【一度は行ってみたい!】[秋祭り5選]日本の伝統的なお祭り〜秋編〜

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秋は実りの季節です。秋祭りは、収穫に感謝したり、踊りなどの芸能を奉納したりする行事が多いとされています。

今回は豪華絢爛な山車や屋台が練り歩くお祭りや、神輿(みこし)がぶつかり合う激しいお祭りなど、5つの秋祭りを紹介します。

お子さんといっしょに開催地を地図で調べたり、住んでいる地区のお祭りと比べたりすれば、探究心を培うことにもつながります。

文/こそだてまっぷ編集部

目次

川越まつり[埼玉県川越市/10月第3土曜日・日曜日]

蔵造りの町並みを山車が練り歩く

蔵造りの風情ある町並みで小江戸と呼ばれる川越。
川越まつりでは、精巧な人形を載せた豪華絢爛な山車が町を練り歩きます。

川越まつりは、1648(慶安元)年に、川越藩主だった松平信綱が氷川神社に神輿や太鼓などを寄進し、祭礼を行うように勧めたことが起源です。2016(平成28)年12月には「川越氷川祭の山車行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

見どころは山車の「曳っかわせ(ひっかわせ)」

山車には、囃子台(舞台)があり、笛や大太鼓、小太鼓、鉦(しょう、打楽器)が奏でる囃子(はやし)の音色に合わせて、天狐(てんこ)、おかめ、狸などの面をつけた踊りが披露されます。

山車と山車とがすれ違うとき、山車の正面を向かい合わせて囃子を競う「曳っかわせ(ひっかわせ)」が見どころのひとつです。

こちらもチェック→[夏祭り6選]日本の伝統的なお祭り〜夏編〜

秋の高山祭(八幡祭)[岐阜県高山市/10月9日・10日]

日本三大美祭のひとつ

秋の高山祭(八幡祭)は、高山市の北部の鎮守の神社「櫻山八幡宮」の例祭(神社で行われる最も重要で盛大なお祭り)です。

毎年4月に行われる春の高山祭(山王祭・日枝神社の例祭)と合わせて高山祭と呼ばれ、祇園祭(京都府京都市)、秩父夜祭(埼玉県秩父市)とともに日本三大美祭のひとつに挙げられています。

飛驒の匠の技を伝える屋台が勢ぞろい

秋の高山祭では、11台の屋台が登場します。「動く陽明門」とも称される豪華な屋台で、飛驒の匠の手による彫刻やからくり人形のほか、刺繍を施した織物などが見事です。

屋台が町を巡る「曳き廻し(ひきまわし)」、精巧な人形の動きを披露するからくり奉納などの伝統的な行事が楽しめます。

灘のけんか祭り[兵庫県姫路市/10月14日・15日]

壮観な7つの屋台の宮入り

灘のけんか祭りは松原八幡神社(姫路市白浜町)の秋の例祭です。
10月14日は祭りに参加する7つの地域から屋台が松原八幡神社に宮入りし、神事が行われます。

屋台は神輿の形をした太鼓台で、シデ棒(赤や青、黄色などの色紙を飾った竹)をもつ人たちが屋台を囲んで祭りを盛り上げます。

3基の神輿を激しくぶつけ合う

10月15日には3基の神輿を激しくぶつけ合う「神輿合わせ」が行われます。神輿が倒れるのを防ぐために、ケンゴーという長い竹の棒で神輿を支えます。

神輿や山車、太鼓台などをぶつけ合う神事は日本各地で行われ、「けんか祭り」と称されています。灘のけんか祭りは最大規模の「けんか祭り」といわれています。

きつねの嫁入り(稲穂祭)[山口県下松市/11月3日]

白ぎつねの言い伝えがある花岡福徳稲荷社

きつねの嫁入り(稲穂祭)が行われる花岡福徳稲荷社には、白ぎつねの言い伝えがあります。

法静寺の住職が1724(享保9)年のある日、数珠をなくしてしまいます。住職の枕元に白ぎつねの夫婦が立ち、数珠を届けに来たと告げ、森で死んでいる自分たちを弔ってくれたら、お寺や里の人を災難から守ると約束しました。住職が白ぎつねを供養したところ、失せ物などが見つかるとして寺に参る人が増え、夫婦の白ぎつねは法静寺の境内に福徳稲荷として祀られたというものです。

きつねの新郎新婦役は秘密

稲穂祭は毎年11月3日に行われてきましたが、1950(昭和25)年から言い伝えにちなんだ「きつねの嫁入り行列」が始まると、より多くの人が集まるようになりました。

きつねの面をかぶった嫁入り行列の先頭は、新郎新婦を乗せた人力車です。新郎新婦役の正体は秘密で、選ばれた人は良縁に恵まれるといわれています。

長崎くんち[長崎県長崎市/10月7〜9日]

異国趣味が取り入れられた大祭

長崎くんちは諏訪神社の秋の大祭です。1634(寛永11)年に、ふたりの女性が諏訪神社神前に謡曲「小舞」を奉納したことが始まりとされています。

外国との貿易を禁じる鎖国政策が行われていた江戸時代も、長崎は中国やオランダとの貿易が許されていました。そのため、奉納される演(だ)し物は、「龍踊(じゃおどり)」や「阿蘭陀船(おらんだせん)」など、中国やオランダの文化の影響を受けています。

“くんち”ってどういう意味?

旧暦9月9日を重陽の良き日として祝う風習が中国から伝わったことから、9日をくんちと読んで、祭礼日を指すようになったと言われています。収穫した食べ物を神に供える「供日(くにち)」がもとになったという説もあります。

九州の北部で行われる秋祭りが“くんち”で、博多おくんち(福岡県福岡市)、唐津くんち(佐賀県唐津市)と長崎くんちが日本三大くんちに数えられます。

日本の秋を彩る伝統的なお祭りや珍しいお祭りを紹介しました。ぜひ一度は訪れてみたいですね。

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