ここが違う! 平成の小学校と令和の小学校

更新日: 公開日:

ここが違う! 平成の小学校と令和の小学校

子どもが小学生になってから「自分が子どものときと違う!」と驚いたことはありませんか? 宿題のやり方や学校行事の進め方、ICT教育など、平成以前の時代の小学校と令和の時代の小学校ではさまざまな違いがありますよね。
今回は、筆者の子どもの小学校生活を通して驚いた“小学校今昔”についてご紹介します。

文/マムズラボ

目次

令和の小学生事例(1)とにかく持ち物が多い

令和の小学生事例(1)とにかく持ち物が多い

ランドセルの容量が増えた

ママパパの時代のランドセルと比べると、見た目や素材(本革、高品質な人工皮革)に、一見違いはなさそうですが、以前のものより軽量化されているものの、現在の教科書やプリントの主流サイズ(A4)に合わせて大きさが変化。ほとんどのランドセルで、「A4フラットファイル対応」になっています。

持ち物の種類と量が増えた

コロナ禍や昨今の夏の猛暑の影響で、水筒の持参も推奨されています。さらに、ICT教育が始まったためタブレットも必要となり、令和の時代の子どもたちはとにかく持ち物が多い傾向にあります。
特に月曜日の朝は、上ばきに、体操服、水筒、タブレット、図書室から借りた本も… と保護者が心配するほどの大荷物になりがちです。さらに雨の日は傘をさしながら登校するため、車で送ってあげたくなる気持ちをグッと抑えて見送る方もいらっしゃるでしょう。

また平成には、ランドセル横のフックに荷物をたくさん引っかけて歩く小学生の姿も見られたものですが、友だちに引っ張られたり引っかかったりして転倒する危険性を考慮してか、令和ではランドセル横のフックを使うことは少なくなったようです。荷物はなるべくランドセルに収納するか、手提げ袋を併用します。

なお、2018年には文部科学省より各都道府県の教育委員会へ、事務連絡「児童生徒の携行品に係る配慮について」が出されました。教科書などを学校に置いて帰ることを認めるなど、子どもたちの健康に配慮した内容となっています。

学校により方針が異なりますが、重量のあるタブレットをはじめ、教科書などを教室へ置いておくことが認められている場合もあります。忘れ物防止にもなりますし、登下校の負担が少しでも減ると、保護者としても安心ですよね。

令和の小学生事例(2)出席番号・連絡方法が昔と違う

ママパパの時代の出席番号は、男女別で、名前順(あいうえお順)が主流だったのではないでしょうか? ところが令和時代の小学校では、「男女混合の名前順」や「誕生日順」など、学校によってさまざまな方法が採用されています。いずれの方法でも「男女混合」というのは基本の考え方のようです。

また、平成時代の小学校では学級ごとに「緊急連絡網」が作成され、緊急時には、これを使って保護者同士で連絡を回すことが主流でしたが、現在では個人情報保護の観点から「緊急連絡網」を作成することが少ない傾向があるそう。現代に合った方法として、学校側が、指定のアプリやメールサービスを介し一斉連絡するケールが多いようです。

欠席などの連絡もオンラインで行うことができる学校も増えており、先生と直接話す機会は減っているとも言えますが、学校側にとっても保護者にとっても便利な仕組みが広がっています。

令和の小学生事例(3)デジタル化がどんどん広がっている

令和の小学生事例(3)デジタル化がどんどん広がっている

ママパパ時代の小学校と比べて、最も大きな違いは、ICTの目まぐるしい進展や、情報のデジタル化といった子どもたちを取り巻く教育環境の変化ではないでしょうか?

変化した学習スタイル(1)ひとり一台に端末を支給

2019年よりGIGAスクール構想がスタートしてからは、児童ひとり一台のコンピューター端末と高速ネットワークが整備され、自宅のWi-Fi環境等に関わらずICT教育が推進されるようになりました。今では、ほとんどの学校でひとり一台タブレット端末が支給されるようになり、その管理に保護者がとまどうなんてことも。

タブレット端末を用いて自宅でオンライン授業を受けることができたり、宿題に取り組めたり利点があるほか、タブレット端末を自宅に持ち帰っていない場合は授業に参加できないなどの不便さもあります。

変化した学習スタイル(2)オンライン宿題システム

コロナ禍の休校期間が後押しする形とはなりましたが、オンラインで課題を解いたり、回答を提出したりする宿題システムを取り入れた学校もあります。学習塾などでも宿題のオンライン化は広がっているそうです。メリットとしては、提出の自動化や、宿題データの管理効率化、また子ども自身がパソコン作業に慣れやすいなどが挙げられます。

保護者の観点では、宿題のサポートや丸つけをする負担が軽減された部分がある半面、子どもの学習理解度を把握しづらい面があることも事実です。宿題がオンライン化した場合でも、時には時間を見つけていっしょに取り組むことも必要かもしれません。

変化した学習スタイル(3)学習と表現の幅が広がっている

学習にデジタルやインターネットを取り入れることで、文字や音声、データをその場でリアルタイムに共有でき、生徒一人ひとりの考えや意見が共有しやすくなるそうです。また、大学・海外・専門家など小学校以外の学びの場と連携が取りやすくなり、遠隔地の生徒たちが多様な考えに触れる機会が得られたり、入院中の子どもと教室をつないだ学びの場づくりなどが行われたりしています。

また、身体を使った運動や、画材や楽器を使った表現活動にとどまることなく、音声や動画を用いて自己表現を行えるメリットもあります。

令和の小学生事例(4)校庭で遊べないことがある

令和の小学生事例(4)校庭で遊べないことがある

放課後の校庭は大切な遊び場の一つだったママやパパも多いかと思いますが、令和時代では、学校によって下校後の校庭利用を禁止しているところもあります。放課後の利用を認めていても、学年により制限があったり、ボール遊びなど指定の遊び方を禁止したりしている学校もあるようです。

地域や学校によっては、子ども達の自由な遊び場を確保する観点から、利用制限や禁止下にあった校庭を開放する取り組みを行っているところもあります。

時代に合わせた変化を知って、子どもの学校生活を応援しよう

時代に合わせた変化を知って、子どもの学校生活を応援しよう

今回ご紹介した事例以外にも、必修化した英語教育やプログラミング教育、カリキュラムが前倒しとなり難易度が上がっていることなど、さまざまな違いがあり、驚くことも多いでしょう。「ママやパパのときはこうだったよ」と話してみると子どもも違いに驚き、会話が盛り上がるかもしれません。
またICTや効率化が進み、さまざまな面から便利になっている令和時代ですが、反面、学校や担任の先生と接点が少なくなっている部分も。保護者側と学校側のコミュニケーションを大切にしながら、子どもの学校生活を支えていきたいですね。

【参考】
文部科学省「児童生徒の携行品に係る配慮について(2018年)」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/keikohin/__icsFiles/afieldfile/2018/09/06/1408967_001_1.pdf

あわせて読みたい

関連記事