【子どものやる気がUPする?】今すぐ実践できる「ほめ言葉」とオススメしない「ほめ方」

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子どもにとってママパパにほめてもらえることは、うれしいもの。ほめ方次第ではやる気に満ちあふれたり、もっとがんばる気持ちが持てるようになれるはずです。

そこで本記事では、子どものやる気をアップさせるほめ方やオススメしないほめ方を、先輩ママパパの体験からご紹介します。

文/マムズラボ

目次

先輩ママパパがオススメする「ほめ方・ほめ言葉」7選

ほめることを通じて子どもの行動を認め、子どものやる気を引き出せると考えている先輩ママパパは多いようです。先輩たちが実践している子どもの「やる気を引き出すほめ言葉」をご紹介します。

【関連記事】褒めて伸ばすコツ6選はこちらから!

1.子どもを伸ばす声かけでほめる

看護の気持ちを子育てにも さんのInstagramより(@ chie_happy_fam)

看護師としても活躍する4人きょうだいのママの「子どもを伸ばす声かけ」のご紹介です。ただほめるだけではなく、子どもの話に耳を傾け、ママパパの気持ちも伝えることが大切としています。

ほめるときに意識することで、さらに子どもが笑顔になってくれそうですね。

子どもを伸ばす声かけの一例

「やってみてどうだった?」
「今どんな気持ち?」
ほめる前に質問をして子どもの話を聞く
・子どもの気持ちを尊重し、ほめられたいポイントを知ることができる
・自分の意思が尊重されることを実感すると、子どもの自己肯定感がはぐくまれる
「生まれてきてくれてありがとう」
「あなたがいるから今日も幸せ」
子どもの存在を丸ごとほめることで、自己肯定感をはぐくむ
「毎日○○をがんばったね」
「早起きして○○をがんばったね」
・結果だけでなく過程や努力もいっしょにほめる・チャレンジ精神や乗り越える力が身につく
「私は〇〇ちゃんが手伝ってくれたから助かった」
「私は〇〇ちゃんが毎日努力していることがうれしい」
「私」を主語にした「わたしメッセージ」で「(あなたの行動で)私はこう感じたよ」と伝える
・子どもは自分の行動が誰かの役に立ち感謝されたと感じることで、自発的な行動につながる

2.タッチでほめる

ゆうき@元保育士パパさんのInstagramより(@ hoikushipapa)

保育歴9年の元保育士パパ、ゆうきさんによると、子どもはたくさんほめることが子育ての基本だそうです。自信ややる気につなげるため、いろんなほめ方をすることが大切として、保育士がよく使うほめ方を紹介しています。

その中の「タッチでほめる」では、事実を伝える言葉とあわせてタッチをしたり、抱きしめたりすることも、子どもが喜ぶほめ方として紹介しています。言葉以外でもママパパの気持ちを伝えることができる方法ですね。

子どもが喜ぶさまざまなほめ方の一例

タッチでほめる
「すごいね」
「上手にできたね」
ボディタッチや手を合わせたタッチをして触れ合う→片手タッチ、両手タッチ、抱きしめる など→ほめながら同時に手を出して行う
「(パパに)○○くんがお野菜を食べたんだよ!」
「(祖父母に)○○ちゃん、今日はトイレでおしっこができたんだよ」
本人の前で、ほかの大人に伝えるかたちでほめる
「さっきはすごかったね」
「昨日はがんばっていたよね」
「あのときはえらかったね」
時間差でほめて自信につなげる
・子どもにセルフ・イメージをつけさせる
言い方を変えて何度もほめる
→見たままを素直にほめる
→過程をほめる
→ほめる側の気持ちを入れる
表現の仕方を変えて、同じ内容を何度もほめる
・子どもの自信につなげる
やってほしいことを先に伝えてほめる
「お片づけが上手なんだね」
「自分でできるんだよね」
「帰ったらいつもすぐ手を洗うからえらいよね」
・言われると意識するため、実際に行うことが多い
やってほしいことの直前に言うことがポイント

3.結果が出るまでのプロセスもほめる

藤田必至さんのInstagramより(@hisshi51)

子育て情報を発信している2人きょうだいのパパ、藤田さんの投稿では、「子どもをほめるときの型」を紹介しています。

ただ結果や能力だけをほめるのではなく、プロセスもほめ、よい行動の発生をうながすのがポイントだそうです。経過やこれまでの努力もほめることで、次にチャレンジする前向きな気持ちがはぐくまれるのかもしれません。

子どもの笑顔につながるほめ方の型の一例

「○○するのをよくがんばっていたね!」プロセスやこれまでの努力をほめる
「○○ができていてすばらしかったよ!」どの部分がよかったのかを具体的にほめる
「○○によくチャレンジしたね!」挑戦する姿勢をほめて自発的な成長につなげる
「どこをがんばった? どこを工夫した?」がんばったところなどを聞いてほめる

4.「〇〇してるんだね」と認める

個人起業家のサポートを行うPRプロデューサーとして活躍する3きょうだいのママ、後藤優子さんは、子どものありのままの姿を肯定することが大切だと紹介しています。

ほめることも肯定のひとつですが、無理やり言葉を探してほめるのではなく、「〇〇してるんだね」と認めることで「気づいているよ」「見ているよ」「認めているよ」というメッセージになるそうです。

