【年長(5歳・6歳)に勉強は必要?】オススメ教材15選と家庭学習のコツ

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年長(5歳・6歳)は、就学に向けて学習意欲も向上し、何事にも自信を持って取り組みやすくなる時期です。「小学校入学までに勉強をはじめさせたい」「学習習慣を身につけさせておきたい」と考えている保護者も多いのではないでしょうか。

この記事では、年長(5歳・6歳)にオススメの教材15選を紹介します。ドリルやワーク、知育教材など各教材の特徴やメリットも解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。小学校に向けて生活の中に勉強を取り入れ、学習習慣を身につけていきましょう。

目次

年長(5歳・6歳)に勉強は必要? 家庭学習のメリット

幼児教育や脳科学の研究によると、人間の脳は6歳までにほぼ完成するといわれています。脳の成長期に家庭学習をはじめれば、効率的に学習内容を吸収することができます。自発的に学ぶことで集中力が高まり、学習内容がしっかりと定着します。知的能力や学力が向上すれば、将来の可能性も広がるでしょう。

また、幼稚園年長は小学校への就学が目前になることで、学習意欲が高まる時期です。「すてきな小学生になりたい」「勉強もがんばりたい」などモチベーションが高まっているときは、家庭学習をはじめるベストタイミングといえます。

年長(5歳・6歳)の勉強に適した教材の選び方

幼児向けの教材を検討しているかたの中には、「ドリルやワークを使用したほうがいいの?」「教材が多すぎて選べない」と悩んでいるかたも多いでしょう。ここでは、年長の家庭学習に適した教材の選び方を紹介します。3つの選び方を参考にしながら、お子さんに合った教材を探しましょう。

①小学校での学習を先取りできるもの

小学校での勉強に困らないように、少し先取りしておきたいと考えている場合、学習内容を予習できるような教材が適しています。小学校1年生では以下のようなことを学習します。

・国語:ひらがなの読み書き、カタカナの読み書き、漢字、ことばの使い方 など
・算数:数字の読み書き、足し算、引き算、時計の読み方 など

そのほか、生活では身の回りのものの使い方や社会生活のルールなどを学習します。こういった学習内容を先取りしておくと、学校での勉強や宿題にも自然に対応できるでしょう。

②伸ばしたい能力や目的に合ったもの

勉強を通して思考力や集中力、判断力、認識力などさまざまな能力が養われます。幼児期は、目的とする知的能力の向上をサポートできるような教材を選びましょう。

また、幼稚園年長は心身の発達が著しく、できることも増えるため、自己肯定感が高まり自分に自信がつきやすい時期です。モチベーションを維持できるよう、お子さんの興味関心や発達に合った、適切な難易度の教材を選択しましょう。

③お子さん自身が気に入ったもの

どの教材を選べばいいかわからないときや、おうちのかたが選んだ教材を嫌がるときは、お子さん自身が気に入ったものを取り入れるのも方法のひとつです。

なお、幼児期の場合は、勉強に関する教材だけに絞る必要はありません。知育教材のように、遊びを通して学びを深められるようなものもオススメです。また、楽しく学ぶことで勉強に対するイメージがよくなり、今後の学習にも取り組みやすくなるでしょう。

年長(5歳・6歳)にオススメ! 勉強習慣が身につくドリル・ワーク10選

ここでは、年長(5歳・6歳)にオススメのドリル・ワーク10選を紹介します。各教材の特徴やメリット、使い方などを解説するので、参考にしてみてくださいね。ドリル・ワークを活用して、小学校入学までに勉強する習慣を身につけさせましょう。

学研の幼児ワーク 5歳 めいろ

学研の幼児ワーク編集部(編)
定価 726円 (税込)

『5歳 めいろ』は、文字や絵をかくための基礎となる、運筆力が養えるドリルです。平面の迷路だけでなく、立体的な迷路もあり、空間認識能力も高められます。

また、しりとりやなぞなぞをしながら進む「文字めいろ」や、数字の順に進む「数めいろ」などで遊ぶことで、国語や算数の学習にも取り組みやすくなります。

くせのない きれいな字になる ひらがなれんしゅうちょう

絵本・教育書編集室(編)
定価 825円 (税込)

