『こそだてまっぷ』で人気連載中のマンガ『ウチュージンといっしょ』の漫画家・高田真弓さんは、ご自身の家族エピソードをもとに、主人公・らっきょさん(長女)、フルフルくん(長男)、くじらさん(次女)、こうちゃん(夫)、5人家族の日常を描いています。
親目線からの発見や学びをはじめ、子育ての楽しさ、不思議さ、大変さ、しんどささえも、読んでいるうちに、ほっこりできたり、どこかクスッと笑えたり――高田さんのリアルな目線で描かれた子育てマンガには、多くの読者から「すごくわかる!」「うちもそう……!」と、共感の声が多く届いています。
そんな高田さんが『男の子育児の「なんで?」を楽しむ本』(実務教育出版・刊)を出版されました。
今回は、書籍に収録されているエピソードをフックにしながら、高田さんの長男・フルフルくんの子育ての中で感じられる「男の子って、なんで!?」と、それを❝どうしたら楽しめる⁉❞という視点を伺いました。
『ウチュージンといっしょ』のフルフルくんを通して❝悟った⁉❞高田さん流・男の子育児の楽しみ方とは――⁉
また、本記事では『男の子育児の「なんで?」を楽しむ本』を10名様へプレゼント!
※応募詳細は記事の最後に。ご応募お待ちしています!
※本記事の本文内に掲載されているマンガ・イラストは新刊『男の子育児の「なんで?」を楽しむ本』から引用掲載したものです。
イラスト/高田 真弓 取材・文/細川 麻衣子
男の子の世界❝パラレルワールド!❞に乗りこんでみる
男の子って本当に❝パラレルワールド❞に生きているな~と思うことが多々ありませんか? うちのフルフルはこんな感じです。

親からすると「今それやる!?」「早くして!」と感じてしまう些細な遊びや注目しているモノでも、本人にとってはものすごく大事なことだったりするんですよね。
たとえばフルフルは、急いでほしいときに限って、突然何かを始めたりするんです。親としては「もういいから、今はこれをやって!」となるんですけど、本人にとってはちゃんと理由があるんですよね。そして男の子って、無理やりこちらの世界に引き戻そうとしても、なかなか戻ってきてくれない(笑)。
だったら、こっちからそのパラレルワールドに行ってしまったほうが早い!! という思いに至りました(笑)。

でも、毎回私自身にそんな余裕があるわけではありません。「もういいから……」ってなることももちろんあります。でも、少し余裕があるときには「何やってるの?」って聞いてみると、親とは全然違う目線で物事を見ていることがわかったりして、発見があります。これは子どもにとっては最高に心が満たされる時間になるそうです。そしてさらにその遊びを深めるきかっけにもなるようなので、もしできるときがあるなら親からパラレルワールドを楽しむ勢いでどっぷり相手になってあげるのもいいのかなって、思ったりもします。
「男の子の世界を理解しなきゃ!」と思うと大変なんですけど、「へえ~そんな世界があるんだ」とのぞいてみるくらいで◎。
そしたら、いっけん親からすると❝困った行動❞だとしても、ちょっとおもしろく感じられることが、あるかもしれません♪

男の子育児には「薄目でやり過ごす」スルースキルがあると◎
男の子を育てていると、「なんで!?」と否定的に捉えてしまったり、衝撃を受けたり、理解できないと感じる出来事が、本当にたくさんあります。フルフルはこんな感じです。

親の想像をはるかに超越したことを平気でしてくる~~~! それが男の子(笑)! でもこのあらゆる想定外な出来事全部に「どうして?」「やめなさい」「こうしなさい」と反応していたら……親のほうがもちませんよね(笑)。
そこで悟ったのが「薄目でやり過ごす」というスルースキルを身に付けること!
ただこれは❝無視する・見なかったことにする❞ではなく、❝「薄目」という愛♡❞です! 見ているようで見ていない――輪郭だけでなんとなく見てる、という感じです(笑)。これだと全部真正面から受け取らなくていいので、私自身もちょっとラク。
これは、すなはち――親とは違ったひとりの人間として、子どもの意思を尊重する! ということなのです!!!(ドヤ)
そう思えば、❝スルー❞とはいえ、罪悪感無く、妙にすがすがしく納得できるような……気がしてきませんか?