ほめるところがないと感じたり、子どもがほめられるのを嫌がる…などの場合にも、肯定を通じ子どものそのままの姿を受け止めていることが伝わるので、オススメだそうです。

5.「短所と長所の置き換え言葉」を使う

パーソナル・イングリッシュ・コンサルタントであり3きょうだいのパパ、「けんじ先生」こと齋藤兼司さんは、短所を長所に置き換えてほめることを紹介しています。

子どもの特徴は、長所と短所のどちらで見るかで評価が変わります。齋藤さんは、子どもの短所を長所に置き換えてほめることで子どものセルフ・イメージが高まり、才能を開花させやすくなるとしています。

短所と長所の置き換え言葉の一例

飽きっぽい好奇心旺盛、興味の範囲が広い
いい加減なこだわらない、行動的な
うるさい元気がいい、活発な
おしゃべりな社交的な、明るい
甘えん坊人にかわいがられる
けじめがない集中力がある、持続力がある
喜怒哀楽が激しい感受性豊か
さわがしい明るい、活発な、楽しめる
責任感がないこだわらない
のんびりしたこだわらない、落ち着いた
ふざけた明るい、ユーモアがある、陽気な
※「けんじ先生」こと齋藤兼司さんのブログより引用、抜粋

6.心が穏やかになる「ありのままを受け止める言葉」を使う

青木水理さんのInstagramより(@minori__aoki)

写真を介した家族応援活動を行い、日本おひるねアート協会代表理事もつとめる青木さんは、「大丈夫は魔法の言葉」と紹介しています。

子どもに「あなたは大丈夫」「どんなあなたでも大好き」と笑顔で伝えることが保護者のいちばんの仕事と考え、「自分も大丈夫」と思う意識を持ち、子どもも保護者もともに心を穏やかに保つことを意識しているそうです。その積み重ねが子どもを受け入れることにつながり、子どもとの信頼関係をより強くするとしています。

子どもも自分も心が穏やかになれる言葉の一例

「あなたは大丈夫」
「どんなあなたでも大好き」
「自分も大丈夫」
「ひとりで抱え込まなくて大丈夫」
「あなたはあなたのままで大丈夫」
「ありのままのあなたが大好き」
どんな結果でも受け入れて伝える
・不安が安心に変わることで、子ども自身が前に進める気持ちになれる

7.「勇気づける言葉」を使う

ルフィ先生 さんのInstagramより(@ luffy_teacher)

現役小学校教師で、小学生の保護者を応援する投稿をしているルフィ先生さんは、学校に行けたとき、行けなかったときを例に挙げて、「子どもを一瞬で勇気づける言葉」を紹介しています。

学校に行けたからエライのではなく、行けなかった子どもにも「大丈夫だよ」「それでいいよ」と等しく伝えることで、結果にかかわらず子どもを認め、勇気づけることにつながるそうです。保護者の言葉で勇気づけられた子どもは、行動をほめられたと感じ、次へチャレンジする気持ちを持ってくれそうですね。

子どもを一瞬で勇気づける言葉の一例

「大丈夫!」
「それでいいよ!」
・結果にかかわらず、子どもの行動を認める
・思うような結果が出ないときは、理由を聞く

先輩ママパパが使わない「ほめ方・ほめ言葉」3選

先輩ママパパがオススメしない「やる気を引き出せないほめ方」や「ほめ言葉」をご紹介します。

1.「すごい」「えらい」「うまい」に頼る

ゴボ天さんのInstagramより(@gobo10go)

「すごいね」「かしこいね」などの言葉を使ったほめ方に違和感があったゴボ天さん。ある本で、無意識のうちに優劣をつける印象を与える「すごい」「えらい」「うまい」に頼らないほめ方に出会い、目の前の事実を言葉にするほめ方に変えたそうです。

大人が自分の評価でほめるのではなく、見たままを言葉にするだけのシンプルな伝え方を心がけているのだとか。わかりやすく具体的な言葉を使うと、子どもにも大人の気持ちが伝わりやすくなりますね。

2.大ざっぱにほめる

保育士みーちゃんままさんのInstagramより(@miichan.mom)

保育士のみーちゃんままさんは、「上手」「すごい」「えらい」だけ大ざっぱに使うのではなく、細かいところをポジティブにほめることをオススメしています。「○○が上手」「○○がすごい」と具体的に伝えることで、子どもに伝わりやすくなるそうです。

みーちゃんままさんによると、保育園の先生たちは、うまく言葉を見つけられない子どもの気持ちを代弁することが多いのだそう。子どもにも理解できる言葉を選び、細かくほめることで、子どものやる気を引き出せると言えますね。

3.結果だけをほめる

alpapaさんのInstagramより(@ alpapa)

コーチングの資格を持つイラストレーターママ、alpapaさんは、結果だけではなく、努力や結果までの過程を忘れずにほめることをオススメしています。何かに取り組んでいるときの様子をほめることで、結果にとらわれずに挑戦する心が育ち、やる気も継続されるそうです。

結果だけをほめると、子どもがめざすものが結果重視となり、結果がうまく出ない場合は挫折しやすくなることがあるのだとか。結果が出る前にあきらめたり、やる気をなくす場合は、努力や結果までの過程もしっかりほめるようにするとよさそうですね。

子どもの行動や気持ちを認め、やる気を引き出す「ほめ言葉」を重ねていこう

子どものやる気を引き出すほめ方には、さまざまな方法があります。とはいえ難しく構えるのではなく、普段のくらしの中で「子どもができたこと」「がんばったこと」などの事実をシンプルに伝えたり、結果までのプロセスを尋ねたりすることで、結果的に「ほめる」が重ねていけるのだと思います。

「ほめる」を子どもとのコミュニケーションのひとつとしてとらえ、取り入れてみてくださいね。

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