【秋の運動会も油断大敵!?】保護者ができる熱中症対策9選

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【秋の運動会も油断大敵!?】保護者ができる熱中症対策9選

秋は夏よりも気温は下がりますが、25度くらいの気温でも熱中症になる可能性があります(※1)(※2)。そのため、日中に屋外で観覧する運動会でも十分な熱中症対策が必要です。

そこで本記事では、秋の運動会における保護者の熱中症対策についてご紹介します。

文/マムズラボ

目次

秋の運動会でも熱中症になる理由は?

環境省では「熱中症の基礎知識」として、熱中症になる要因を3つに分けて紹介しています。熱中症は気温や湿度などの環境条件だけではなく、体調不良や暑さに慣れていないことなども原因になりえます。秋になり涼しい日が続いた後の、湿度が高い25度でも熱中症になる危険があるため、秋も熱中症にかかりやすい季節といえるのです(※1)。

【熱中症になる要因の3分類】

要因
 環境・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・日差しが強い
・閉め切った室内
・エアコンの無い部屋
・急に熱くなった日
・熱波の襲来
からだ・高齢者や乳幼児、肥満の方
・糖尿病や精神疾患といった持病
・低栄養状態
・下痢やインフルエンザでの脱水状態
・二日酔いや寝不足といった体調不良
行動・激しい筋肉運動や、慣れない運動
・長時間の屋外作業
・水分補給できない状況 
(※3)環境省 熱中症予防情報サイト「熱中症対策関連情報/熱中症の基礎知識」より引用

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【服装・グッズ】秋の運動会の熱中症対策3つ

季節の変わり目にあたる秋は寒暖差が大きい傾向があります。寒暖差による体温の調整機能低下を防ぐための対策も行っておくと安心です(※1)(※2)。
なお、熱中症の基本的な対策は季節問わず同じです。

基本の熱中症対策ポイント4つ
・涼しい服装
・日陰を利用
・日傘、帽子
・水分、塩分補給

1.直射日光を避けるグッズを活用する

直射日光を浴びると体温が上昇するため、熱中症の発症リスクが高まります(※4)。そのため、体温の上昇を防ぐためのグッズを活用しましょう。

帽子は日焼け予防としても定番ですが、熱中症対策にも大いに役立ちます。ただし、熱中症を予防する方法のひとつである体温調節では、汗が蒸発できることが大切です。定期的に帽子を取り、汗を蒸発させてくださいね(※5)。

紫外線カット効果をもつ日傘も、直射日光を避けるのに有効です。ワンタッチテントやサンシェードなども活躍するでしょう。ただし運動会には多くの観覧者が集まるので、周囲の迷惑にならないよう考慮しながら使用しましょう。

秋の運動会でオススメの熱中症対策グッズ
・帽子
・日傘
・ワンタッチテントやサンシェード

学校や園によっては、運動会の保護者の観覧エリアや撮影エリアでの日傘の利用を禁じたり、テント類の持ち込みを禁止しているところもあるので、あらかじめ確認してくださいね。

2.涼しい服装を心がける

体の熱を外に逃がしやすくするために、服装を工夫することも重要です。熱中症予防の観点では、通気性に優れた綿・麻などの素材を選ぶのがオススメです。体にフィットするタイプでなく、襟元がゆるめの服やゆったりとしたデザインの服を着ると、体と服の間を風が通るため涼しく感じやすくなります(※6)。

機能性素材の肌着や服を着用することも、熱中症対策のひとつです。吸汗・速乾機能がある肌着などを着用すれば、汗の蒸発を助けるはたらきがあるため、熱中症を防げる可能性があります(※6)。

また、寒暖差による体温の調整機能低下を防ぎ(※1)(※2)、体温を一定に保つため、羽織りものがあると安心です。

秋の運動会でオススメの服装
・通気性に優れた綿・麻などの素材のもの
・体と服の間を風が通りやすい、ゆったりとしたデザインのもの
・機能性素材のインナー 、カーディガンなどの羽織りもの

3.冷却・送風グッズを身につける

秋でも日中の気温が高い日や日陰などの涼しい場所が少ないところでは、熱中症対策を目的とした冷却・送風グッズも活用しましょう。

秋の運動会でオススメの冷却グッズ
・水で濡らして使う冷感タオル
・首を冷やすネッククーラー
・ハンディタイプの扇風機
・うちわや扇子

【観覧時】秋の運動会の熱中症対策4つ

観覧中は子どもの応援に力が入ることもあり、熱中症対策を忘れがちになるかもしれません。気をつけて対策を実行していきましょう。

1.休憩をこまめに取る

帽子や日傘などを使っていても、子どもの出番以外は日陰などでこまめに休憩を取りましょう日差しを浴び続けたり、気温の高いところに長時間滞在したりすると、秋であっても熱中症のリスクが高まります。学校や園によっては、体育館やテントなどに観覧者用の休憩スペースを設けていることがあるので、事前に確認してみてくださいね。

2.水分補給を忘れない

水や麦茶などで定期的に水分を取りましょう。カフェインが含まれる緑茶やコーヒーなどは利尿効果がはたらき、さらに体内から水分が奪われてしまうため、できるだけ避けることをオススメします(※7)。