でも、私も最初からスルースキルがあったわけではありません。
フルフルの保育園時代に、先輩ママたちから「男の子って、そんなものだよ」「それで大丈夫」と言ってもらったことが、すごく心の支えになりました。「あ、これってうちの子だけじゃないんだ」と思えるだけで、ずいぶんラクになりました。
男の子育児って、親が「こうなってほしい」と思っている方向に、子どもを全部合わせようとするから、すごく疲れるんじゃないかなと思うんです。
もちろん、危険なことや、人を傷つけることなど、スルーしてはいけないことはあります。でもそれ以外は、「まあ、今はいいか」と薄目で見流してもいいことが結構あるんじゃないかなとも思います。
ちょっと距離を置いて、「これはスルーしてもいいかな」と思えるようになると、親の気持ちが少しラクになりますし、同時に子どもにとっては、目の前のことに集中できる――お互いにとって良い気がしますね。
≪関連記事≫【孫による奇襲攻撃⁉】じぃじばぁば、まさかの❝想定外❞な出来事だよ/ウチュージンといっしょ
男の子の❝好き❞はパワーのみなもと!これを❝学び❞の逆手に取る⁉
男の子の❝好き❞って、本当にすごいなと思います。フルフルも、好きなものに関してはこちらがびっくりするくらい覚えるのも早いし、深掘っていく力がすごいんですよね。

電車や車が好きならその車種名をどんどん覚えたり、生き物が好きならどんなにカタカナが長くてもその名前を覚えたり――。フルフルはポケモンが大好き。博士レベルなんじゃないか⁉ と思うほど、あっというまに詳しくなっていきました。

こういった姿を見ていると、「勉強させなきゃ」と思うよりも、「好きなものを思いっきりやらせてみる」ことのほうが、子どもにとっては自然な❝学び❞になるんじゃないかなと思うようになりました。
でも、他にも選択肢は色々あるのに「好きなことばかりで大丈夫?」と、思うこともありますよね。私もそうでした。
でも、好きなことをしているときって、本人はすごく集中しているし、調べたり、覚えたり、誰かに話したくなったり……。
もう、目で見ていてわかるくらい「今、脳ミソがフル稼働してるんだろうな。よくわからないけど、すごい脳に良い成分があふれ出てきてる感じするなぁ~。子どもってスゴイ!」って。 実際こういった遊びの中で、集中力や記憶力、考える力などを養ったり、できてるんじゃないかなと思います。まさに、これって親が求めたい❝学び❞の入り口ですよね。
だから、子どもの❝好き!❞はどんなものでも尊重して見守ってあげて、まずは、「そんなに好きなんだね!」といっしょにおもしろがってあげることでいいのかなと―――。
そこから、思いがけないところに❝学び❞が広がっていくこともあるんじゃないかなと思います。

男の子の世界をのぞいてみると、親の世界も広がっていく
男の子を育てながら、「本当にいろんな世界があるな」と感じています。「そういう世界があるんだ」と思ってのぞいてみると、子どもの行動も、ちょっとおもしろく感じられるんですよね。
私自身、毎日ポジティブなわけではありません。へこむことも、泣くこともあるし、言いすぎて「ごめんね」と謝ることもあります。
だから、私の場合はポジティブとネガティブを行ったり来たり。でも、どんな出来事があっても、その最後は「ちょいポジティブ」でいられたらいいな……、そんな気持ちで毎日を過ごしています。
全体的に優等生でなくてもいいし、子どものことを全部わからなくてもいいし、全部受け止められなくてもいい。むしろ、わからないを楽しんでしまえばいいじゃない♪
今、息子は中学生で、反抗もバンバンしてきます! でも、反抗期がくるまでの小学生の頃が本当にかわいすぎて♡
「今からの反抗期を乗り切るために、完全に子育て中の❝かわいさ❞を、前払いしてもらったんだ」と思っています(笑)。
中学生で反抗期を迎えた今になり、「もうないのか、あの頃のわちゃわちゃは……」と、少し寂しくなりました。だから今、未就学~小学生の男の子がわちゃわちゃしているご家庭は、今は今できっとすごく大変で目を背けたくなることもあることと思います……。でももし、少しだけ余裕があるときは、ちょっとだけいっしょにおもしろがったりして、男の子育児を楽しんでもらえたらいいなと思います。
―――
ここまで、『ウチュージンといっしょ』の漫画家・高田真弓さんに、息子さんを通した❝男の子育児の楽しみ方❞について、伺いました。
パラレルワールドをのぞいてみたり、❝好き❞を共感したり、時には少しだけ薄目で見守ってみたり。そんな視点を意識できたら、男の子育児はもっと楽しいものになるのかもしれませんね。
書籍プレゼント応募詳細
書籍プレゼント企画について
抽選で10名様に高田真弓さんの新刊『男の子育児の「なんで?」を楽しむ本』をプレゼントいたします。応募要項をご確認のうえ、応募フォームよりご応募ください。応募締切は、2026年9月28日(月)23:59です。
応募要項
応募締切日後、こそだてまっぷ編集部にて抽選を行います。
当選の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
なお、賞品の発送は10月下旬ごろを予定しております。
ご応募は、おひとり様につき一回限りです。
アンケート回答ページにございます「プライバシーポリシー」もご確認ください。
応募締切:2026年9月28日(月)23:59
応募フォーム
下記の応募フォームよりご応募ください。
みなさんのご応募をお待ちしています!
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪
