・ひじ・ひざなどにもできる場合や、手・足・口の一部にだけできる場合もある

●水泡ができる

・手のひらや足の裏、舌やのど、ほおの内側など
・米粒ほどの大きさ
・手足にできた水疱は、痛みやかゆみは特になし
・口の中の水疱はつぶれて潰瘍(かいよう)になるので、しみて痛む

●38~39℃の発熱(発疹と同時、または先行して)

・2~3日の間続くこともありますが、熱がでないこともある

まれに、脳炎や無菌性髄膜炎、心筋炎などの合併症を起こすことがあります。
頭痛、けいれん、おう吐がひどいなどの症状が見られた場合は、合併症の可能性があるので、早めに病院を受診しましょう。

手足口病はうつる?

接触・飛沫感染でうつります。
園に通っていると、一人が感染すると流行してしまうことがあります。

治療や、家でのケアは?~水分を補給しながら回復を待つ~

経過観察と症状に合わせた対処が、主な治療となります。
合併症を起こさなければ、1週間ほどでよくなるでしょう。

口内でつぶれた水疱が潰瘍になると痛みを伴います。
離乳食や食事は、熱いもの、酸味があるものや塩味が強いものなどは避けましょう。
お子さんの食欲が落ち機嫌が悪くなることもあります。
潰瘍がひどく、痛みのために食べたがらないときは、無理に食べさせなくて大丈夫です。
麦茶や湯冷ましなどで、水分をしっかり補給してあげてください。

手足口病の予防対策~手洗いをしっかりと~

手足口病に効くワクチンはなく、予防できる薬もありません。
原因となるウイルスは、接触や飛沫で感染します。
そのため、親子とも手洗い・うがいをしっかり行うことが大切です。

また、手足口病の原因となるウイルスは、回復後も2~3週間は便から排せつされます。
治ってからも、おむつ替えの後には念入りに手を洗い、周囲にうつさないように注意しましょう。

保育園・幼稚園の登園の目安は?

熱が下がり、口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれるようになれば登園OKです。

参考:
『0-5歳児 病気とケガの救急&予防カンペキマニュアル』(学研教育みらい)
厚生労働省『手足口病に関するQ&A』

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