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【母の日はなぜ5月？】日本と海外の母の日について知ろう！

更新日：2024.5.2 公開日：2024.5.2

お母さんに日ごろの感謝を伝える「母の日」。
日本では、5月の第2日曜日が母の日で、2024年は5月12日です。
なぜ母の日は5月なのでしょうか。
また、母の日の風習は、海外にもあるのでしょうか。
今回は、日本の母の日の始まりや、海外の母の日についてみていきましょう。

アメリカから日本に伝わった「母の日」
- 亡き母にささげた白いカーネーションが始まり
- 母の日が日本で広がったきっかけは？
海外にはどんな「母の日」がある？
- 世界中で見られる母に感謝を伝える日

アメリカから日本に伝わった「母の日」

亡き母にささげた白いカーネーションが始まり

母の日の始まりは、20世紀はじめと言われています。アメリカの教会で、アンナ・ジャービスという女性が、母の追悼式で白いカーネーションをささげたことが、母の日の誕生のきっかけと言われています。
この風習がアメリカで広まり、1914年には、当時のアメリカの大統領、ウッドロー・ウィルソンによって、正式に5月の第2日曜日が母の日と制定されたのです。
アンナが、母が好きだったカーネーションをささげたことから、母が亡くなっている場合は白いカーネーションを供え、存命の場合は赤いカーネーションを贈るようになったとも言われています。

母の日が日本で広がったきっかけは？

日本にアメリカの母の日の風習が伝わったのは、大正時代のこと。キリスト教会や婦人団体によって、少しずつ広がっていったと言われています。
そして、現在のように全国的に母の日が知られるようになったきっかけの1つに、お菓子メーカーの森永製菓の取り組みがありました。森永製菓は、まだ一般的ではなかった母の日を広めようと、1937年に「森永母の日大会」を開催しました。歌や踊りのショーなどがステージで行われたイベントには全国から20万人ものお母さんが招待されました。それが新聞や雑誌に大々的に取り上げられ、日本中に母の日が知られるようになったそうです。

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海外にはどんな「母の日」がある？

世界中で見られる母に感謝を伝える日

日本ではカーネーションやプレゼントを贈るのが一般的ですが、ほかの国では日付や風習も異なるようです。海外にはどんな母の日の過ごし方があるのでしょうか。

イギリス

イギリスの母の日は、イースター（復活祭）の3週間前の日曜日です。
昔は、奉公に出ていた子どもたちが里帰りを許された日で、子どもたちは、シムネルケーキを持ち帰り、お母さんにプレゼントしていました。シムネルケーキは、マジパン（砂糖とアーモンドの粉を混ぜたもの）で作った11個の玉をのせたドライフルーツ入りの伝統的なケーキで、お母さんは子どもにもらったケーキをとっておき、イースターの期間に食べたそうです。今でもその名残で、イギリスでは母の日に食べられることもあるようです。
イギリスでもさまざまなプレゼントが贈られ、花も一般的ですが、カーネーションに限定することなく、季節のさまざまな花が贈られます。

フランス

フランスの母の日は5月の最後の日曜日です。現在では、季節の花などをプレゼントするほか、お母さんに家事や育児を休んでもらって、家族がお母さんをもてなす日になっているそうです。

タイ

タイでは母の日は8月12日と決まっています。国民の母のような存在であるシリキット王太后の誕生日で、祝日です。母の日には、王太后の誕生日を祝うとともに、自分のお母さんに感謝と愛を伝えるメッセージカードと、プアンマーライというジャスミンの花輪を贈ります。ジャスミンは、タイでは母の日の花として尊ばれています。