『くせのない きれいな字になる ひらがなれんしゅうちょう』は、正しいひらがなの書き方を覚えられるドリルです。書き順やきれいに書くためのポイントが丁寧に紹介されています。

このドリルでひらがなを書く回数は、1文字あたり30回。何度も反復練習をする中で、書き方がしっかりと記憶に定着します。ドリルに記載されている「よくない例」も参考にしながら、正しい書き方を習得しましょう。

5歳 おすしドリル ~もじ かず ちえ~

入澤宣幸(協力)
定価 902円 (税込)

『5歳 おすしドリル~もじ かず ちえ~』は、子どもが好きな「おすし」をモチーフにした問題が楽しめるドリルです。シールはりや工作などの活動を通して、もじとかず、ちえの3ジャンルを学習できます。幼児の好奇心を刺激する内容になっているので、ほかのドリルが続かなかったというお子さんも、ぜひチャレンジしてみてください。

おすしのネタが一覧で見られる「おすしずかん」のページや「おすしかるた」もついてきます。家族といっしょに遊びながら楽しく学びを深めましょう。

モンテッソーリ知育こうさくワーク

日本モンテッソーリ教育綜合研究所(監修)
定価 1,100円 (税込)

『モンテッソーリ知育こうさくワーク』は、工作を通してモンテッソーリ教育に取り組めるワークです。はる、切る、折る、編むの4分野を工作しながら楽しく遊ぶ中で、考える力や形への関心を高めます。指先を動かすため、巧緻性を向上させたいときや、ほかのドリルやワークに取り組む前の頭の運動にもオススメです。

また、カラフルな色合いとかわいらしいイラストが採用されているのも魅力のひとつです。絵本を読むような感覚で進められるので、お子さんのやる気をひき出します。

学研の幼児ワーク 6歳 ハイレベル たしざん ひきざん 新装版

学研の幼児ワーク編集部(編)
入澤宣幸(構成)
定価 726円 (税込)

『6歳 ハイレベル たしざん ひきざん 新装版』は、足し算や引き算といった計算の練習ができるワークです。生活に関連する文章問題やくり上がり・くり下がりのあるハイレベル問題など、さまざまなパターンの問題が掲載されています。

「おうちのかたへ」のコーナーでは指導ポイントも記載されており、初めてドリルを使用するかたも安心です。ポイントを参考にしながらお子さんの勉強をサポートしましょう。

ひらめき☆天才パズル4 すいり

東田大志(協力)
土門トキオ(作)
定価 506円 (税込)

『すいり』は、推理力や観察力を育むパズルワークです。いくつかの条件から答えを推理して、パズルを完成させていきます。シルエット問題や絵比べなど問題のバリエーションが豊かなので、飽きずに最後まで取り組めるでしょう。

最後の1問は、京都大学パズル博士の東田大志氏が考案した問題です。難度が高く、問題を解くことができれば達成感を味わえます。

「読解力」がぐんぐん伸びる 名作おはなしれんしゅうちょう

横山洋子(監修)
入澤宣幸(著)
定価 825円 (税込)

『『読解力』がぐんぐん伸びる 名作おはなしれんしゅうちょう』は、文章から読み解く力を育てるためのドリルです。物語のあとに問題が出てくる構成になっており、文章の内容や伝えたいことをしっかりと理解できたかどうかを確認できます。短い文章からはじめられるので、あまり本を読み慣れていないお子さんでも取り組みやすいでしょう。お話のあらすじが描かれた「おはなしカード」は、トランプのように使用できます。

学研の幼児ワーク 4~6歳 かいてけせる アルファベット

わだことみ(原案)
定価 858円 (税込)

『4~6歳 かいてけせる アルファベット』は、AからZまでのアルファベットと英単語を学べるワークです。めいろなどの楽しい遊びを通して、アルファベットの大文字・小文字を覚えられる内容になっています。明るいカラーと動物のイラストが多用されており、お子さんが自然と英語に親しめるオススメの一冊です。また、書いて消せる機能がついているので、何度も書いて練習ができます。

