【子どもものづくり体験】「富士通FMVパソコン組み立て教室」で知った「自分でつくる」楽しさと感動を体験レポート PR

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【子どもものづくり体験】「富士通FMVパソコン組み立て教室」で知った「自分でつくる」楽しさと感動を体験レポート

いまや小中学校でひとり一台デジタルデバイスが支給される時代。子どもたちにとってパソコンはぐっと身近な存在になりました。そんなパソコンを自分で組み立てることができるイベントが毎年開催されていることをご存知ですか?

そのイベントが、「富士通FMVパソコン組み立て教室」です。今回は、キッズ記者の麻夏(まな)ちゃんとこそだてまっぷ編集部が参加。パソコン組み立て体験はもちろん、工場見学やパソコンブランド・FMVに関わるさまざまな方へインタビューしてきた様子も含めて、たっぷりとレポートします!

取材・文/水谷映美 撮影/鈴木謙介

目次

参加したキッズ記者

麻夏ちゃん(小5)

普段パソコンでは、調べものの検索やタイピングゲームをやる程度。今回のレポート記事を書くにあたり、初めてWordに挑戦しました。

ものづくりの楽しさを実感! 「富士通FMVパソコン組み立て教室」とは

島根県内だけでなく、東京や大阪、愛知など遠方から参加した親子も!

富士通FMVパソコン組み立て教室」は、富士通クライアントコンピューティング株式会社(以下、FCCL)と株式会社島根富士通(以下、島根富士通)が共同開催している、小中学生向けのイベントです。今年は2025年8月23日に開催され、じつに18回目を迎えました。

パソコンを自分で組み立てることができる貴重な機会、しかも工場見学やその他イベントも体験できるとあって、毎年大好評! 今年は抽選で選ばれた21組の親子が参加しました。

島根県出雲市にある島根富士通

開催場所は、島根県出雲市にある島根富士通です。ここ島根富士通は、FCCLで研究・開発・企画・設計したパソコンやタブレットなどを実際に製造している巨大ファクトリー。研究開発から製造まですべて日本国内で行うことで、高い品質や安全性、迅速なアフターサービスを実現しています。

気分は匠! 自分でパソコンを組み立てる唯一無二の体験がスタート!

先生がマンツーマンで教えてくれるから、難しい作業でも安心

開会の挨拶では、島根富士通の代表取締役社長 宮下浩之さんが、「今回のイベントで、ものづくりの楽しさ・大変さ・そして難しさを体験してほしい」と熱い想いを語ってくださいました。

「イベントを通じてものづくりの素晴らしさを体験し、未来への希望や夢への新たなきっかけになれば、
こんなにうれしいことはありません」と宮下社長

その後、普段は工場内で活躍しているAGV(無人搬送車)が、石見神楽の飾りをつけて部品を運んできてくれるサプライズもあり大盛り上がり!  ワクワクした気持ちで組み立てイベントがスタートしました。

島根県西部に古くから伝わる伝統芸能「石見神楽」がここで見られるとは!

今回組み立てたのは「FMV Note C」。若い社員が企画した若年層向けのパソコンです。洗練されたデザインにA4ぴったりサイズでバッグにも入りやすく、ファンのない静音設計で長時間駆動のバッテリーを搭載した、持ち運びに最適なパソコンです。

工場の製造ラインでは、232個もの部品を約13分で取り付けるところを、今回は37個の部品を90分で取り付けることにチャレンジ。6分の1の作業ですが、島根富士通の匠になったつもりでパソコンを組み立てていきます。

とても細かい作業。慎重に進めていきます

エプロンや手袋、ドライバー、アースバンドなどは保護者の分も用意されていて、子どもの様子を見ながらサポートできます。もちろん、スタッフの方がひとりずつ横にいてくれるうえに、デスク上のタブレットで細かな説明を確認できるので安心です。

普段は見ることのないパソコンの内部を目の当たりにして、驚きの声があちこちから聞こえてきます。麻夏ちゃんも「こんなに細かい部品が、いつも使っているパソコンに入っているなんて!」と驚いた様子。

メインボード(パソコンの土台となる部品)のねじ締め、ヒートシンク(パソコン内の熱を逃がし冷やす部品)の取り付け、バッテリーの取り付けなどの作業を進めていきます。

パソコンの土台となるメインボードにも、小さな部品たちがギッシリ!

最初は恐る恐るねじを回していました麻夏ちゃんでしたが、次第に慣れてきたのか、スムーズに作業を進められるように。

麻夏ちゃん

麻夏ちゃん

最初に中身を見たときは、とっても細かい! と思いました。こんなに小さな部品たちのおかげで、私が計算したり、文章を書いたりゲームをしたりできるなんて……不思議な気持ちです。

ひと通り基板のねじ締めが終わったら、次は液晶パネルとヒンジ(蝶番)の取り付け、液晶ケーブルの接続です。だんだんと見慣れたパソコンの形になってきました。

もうすぐ完成! 向きを間違えないように慎重に取り付けます

最後のカバーのねじ締めは、少し斜めにするのがポイント。なぜ斜めになっているかは、このあとデザイナーさんに教えてもらいました。

ここだけまっすぐではなく、斜めにねじを締めなくてはいけません。意外に難しい!

すべての部品を取り付けたら、カウントダウンで一斉に電源をオン! このイベント一番のハイライトです。なんと麻夏ちゃんのパソコンは電源が入らないハプニングに見舞われましたが、先生の助けを借りて無事起動に成功!

無事に電源が入って、安堵と喜びに笑顔に!

自分の手で命を吹き込んだパソコンが動き出したときの喜びは、参加したお子さんひとりひとりにとって、そして保護者の方にとっても忘れられない思い出になったことでしょう。

完成したパソコンの壁紙には、イベント受付時に撮影した写真が設定されているという、うれしいサプライズも。世界にひとつだけの特別なパソコンの完成です。

途中で不安もあったけど、無事に完成!

麻夏ちゃん

麻夏ちゃん

毎日こんなに大変で細かい仕事をしてパソコンを作っているなんて、すごいです。会社の入り口に「製造不良“ゼロ”への挑戦」と書いてあったのですが、あの小さな作業を不良品ゼロにするのは大変! ものすごい挑戦を続けてきたからこそ、素晴らしい技術がここにはあるんだと思いました。

組み立て体験だけじゃない! 見て触ってFMVの魅力を体感

このイベントの魅力は、パソコンの組み立て体験だけではありません。ほかにも、さまざまなワクワクするイベントを通して、島根富士通の「ものづくり」に対するこだわりを体感できます。

「I LOVE IZUMO!」と叫ぼう! FMV動画編集教室

出雲の素晴らしさを伝えるショートムービーづくりに挑戦!

完成したばかりの「FMV Note C」を使って、15秒の動画作成にチャレンジ。早速、自分のパソコンを使って作業できるとあって、子どもたちの目がキラキラ輝いていたのが印象的でした。

何度も録画し直したり曲を変えたりと、思い思いのショートムービーをつくりあげました。

麻夏ちゃん

麻夏ちゃん

私はマウスをあまり使ったことがないので、使いこなすのに少し苦労しましたが、自分のパソコンを操作するのは新鮮で、ワクワクしました! 画像や音楽を選んだり、「I LOVE IZUMO!」と声に出してポーズをつけた動画を撮影して差し込んだり……完成したあとは、なんだか誇らしい気持ちになりました。

匠に挑戦! ねじ締め対決

匠 vs 子どもたちのねじ締め真剣勝負!

工場で働く“匠”との「ねじ締め対決」も開催されました。

先ほどは手でねじを締めましたが、今度は電動ドライバーを使います。匠との真剣勝負では、子どもたちも全集中で挑戦していました。

何回もやっているうちに素早く締められるように!

匠は子どもたちの倍の数のねじを締めるというハンデがあったこともあり、見事キッズチームが勝利‼ ここでも子どもたちの真剣な姿を見ることができました。

麻夏ちゃん

麻夏ちゃん

最初は全然うまくいかなかったけど、何回かやっているうちに、両手をそえることや、ねじ穴の角度に合わせてねじを入れていくのがコツだとわかりました。

ロボットと人の共同作業! 生産ラインの工場見学

広い工場内で、ロボットの力を借りながらパソコンがつくられています

実際に製品をつくっている工場内も見学しました。ロボットが高速で精密な作業を行い、人間と協力して高品質のパソコンをつくり上げている現場を肌で感じることができました。

人の手みたいなロボット。人間よりも器用かも⁉

麻夏ちゃん

麻夏ちゃん

私がさっき組み立てたよりももっと小さな部品をたくさん取り付けるため、人間ではできないのでロボットにつくってもらっているそうです。人とロボットたちが一緒によいパソコンをつくるために頑張っていることがわかりました。

FMVはなぜ使いやすいの? 「FMV Note Cデザインこだわり教室」

使う人のことを考えた、たくさんのこだわりを教えてもらいました

最後は、「FMV Note C 」をデザインした富士通クライアントコンピューティングの堀志織さんによるデザイン教室です。

教えてもらったこだわりポイントは、以下の通り。

箱を開けるときにワクワクするデザインにするため、特別につくった箱に手作業で梱包をしていること。パソコンを開けるときにもワクワクできるように、内側と外側で色が違う「バイカラーデザイン」を採用したこと。電源の押し間違いをしないように電源キーを重くしたこと。長時間使っても疲れないように、文字の形を読みやすくしたり、キーボードひとつひとつの真ん中をへこませたりしていること。

机の上には、製作段階で候補に挙がっていたカラーサンプルがズラリ。ここから最終的に3色に絞られました

これ以外にもたくさんのこだわりを教えてもらい、この「FMV Note C」には、数えきれないほどたくさんの人の想いが詰まっていることに、子どもたちも驚いていました。

麻夏ちゃん

麻夏ちゃん

FMV Note Cにはたくさんの工夫が詰まっていて、大切に使いたいなと思いました。またパソコンを買ったときの箱に手作業で詰められていると聞いたので、完成しておうちに届くのが楽しみです。

参加した子どもたちの感想は?

そらくん(中1・東京都)

そらくん(中1・東京都)

ドライバーを使って作業するのが、自分でもうまくいったと思います。今日つくったパソコンを使って、プログラミングの3DCGでいろんなものをつくりたいです。

あいかちゃん(小6・山口県)

あいかちゃん(小6・山口県)

自分のパソコンが欲しくて、このイベントに参加しました。よく家で時計をいじったりしているから、ねじ締めは得意でした。マイクラやロブロックスのゲームをやるのが楽しみです。

りつとくん(小6・島根県)

りつとくん(小6・島根県)

家のパソコンのスペックが低くて、新しいパソコンが欲しいと思っていたら、ちょうどこのイベントがあることを知りました。最後に画面と本体をくっつけるのが、なかなかうまくいかなくて難しかったです。

ともひろくん(中2・愛知県)

ともひろくん(中2・愛知県)

お父さんと一緒にパソコンがつくりたくて、このイベントに応募しました。組み立てはとても楽しかったです。家に帰ったら、家族と一緒に勉強などで使いたいなと思っています。

FMVの人気のヒミツを探れ! 直撃インタビュー

じつはいま、FMVは日本国内コンシューマ市場(個人・家庭向け製品等の市場)でシェアナンバーワンのパソコンなんです! その人気のヒミツはどこにあるのか、麻夏ちゃんがインタビューしてきました。

使う人みんなの「心地いい」のために。デザインの工夫と製造現場の努力

堀さんのお気に入りカラーは、緑なのだそう!

