いよいよラン活!どうしたらいい?先輩ママパパ137人に聞きました

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いよいよラン活!どうしたらいい?先輩ママパパ137人に聞きました

お子さんが小学校入学を控えたママパパが、ランドセルを購入するために取り組む活動を表す言葉“ラン活”。この造語が生まれて以降、その活動は年々加熱傾向にあるようです。しかしその一方で「ラン活って一体なにをするの?」「いつ始めれば良いの?」「選ぶ基準は?」と、何から手を付けたらいいのか不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、2021年、2020年に小学校に入学された現在1年生、2年生のお子さんがいらっしゃる先輩ママパパへのアンケートを実施して、いつからラン活を始めたのか、実際に購入した時期や成功のポイントなどについてうかがいました。

※アンケート調査:モニプラファンブログ「学研の幼児ワーク編集部」調べ(2021年10月実施/137人回答)

文/おけいこラボ編集部

目次

気になるみんなのラン活デビュー 早い人は年中でデビューも

ネットで検索したり、メーカーに資料請求をするなど下調べを始めた時期はいつごろでしたか?

ネットで検索したり、メーカーに資料請求をするなど下調べを始めた時期はいつごろでしたか?

ラン活の開幕行事ともいえる各メーカーへの資料請求。実際に店舗や展示会に足を運ぶ前に、種類や素材など、ランドセルの知識を得ておくと“比較”がしやすいそうです。

下調べなどを始めた時期をうかがうと、最も多かったのは「年長の4月ころ」という声。次は「年長の5月ころ」ですが、それと並んで「年中の9月より前」という声が多かったことにも注目です。

下調べを始めたきっかけは「先輩ママや周りのママ友に勧められた」、「先輩ママからラン活は大変だと聞き、幼稚園に入ってすぐリサーチ」、「手作り工房などは売り切れるのも早いと聞いていたので早め早めに動きました。」と、周囲からのアドバイスがきっかけになったという回答が多くみられました。

ラン活は短期決戦!? お目当てのランドセルをゲットするのに必要なのは〇〇

お子さんとランドセルの話をし始めた時期をうかがうと、こちらも年長の4月頃という声が最多。展示会については「コロナによる中止や延期で行かなかった」という声もありましたが、一緒にランドセルを見に行き始めた時期は、年長の4月から急に多くなり、5月頃がピークという結果でした。年長に進級すると、親子共に次は“いよいよ小学生”という意識が芽生えますよね。

たかぶる気持ちを胸にいざランドセルに触れたり背負ったりすることが背中を押してくれるのか、購入を決めた時期は年長の6月頃が最も多く、夏休みが終わる前には多くの方がラン活を終えている様子でした。実際は3か月ほどで終わることの多いラン活。お目当てのランドセルを購入するには、事前に発売日や予約方法などの下調べが大切になりそうですね。

購入をきめたのはいつごろですか?

購入をきめたのはいつごろですか?

アンケートの結果、多くの方が3~5か所の展示場や店舗を訪れ、ランドセル購入に至ったようですが、実際に購入したランドセルは誰が最終決定をしたのかをうかがうと、次のような結果がみられました。

購入したランドセルを選び、決めたのはどなたですか?

親 35人(26%)

お子さん 91人(66%)

その他 11人(8%)

がんばって情報を集め、数あるメーカーを比較したママパパですが、やはり使うのはお子さん本人ということでしょうか。多くの方がお子さんの意見で購入を決断したようです。中には、「お互いの意見が一致した」という方もいらっしゃいましたが、「本人が納得し、気に入ることが一番だと思ったから」という声が多数見られました。ほかにも「重さが気になったけど、本人が軽いと言い張ったため、体も大きくなるだろうし大丈夫だと自分に言い聞かせた」「使うのは本人なので納得しないと使わないと思い、親は我慢した」といった声も。また、「ブランドとデザイン・性能は親、色は子供が選びました」「色とデザインそれぞれ親子で譲り合って最終的には納得して購入しました」という話し合い型の方々の声も聞こえてきました。

一方で、「親が決定した」とお答えいただいた方には、どのようにしてお子さんに納得してもらったのでしょうか。

「男の子なのでランドセルに全く興味がなく、ママが好きなのでいいよー!と言われたので私が決めました」

「長く使うものだということを認識させるため丁寧に説明した」

「親の良いと思うものを最終的に2択にして選ばせた」

「派手な色を好んだのですが、長く使うものなのでシンプルな色を勧め“似合う”“可愛い”と褒めまくりました」

いろいろ工夫されたようですね。決して安くなく、6年間使うランドセル。親と子どちらの意見を優先するにしても、お互いに納得して決められるといいですよね。

ランドセル選び、どこに着眼すればよい?

