【知らぬ間に親も使っている⁉】子どもが乱暴なことばづかいをしはじめ時にオススメする6つの対策 

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子どもは、成長とともに、乱暴なことばも覚えるようになります。「アホ」「バカ」などの許容範囲のものから、「死ね」など大人もびっくりしてしまうようなことばを使ってしまうこともあるでしょう。では、子どもが乱暴なことばを使ったときはどう注意したらいいのでしょうか? 

今回の記事では、子どもが乱暴なことばを使ったときの対応方法をご紹介します。

文/マムズラボ

目次

突然子どものことばづかいが悪くなることがあるのはなぜ?

突然、子どもが乱暴なことばを使いはじめるとびっくりしてしまいますよね。そこには、どのような背景があるのでしょうか。

友だちやテレビ番組などの出演者のまねをする

突然子どものことばづかいが悪くなることは、幼児期によくあるケースです。お友だちやテレビ番組の出演者が言っていることを良い悪い区別なく覚えるようになり、まねしてみたくなるのです。

しかし、子どもにとっては悪意がないことが多く、ことばの正しい意味がわからないまま使っています。 

親のことばづかいをまねする

子どもは、周りの大人のことばをよく聞いています。子どもにとって最も身近な手本である保護者が乱暴なことばづかいをしていると、「自分もこういう言い方をしてもいいんだ」と思ってしまうのです。

また、ことばだけでなく、「何でできないの?」「〇〇しなさい!」といったキツイ口調にも注意が必要です。保護者が日常的に言っている口調はうつりやすく、きょうだいやお友だちにも言ってしまうことがあります。 

そのため、家庭でも保護者はことばづかいに気をつけましょう。 

オススメの記事:【小学生の保護者に聞た!】子どもが小学生になる前に決めておいたほうがよい“家族ルール”とは?

子どもが乱暴なことばづかいをしたときの6つの対応

子どもが乱暴なことばづかいをしたときは、どう対応すればいいのでしょうか。ここでは、具体的な対応方法を6つ解説します。

なお、子どもの乱暴なことばづかいは一過性であることがほとんどです。あまりにもひどい場合を除いては、過剰に心配する必要はないでしょう。 

怒るのではなく悲しむ

子どもが乱暴なことばづかいをすると、つい「やめなさい!」と怒ってしまいがちですが、それよりも効果的なのは悲しむことです。

乱暴なことばを使ったら、「ママ(パパ)は悲しいよ」「〇〇ちゃんがそんなことばを使うのはイヤだな」と悲しさを伝えることで、「ママ(パパ)を悲しませたくない……」と気づかせることができます。 

逆に、大人があまりにも反応すると子どもはおもしろがって繰り返すようになるので、許せる範囲のものは聞き流すようにしましょう。 

誰に・どこで言ってはいけないのかを教える

子どもが乱暴なことばを使うときは、家族や友だちだけではなく、周りの人の気持ちも考えるように教えることも大切です。公共の場所で悪いことばを使えば、聞いている人に対して失礼です。 

また、日常的に使っていることばは習慣となり、思わず口に出てしまうこともあります。そのため、習慣になる前に注意し、とくに目上の人に対しては丁寧なことばを使うよう意識させましょう。 

「誰に・どこで言ってはいけないのか」を具体的な例を挙げて説明することで、成長とともに、ことばを使い分けられるようになります。 

外に意識を向けさせる

乱暴なことばづかいをする子どもを叱るよりも、「ここでそんなことを言ったら周りの人たちはどんな顔をするかな?」と、子どもに自分のこと以外への意識を持たせます。そして、「乱暴なことばづかいは恥ずかしいことだよ」と教えてあげましょう。 

また、初めて会った人や仲良くなりたい人に乱暴なことばを使うと、「相手が自分を怖がって、仲良くなりたくないと思われる」と相手の気持ちを想像させます。そうすることで、自分のことばが相手に与える影響を考えられるようになります。 

別の表現方法を教える

子どもはまだ語い力が乏しく、自分の気持ちを上手に伝えられないことがあります。そのため、聞いていて不快なことばの代わりに使える、別の表現を教えてあげることが大切です。 

「うるせぇ」なら「静かにしてね」、「やれよ」なら「お願いできる?」と言い換えてあげます。やさしいことばに言い換えながら、「〇〇くんのことをやさしい人だと思ってくれるよ」と、子どもの魅力が周りの人にわかってもらえるということを伝えてあげましょう。

冷静に叱る

 「死ね」「殺す」など、本当に言ってほしくないことばを使ったときは、子どもの目をしっかり見て冷静に叱ります。乱暴なことばづかいは、相手をイヤな気持ちにさせたり、子ども自身が乱暴な性格だと周囲に誤解されてしまったりすることがあります。

「どうしてだめなのか」という理由をきちんと教えましょう。 そして、子どもがことばづかいを直そうとしたら、たくさんほめてあげることも大切です。 

親子の会話を大切にする

子どもが乱暴なことばを使わないようにするには、子どもとの会話が大切です。保護者もことばづかいに気をつけながらたくさん会話をすることで、自然とやさしいことばを使えるようになります。 

ストレスなどで乱暴なことばを使ってしまっている場合は、できるだけ子どもの気持ちに向き合ってあげましょう。ゆっくりと子どもの気持ちを聞いてあげてくださいね。 

過剰に気にせず、子どものことばづかいを見守りましょう

子どもが乱暴なことばづかいをしはじめると、保護者としては心配になってしまうこともあるでしょう。注意してもすぐに改善しないこともあるかもしれませんが、根気強く教えて見守ることが大切です。 

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