「春分の日」は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日。暦の上で春の真ん中にあたり、年によって日にちが変わるのも特徴です。本記事では、今年の「春分の日」の日にち、意味や由来などを解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
文/こそだてまっぷ編集部
2026年の「春分の日」はいつ?
今年の「春分の日」の日にち
2026年の「春分の日」の日にちは3月20日です。
「春分の日」は、「国民の祝日に関する法律」(以下、祝日法)によって定められた祝日のひとつ。祝日法には「春分の日」の具体的な月日は定められておらず、「春分日とする」と書かれています。
春分日の日にちは、国立天文台が毎年2月に公表する暦要項(れきようこう)によって決まります。つまり、暦要項が発表されるまで「春分の日」の日にちは決まっていないのです。
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なぜ毎年日にちが変わるの?
春分日とは天文学の言葉で、太陽が春分点を通過する瞬間を含む日を指します。
太陽の通り道を黄道、地球の赤道を天(※)まで延ばしたものを天の赤道といいます。黄道と天の赤道は2点で交わり、その2点を春分点と秋分点といいます。そして、太陽が春分点の上を通過する瞬間を春分といい、春分点の上を通過する瞬間を含む日を春分日というのです。
1年は365日ですが、地球が太陽の周りを1周するのに約365.2422日かかります。このわずかなずれが積み重なっていくことで、「春分の日」の日にちがずれていくのです。ただし、このずれはうるう年によって定期的に解消されます。
参考:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台(https://www.nao.ac.jp/faq/a0302.html)
※「天(天球)」とは、観測者を中心に置いたときに、任意の半径で描かれる仮想的な球面のことです。たとえば、観測者がその場から空を見上げたとき、まるで空に丸い天井が広がっているように感じます。夜空に浮かぶ星々はさまざまな距離で存在しているはずなのに、まるでこの丸い天井に貼りついているように見えると思います。そのような丸い天井があることを仮定して、「天(天球)」と呼んでいるのです。[参考:キッズネット(https://kids.gakken.co.jp/jiten/dictionary04400292/)]。
「春分の日」の意味・由来
祝日法によると、「春分の日」は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされています。
そして、「春分の日」は昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。二十四節気のひとつである「春分」でもあり、春のちょうど真ん中に位置していることから、日本では農作業を始める目印として古くから大切にされてきました。
さらに、春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)という宮中行事が執り行われる日としても知られています。歴代天皇や皇族の霊を祀る儀式で、戦前までは祭日でした。
戦後に祝日法が制定される過程で、これらに由来して「春分の日」として祝日となったのです。
春のお彼岸の由来
「春分の日」は春のお彼岸としても知られています。
昼と夜の長さがほぼ等しくなる日であることから、「春分の日」は自然の恵みに感謝してお日様を拝む「日願(ひがん)」とも呼ばれていました。また、仏教ではこの世(此岸)とあの世(彼岸)が最も近くなる日で、思いが通じやすくなるとされていました。
これらが結びつき、春に先祖の霊を供養する「春のお彼岸」という風習が生まれたといわれています。
春のお彼岸の期間
春のお彼岸の期間は、「春分の日」を中日として前後3日間、計7日間。2026年は、彼岸入りが3月17日、中日(春分の日)が3月20日、彼岸明けが3月23日です。
春のお彼岸の過ごし方
お彼岸には、お墓参り、お仏壇の掃除やお供えなどを行います。
お墓参りに行くタイミングは、お彼岸の期間であればいつでも大丈夫ですが、お彼岸の中日である春分の日に行くとよいでしょう。
また、春のお彼岸のお供えものには、季節の花、ぼた餅や彼岸団子、季節の果物、故人が好きだった食べ物、精進料理などがあります。お供えものは、彼岸入りにお供えして彼岸明けに下げるのが基本です。
まとめ
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」であり、春のお彼岸でもあります。伝統を感じながらお休みを過ごしてみてはいかがでしょうか?
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