ここからは、実際にランドセルを購入した先輩ママパパが“そのランドセルに決めた経緯”をお伝えします。

購入を検討する際に、一番チェックしていたのはどのあたりですか?

デザイン 39人(28%)
重さ 31人(23%)
色 28人(20%)
機能性 23人(17%)
価格 5人(4%)
容量 4人(3%)
その他 7人(5%)

ランドセルを比較する上で、最も重要視されていたのはデザインという結果に。お子さんの意見を優先された方が多かったことが反映されているのでしょう。たくさんのランドセルが並ぶなか、デザインとともに色を重視している傾向も見られました。そして“重さ”です。学年が上がるごとに増える教科書の量や登下校にかかる時間のことを考えて、お子さんが快適に使えるランドセルを選んでいるようです。

何系のランドセルが人気?

実際に購入したランドセルはどのタイプのものですか?

実際に購入したランドセルはどのタイプのものですか?

牛革、コードバンなどを使う本革・工房系のランドセルが人気というイメージがあるかもしれませんが、実際には半数近くの方が人口皮革、クラリーノ系を購入しているようです。本革に比べ色の種類が豊富なことや”軽さ”が人気の理由だと考えられます。「工房ですが、クラリーノ系を買いました」という声もありました。

豊富なカラーバリエーションの中、人気色は何色?

男の子

豊富なカラーバリエーションの中、人気色は何色?男の子

女の子

豊富なカラーバリエーションの中、人気色は何色?女の子

男の子は圧倒的に黒が人気という結果に。その他には、キャメルやアッシュブルーがありました。女の子は、ママ世代の鉄板“赤”をおさえて1番人気はピンクに。その他には、男の子と同じキャメルが多くみられました。

ランドセルの購入価格 最も多い価格帯は?

購入額はどのくらいでしたか?

購入額はどのくらいでしたか?

ラン活をする中での重要項目のひとつは購入価格ですよね。最も多かったのは6万円台。「価格の安さイコール品質が悪い、不便ではない」という声がいくつか聞こえてきました。また「高額品じゃないから、汚されてもどんな使い方をしても気にならないという利点もある」といったプチプラ推しの声もありました。

いくらのものであろうとも、お子さんと6年間の歳月をともに歩むランドセル。現在1年生、2年生のママパパからから実際に使ってみた感想をうかがいました。

良かった点

「サブポケットの幅を変えられるので、小物系を入れやすい」
「万が一破損した場合の6年間の補償制度がある」
「反射テープが各面にあるので安心」
「胸元で止められる紐が付いていた。中身の偏り防止板も便利」
「家の鍵をしまうところに伸び縮みする紐がついていた」
「一年生は黄色のカバーがかかっていてデザインが見えないけど、サイドに刺繍が入っているのですごくかわいい」
「黒が多い中、緑は自分のランドセルとわかりやすく良かった」

悪かった点

「ランドセルの角がないので一年生の時つける黄色いカバーが動くたびに外れる」
「タブレットポケットがないので不便」
「思った以上に荷物が多いので、ランドセルが閉まらないことがある」

購入した品に不満がある方は比較的少ないようでしたが、使ってみて気づくことも多いようですね。ラン活時には、先輩ママパパたちの体験談をぜひ参考にしてみてください!

これからラン活をはじめるママパパたちへ

最後に、先輩ママパパたちから届いたこれからラン活を始める方へのメッセージ、アドバイスをご紹介させていただきます。

「焦らず納得できるまで試着、見学した方がいいですよ」

「防水で軽い物が良いと思います。カバーをつけて使うので、柄はあまり目立ちません。想像していたよりも、かなりの重さの持ち物があるので、少しでも軽い方が良いと思いました」

「色は小学校の見学へ行った際に通学している子供が背負っているものを見た方がいいと思います。変に目立ちすぎるのももめる原因になるかと思います」

「女の子はランドセルは軽くてポケットはマチ付きがおすすめです。都内は学校まで10-15分ではありますが、それでもとにかく重いなと感じます。タブレットも併用しますが、このタブレットがまた重いのが難点」

「なによりもお子さんの肩に合っているかをチェックしていただきたいです。ずり落ちたり、肩に合っていないと身体の歪みの原因にもなりかねないので」

「試着の際に、実際に持ち運ぶであろう荷物の重さのものを入れて歩いてみる。今の小学生の荷物は親世代のときより重いです!」

「価格が安いからといって不自由なところはなにもありません。柄もかわいいし軽いし補償もきちんとついています」

「有名ブランドもかわいいですが、汚されてもどんな使い方をしても気にならないという利点もあるのでプチプラも視野いれることをおすすめします」

ご紹介したラン活の傾向や先輩ママパパたちの声を参考に、お気に入りのランドセルを手に入れてくださいね。

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