【生活リズムが乱れると学力にも影響する⁉】5、6歳児の生活リズムを整えるための方法5選 

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【生活リズムが乱れると学力にも影響する⁉】5、6歳児の生活リズムを整えるための方法5選 

5、6歳の子どもがいるママパパのなかには、子どもの生活リズムで悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

・来年小学生になるのに早起きできなくて、心配
・寝つき、寝覚めが悪くて早寝早起きができない
・我が子にお昼寝は必要ないと思うが、保育園ではお昼寝の時間があるため夜の寝つきが悪い

5、6歳の子どもは小学校入学に向けて、生活リズムを整えておきたいところ。生活リズムの乱れは心身だけでなく、実は学力面にも影響を与えるのです。

この記事では、5、6歳の子どもの理想的な生活リズムについてご紹介します。理想的な生活リズムに近づける方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

文/マムズラボ

目次

5、6歳児が生活リズムを整えるメリットとは

生活リズムを整えるためには、睡眠時間を適切に確保することが大切です。5、6歳児の睡眠時間を整えることで、次のようなメリットが期待できます。 

精神的な安定

睡眠をきちんと取ることで、脳の前頭葉がしっかり働くようになります。前頭葉は物事を考えたり、感情をコントロールしたりする働きを担っています。そのため、睡眠をきちんと取らず前頭葉が十分に働いていないと、イライラしたり、やる気がわかなかったりと、精神的に不安定な状態になることもあるのです。 

日常的に十分な睡眠時間を確保することは、気持ちの安定にとって大事な要素といえます。 

体の健やかな成長

睡眠は体の健やかな成長を促します。体を成長させたり、疲労を回復させたりする成長ホルモンは眠っている間に分泌されます。きちんと睡眠を取ることは、精神面だけでなく体の成長にとっても大切です。 

学習内容の定着

近年、脳内の記憶が整理・統合されるのは、睡眠中であることが明らかにされてきました。さらに、学習した次の日の睡眠時間中に、学習内容が長期記憶に移行することもわかっています。 

つまり、睡眠時間が短いと学んだことが脳内で整理されず、定着もされにくいということになります。さらに、睡眠不足では日中の集中力も低下するため、効率的な学びもできなくなってしまうのです。 

小学校入学前に学習の土台をつくるためにも、睡眠の習慣を整えることには、メリットがあるといえるでしょう。

免疫力を高める

風邪などに負けない強い体をつくるうえでも、睡眠は重要です。適切な睡眠時間が確保されていない場合、免疫機能が低下し、風邪などの発症リスクが高まります。しっかりと睡眠を取ることで、風邪をひくリスクを抑えられます。 

オススメの記事:【朝起きられないのは原因があった⁉】子どもをスッキリ起こすオススメの方法とは?

5、6歳児の理想の生活リズム

5、6歳児にとって理想的な生活リズムは次のようなものです。 

・7時ごろまでに起床
・18時ごろ夕食
・19~20時ごろ入浴
・20~21時ごろまでに就寝 

5、6歳児はお昼寝を合わせて11~13時間程度の睡眠をとるのが理想的とされています。朝は7時ごろまでに起床すると、気持ちよく登園できるでしょう。そのためには、20~21時には就寝するのが理想です。 

また、夕食・入浴は就寝の直前にならないようにしましょう。どちらも体温を上げるため、入眠の妨げになります。そのため、夕食は就寝の2時間前ごろまでに、入浴は1時間前ごろまでに済ませるのがベストです。 

ただ、これはあくまでも「理想」です。このとおりでなければ健康に悪影響を及ぼす、というものではありません。これを参考に、ご家庭に合う生活リズムを考えてみてくださいね。 

5、6歳児の生活リズムを整えるためにできること

ここからは、5、6歳児にとって理想的な生活リズムに近づけるための方法を5つご紹介します。 

ただ、上に示したような生活リズムは、特に働くママパパにとっては難しいかもしれません。理想どおりの生活リズムにする必要はありません。子どもにとってもママパパにとっても無理のない範囲で、気持ちのよい生活リズムにするための参考にしてみてください。 

1. まずは早起きする

まずは早起きから始めてみてください。少しつらくても、早起きさせることを続けてみましょう。そうすることで、お昼寝のある保育園ではきちんとお昼寝でき、夜も早く眠くなります。

起きたら朝日を浴びると体内時計が整い、よりいっそう朝の目覚めと夜の寝つきがよくなります。

2. お昼寝は15時前に切り上げる

5、6歳でもお昼寝をしたい子はいますが、夜の睡眠に影響が出ないように、あまりお昼寝をさせたくないママパパもいると思います。 

15時を越えるお昼寝は夜の睡眠に影響する可能性があるため、お昼寝はしても15時前に起こしてもらえるように園の先生にお願いしてみましょう。15時前にお昼寝を終えても夜の寝つきが悪いなら、15時よりもさらに早く起こしてもらえるよう頼んでみてください。 

個人的なお願いをすることに気が引けるというママパパもいると思います。しかし、保育園の先生も子どもの健やかな生活を願う気持ちは同じなので、気軽に相談してみましょう。 

3. 入浴は夕食前に入るのもオススメ

夕食後に入浴するというご家庭が多いと思いますが、夕食の前に入浴を済ませてしまうのもオススメです。入浴直後は体温が上がり、一時的に覚醒状態になるので、入浴後すぐには眠りにつきにくいのです。 

そこで、帰宅後すぐに入浴して、目が覚めた状態で夕食を取ります。すると、夕食後でおなかがいっぱいになるのと、入浴後の体温が下がってくるのが同じタイミングになり、自然に眠くなってくるでしょう。 

4. 夜起こさない、待たせない

パパ(ママ)の帰宅が遅いというご家庭は多いと思います。しかし、帰宅の遅いパパ(ママ)が夜子どもとコミュニケーションを取るために子どもを起こすのは、子どもの睡眠不足の原因になったり、生活リズムが崩れる原因になったりするためNGです。また、パパの帰宅を待たせないようにするのも大切です。 

それよりも、ママパパも帰宅後できるかぎり早く寝て、子どもに合わせて早起きすることで、家族の時間をつくりましょう。 

5. シッターさんに頼むのもよし

ママパパのお仕事で、どうしても子どもの寝かしつけが遅くなってしまう時期もあるでしょう。そんなときは、思い切ってお迎えから寝かしつけまでをシッターさんに頼んでみるのもひとつの手!  

ママパパへの甘えがないため、シッターさんならすんなり眠ってくれるという子どももいるでしょう。忙しい時期や、生活リズムが整うまでの間だけお願いしてみるのはいかがでしょうか。 

子どもの生活リズムを整えて毎日を気持ちよく過ごそう

子どもに合わせて生活リズムを整えることは、ママパパの健康面にもメリットがありますが、短期間ではできません。ご紹介したものを参考に、焦らず、ご家庭に合った方法をさがしてみてください。家族みんなで気持ちよく毎日を過ごせるように、よいルーティンをつくってみてくださいね。 

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