「FMV Note Cデザインこだわり教室」でもお話を聞いた富士通クライアントコンピューティングの堀さんからは、使う人のことを考えたたくさんのポイントと共に、製造現場の努力について教えてもらいました。

「手触りのよい丸いフォルムにするために、型抜きで一気につくるプレス加工ではなく、ドリルで少しずつ削っていく切削加工という作り方を採用しています。カバー1枚を作るのに1時間もかかるんです。

また、最後にカバーのねじを締めるとき、ほかと違って斜めにしましたよね? 普通に締めるよりも難しいんですが、あれも仕上がりがなめらかで手触りをよくするための工夫です。製造現場の皆さんの協力があるからこそ、『あったらいいな』が実現できています」(堀さん)

製品企画から販売・購入後のサポートサービスまですべてを日本国内で。日本製の強み

FMVをナンバーワンにした立役者・高嶋さん

営業部門を管轄する富士通クライアントコンピューティング 執行役員常務の高嶋敏久さんからは、FMVがなぜ売れているのかを教えてもらいました。

「よりよい製品を追求していることはもちろんですが、企画から開発、製造、組み立て、購入後のサポートサービスまで、すべて日本国内で行っている点が、私たちのこだわりです。日本のお客様に寄り添った製品をつくっていることが、ご好評をいただいている大きなポイントだと思っています」(高嶋さん)

品質と信頼を誇る「出雲モデル」をお客様のもとへ。徹底した品質管理と顧客に寄りそう姿勢

宮下社長からは、FMVや島根のいいところをたくさん聞きました

最後に、島根富士通の宮下社長から、島根富士通ならではのこだわりを教えてもらいました。

「島根富士通は、プリント基板製造から製品組み立てまでを一貫して手掛ける、国内で唯一の工場です。ここで製造されたノート・タブレット型パソコンを『出雲モデル』と呼び、品質に徹底的にこだわって日々製造と改善を続けています。

だから、不良品になるものがとても少ないんです。パソコンをつくるときに出る廃棄物もその70%が再利用されていて、箱や発泡スチロール、プラスチックもリサイクルされています。未来にも環境にもやさしいパソコンを目指しています。

それができているのも、ここで働いている人が皆、真面目な人柄だから。これは、島根富士通の自慢です。一日で大きな成果を出すのは難しいけれど、毎日少しずつ続けることで、いまよりもさらに性能のよい製品につながります。

地道にコツコツと、目の前のお客様、そして未来の地球のために、これからも実直に努力を続けていきます」(宮下社長)

麻夏ちゃん

麻夏ちゃん

3人からFMVに対する想いを聞いて、さらに今日つくったパソコンに愛着がわいてきました。私だけの特別な「FMV Note C」、大切に使います。

【後日談】待ちに待った「FMV Note C」が到着!

イベントが終わってから一週間もしないうちに、待望の「FMV Note C」が届いたと麻夏ちゃんから連絡がありました。

「指紋ひとつついていない綺麗な状態で届きました。買った人のことを考えて包んで送ってくれたんだなとうれしかったです。このパソコンで大好きなタイピングの練習をしたり、パソコンゲームをしたり、あとは、わからないことがあったら調べものもたくさんしてみたいし、動画編集もまたやってみたい!」とワクワクが止まらない様子! 今回のイベントを通して、パソコンを単なるツールではなく、自分の世界を広げる相棒のように感じてくれたようです。

一緒に参加された麻夏ちゃんのお母様 麻衣さんからも「娘が真剣に取り組む様子を間近で見ることができ、また、成長も感じられて、本当に素敵な夏の想い出になりました」とメッセージをいただきました。

FMVのものづくりへのこだわり、製品にかける真摯な姿勢や環境への配慮などが十二分に感じられた「富士通FMVパソコン組み立て教室」。子どもたちの好奇心を刺激し、「やってみたい!」という気持ちを後押しできる唯一無二の機会となりました。来年は、ぜひ皆さんも参加をご検討くださいね。

イベントの様子を動画でもチェック!

 

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