ただし、水や麦茶には熱中症対策として有効な塩分が含まれていません。水分補給とあわせて、塩分を補給できるタブレットなども食べるようにしましょう。

3.塩分を忘れずに取る

大量の汗をかくと、体内から水分だけでなく塩分やミネラルも排出されます。この状態で水分だけを補給すると、血液中の塩分やミネラル濃度が低くなるため、熱中症になる可能性があるそうです(※8)。

そのため、塩分入りのスポーツドリンクや飴・タブレットなども摂るようにしましょう。効率よく体内へ塩分を補給できるため、熱中症を予防できます。

4.暑さ指数を確認する

秋は夏よりも気温は下がりますが、湿度が高いと熱中症のリスクも高まります。熱中症のリスクを判断する材料のひとつに、暑さ指数(WBGT)を確認することも効果的です。

暑さ指数とは、熱中症を予防することを目的にアメリカで設定された指標で、「湿度」「日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境」「気温」の3つから数値を設定し、危険度を表すものです。暑さ指数の危険度は4段階で表されています。

暑さ指数が28を超えると、熱中症のリスクが高まります。暑さ指数は環境省のサイトの「暑さ指数(WBGT)の実況と予測」で確認できるので、運動会当日の暑さ指数を確認し、危険度に応じた対策については学校の指示に従うようにしましょう。

暑さ指数危険度注意事項
31以上危険外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
28〜31厳重警戒外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
25〜28警戒運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
25未満注意一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。
(※9)環境省 熱中症予防サイト「暑さ指数(WBGT)について/暑さ指数とは?」より引用

【体調管理】秋の運動会の熱中症対策2つ

運動会当日の熱中症を防ぐには、事前の体調管理も大切な対策のひとつです。

1.運動会前日は睡眠をしっかり取る

寝不足だと体調不良につながりやすく、熱中症なるリスクが高まります(※3)。 日本気象協会の調査からも、熱中症救急搬送者数に影響を与える要素として、睡眠が影響していることがわかりました(※10)。運動会の前日は睡眠をしっかり取るようにし、体調を整えておきましょう。

2.栄養バランスのとれた食事を

栄養バランスのとれた食事は、熱中症予防にも効果があります。季節の変り目は食欲がわかないこともあるかと思いますが、1日3食をしっかりと食べ、バランスのよい食事を心がけましょう。熱中症予防を目的にした場合、とくに、次の栄養素を積極的にとることをオススメします。

【熱中症予防に効果のある栄養素の例】

栄養素名効果含まれる主な食品
ビタミンB1疲労回復に役立つ豚肉、大豆製品、アジ、サケなど
カリウム汗で失われたカリウムを補給できる野菜、海藻、果物など
クエン酸乳酸の発生を抑える酢、梅干し、柑橘類など
(※11)多治見市「たじみの暑さに負けない! 美味しい!簡単! 熱中症予防レシピ」から引用

秋の運動会も熱中症対策を万全にして、子どもを応援しよう!

運動会は、子どもたちが楽しみにしている行事であり、これまでのがんばりがかたちになる集大成です。子どもの晴れ舞台を見逃すことのないように熱中症対策をとり、思い出に残る1日を過ごしてくださいね。

【引用】
(※1)猪島医院「生活かわら版 – 秋の熱中症とミネラル補給」
http://inoshimaiin.com/kawaraban/pdf/necchuusyou_2.pdf
(※2)日本テレビ「夏だけじゃない “秋の熱中症”どう対策?」
https://news.ntv.co.jp/category/society/402624
(※3)環境省 熱中症予防情報サイト「熱中症対策関連情報/熱中症の基礎知識」https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness.php
(※4)笹川スポーツ財団「知っているようで知らない、スポーツ時の熱中症対策」
https://www.ssf.or.jp/ssf_eyes/sport_topics/20190807.html
(※5)横浜市「熱中症(熱射病、日射病)を予防しましょう」
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/eiken/hokenjoho/wadai/necchusho/heat1.html
(※6)東海テレビ「服装でも『熱中症予防』を…衣服の工夫に“3つのポイント” 汗の蒸発や風通しを意識し直射日光避けて」
https://www.tokai-tv.com/tokainews/feature/article_20220605_19088
(※7)NHK健康チャンネル「Q&A 熱中症対策での水分補給方法と注意点は?」
https://www.nhk.or.jp/kenko/qa/detail_89.html
(※8)一般財団法人日本気象協会 熱中症ゼロへ「熱中症対策のポイントは、水分補給だけでなく塩分補給!」
https://www.netsuzero.jp/learning/le01/case01-02
(※9)環境省 熱中症予防サイト「暑さ指数(WBGT)について/暑さ指数とは?」
https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
(※10)一般財団法人 日本気象協会「睡眠と熱中症の関係性」
https://www.jwa.or.jp/wp-content/uploads/2019/07/dfe5c3434fc540a6fd3054ab300fb63b.pdf
(※11)多治見市「たじみの暑さに負けない! 美味しい!簡単! 熱中症予防レシピ」
https://www.city.tajimi.lg.jp/gyose/kakuka/documents/nechushorecipe.pdf

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