成功?失敗⁉ わが子の気持ちの切り替え法:事例編〔第1回 先輩パパママに聞いた、わが子の気持ちの切り替え法〕 

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成功?失敗⁉ わが子の気持ちの切り替え法:事例編〔第1回 先輩パパママに聞いた、わが子の気持ちの切り替え法〕 

子どもは、入園・進級、きょうだいの誕生、引っ越しなど、環境が変わることで心への影響がおこることがあります。
また、はっきりした原因がなくても、次の行動に移るまでの気持ちの切り替えができずに、なかなかごはんを食べなかったり、かんしゃくをおこしたりすることもあります。
先輩パパママが子どものこうした行動に対して、どのような働きかけをし、どのような結果となったのか、4つの事例を紹介します。

イラスト/YUU 文/こそだてまっぷ編集部

目次

事例① 新しい保育室と友だちに緊張して保育室に入れない

(当時3歳・男)

4月に3歳児クラスにあがった当時、登園時になかなか保育室に入ることができず、固まっていました。これまで通った2階から1階の保育室に変わったこと、保育室が広くなって上履きを履くようになったこと、新しい友だちが増えたことなど、雰囲気がガラッと変わったことが原因だと思います。子どもたちのこうした行動に慣れている先生たちが、抱っこして保育室へ連れて行ってくれました。これがしばらく続きました。

〔わが家の解決法〕登園時のストレスは降園後の寄り道で解消

先生に促されて保育室に入ってしまえば、困らせることはないようでしたが、降園後まっすぐ家に帰りたがらなくなってしまいました。でもこれは新しい環境でがんばっているストレスからだと受けとめました。「公園で遊びたい」「買い物してから帰りたい」というわがままには、帰り道に公園に寄って「ブランコ10回だけね」「じゃあ、お肉買って帰ろう」などと、あらかじめ約束して寄り道をするようにしました。すると気持ちが落ち着いたのか、新しい環境にもじょじょに慣れていき、わがままは減っていきました。

事例② どこに行っても帰るときに泣く、たたく!

 (当時3歳・男)

公園やおもちゃ屋さんに行ったときなど、「もうおしまいにして帰ろう」と言うと必ず、「嫌だー」とかんしゃくをおこして泣き叫び、ときには私をたたいて大変でした。子どもの気持ちに寄り添って、「嫌だったね」と代弁したり、「家に帰ったらおやつを食べよう」と他の楽しいことを提案したりしても効果なし。あまりに暴れるので、抱きしめることもできませんでした。

〔わが家の解決法〕 園長先生に相談してアドバイスを実践し、少しずつ改善へ

あまりにも困って私が少しうつ気味に。園長先生に相談すると3つのことをアドバイスいただきました。その様子を3週間ごとに園に伝え、3カ月実践することに。

1)親としてNGのことは、子どもが泣こうが叫ぼうが毅然と「NO」の姿勢をとる。

2)公園などに行く前は、「10回やったら帰るよ」などの約束をする。

3)かんしゃくをおこしてたたいてきたら、「お母さん、痛かったよ」「お母さんたたかれて、とても悲しかったよ」と、自分の気持ちを伝え、かんしゃくが続いても放っておく。

最初の3週間は何度も心が折れそうになったものの、少しずつかんしゃくをおこしている時間帯が短くなり、たたかれることも減り、手ごたえを感じました。

事例③ 集中するとまわりの声が聞こえない

(当時4歳・女)

年中なってしばらくすると、園での生活が楽しくなってきたのか、園で覚えてきたことをおさらいするように。すべり台やブランコが楽しかった日は公園でもひと通り遊びたがって、帰ろうとしませんでした。すんなり家に帰った日は、ハサミでチョキチョキと紙を切って輪飾り作りなどに没頭。こうなると絶対に手を止めないタイプで、ごはんも食べずに夢中で遊んでいました。これを容認していたら、夕食やおふろだけでなく、寝る時間までが遅くなってしまいました。

〔わが家の解決法〕 生活リズムに支障が出たことで本人が自覚

公園に行った日は、「6時になったら帰ろうね」「あと3回やったら帰るからね」など、一応約束はするものの、夕飯を作らないといけない時間ギリギリまでは公園で遊ばせていました。ハサミで輪飾りを作ったりするのは楽しそうなので無理には止めませんでした。でも、そのうち、生活リズムに支障が出てきたので、約束事を意識するように何度も声かけをしました。すると、ごはんの時間が少なくなること、寝る時間が遅くなって朝起きるのが大変であることを、本人が自覚するようになり、こちらの声かけに耳をむけてくれるようになりました。

事例④ 勝負ごとに負けると泣いて手におえない

(当時5歳・女)

家族でかるたやトランプをして遊ぶ習慣があるわが家。下の娘はとにかく負けず嫌いで、神経衰弱やババ抜きなど、勝負事をして負けると、とにかく泣いて泣いて手がつけられなくなります。毎回、1番になるまで付き合わされるはめに。ちょっとでも手を抜いて勝たせようものなら、「手を抜いた~」とこれまた大泣きで、気持ちよく終われないと、次の行動に切り替えるのが難しかったです。

〔わが家の解決法〕 あきらめて放っておいたら次第に減少

いくら「がんばったのに残念だったね」「がんばったから悔しいんだね」などと言ってなぐさめてもまったく効果なし。そのため、負けず嫌いだから仕方ないと放っておくしかなかったのですが、泣くだけ泣いたら自分で立ち直り、いつの間にかケロッとしていました。

他にも、雨が降ると園に行きたがらずグズグズして、なかなか園に行く気持ちに切り替えられない子、着替えやお風呂など子どもが面倒だと思うことに中々腰が上がりにくい子もいました。
ただ、家庭の事情によって、気が済むまで遊ばせたくても「早くして!」と急かさざるをえないこともあり、「放っておく」が成功か失敗かは一概には決められないようです。次回は、専門家の先生にアドバイスいただきます。

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