4~6歳 学習・記憶のコアを育てる きおくのれんしゅうちょう

池谷裕二(監修)
入澤宣幸(原案)
定価 880円 (税込)

『4~6歳 学習・記憶のコアを育てる きおくのれんしゅうちょう』は、脳科学の観点から生まれた、記憶力の基礎を培うためのワークです。「イメージする」「作業記憶を伸ばす」「イメージで覚える」の3ステップで、覚えやすく思い出しやすい記憶力のトレーニングができます。

東京大学教授の池谷裕二氏が監修した、作業記憶の育成に役立つ「記憶遊びカード」つきです。気軽に持ち運びができるサイズなので、お出かけの際や習いごとの待ち時間などにも活用できます。

頭脳開発×学研教室 入学準備 2024年度版

頭脳開発・学研教室編集チーム(編)
定価 891円 (税込)

『頭脳開発×学研教室 入学準備 2024年度版』は、入学前に覚えておきたい文字、数、生活を学べる一冊です。1年生で習う漢字や時計などをまとめて学習できます。英語は「こどもえいごかるた」アプリ(ダウンロード無料)や、音声サイトでかんたんに発音を確かめられます。ネイティブの発音を覚えさせたいと考えているかたは、積極的に活用しましょう。

各ページを終えたときにもらえる「がんばりシール」もついています。問題をクリアしたページにはっていけば努力が一目でわかり、意欲向上に役立つでしょう。

年長(5歳・6歳)にオススメ! 楽しく学べる知育教材5選

幼稚園年長(5歳・6歳)は、身の回りの物事への関心や好奇心が高まる時期です。心身の発達に伴い自信もつき、新しいことにも進んで挑戦しようとする姿が見られます。この時期の子どもは、遊びの中から学びを深めることも大切です。ドリルやワークといった勉強教材にとらわれず、知育教材も積極的に活用しましょう。

ふしぎの国のアリのすハウス

島田拓(監修)
学研プラス(編・著)
価格 1,980円 (税込)

「ふしぎの国のアリのすハウス」は、アリを飼育しながら、地中でのくらしを間近で観察できるキットです。食べ物の好き嫌い調べやめいろ実験などもでき、小学校での理科の勉強につながっていきます。

日本一アリの飼育に詳しい島田拓先生監修のガイドブックもついており、入学後の自由研究の参考にもなります。

アルゴ ベーシック

算数オリンピック委員会 若杉栄二(作)
価格 1,870円 (税込)

「アルゴ ベーシック」は、算数オリンピック委員会が開発したゲームです。ヒントを読み解きながら、相手の持つカードの数字を推理します。このゲームに勝つためには、ヒントから規則性を見出したり、相手の反応を観察したりする力が必要です。遊びをと通して、自然と考察力や論理的思考力を高められます。

累計発行数100万部を突破する人気教材です。難度は高いもののルールはかんたんなので、大人から子どもまでみんなで楽しめます。

リ:チェント

稲葉直貴(作)
価格 1,870円 (税込)

「リ:チェント」は、世界的に活躍するパズル作家・稲葉直貴氏の名作ゲームです。イタリア語で「100」という意味の「チェント」は、「100までの数」「たし算・ひき算」「かけ算・わり算」をテーマにした3つのゲームが楽しめます。
作戦を立てたり推理したりするバトルゲームで家族やお友だちと楽しく遊びながら、算数の内容もしっかりと身についていきます。

どうぶつ村のおかいものゲーム お金が学べる!

学研プラス(編)
かしわらあきお(絵)
価格 1,320円 (税込)

「どうぶつ村のおかいものゲーム お金が学べる!」は、お金の使い方を学ぶための教材です。2種類のすごろくゲームと8種類のミニゲームで、遊びながら楽しくお金に関する知識を深められます。

紙のコインとお札も入っており、お買い物ごっこを通してお金の使い方を学べます。ゲームの中にはかわいい動物が登場するため、幼児期の子どもでも親しみやすいでしょう。

スライムパレット

学研プラス(編)
価格 2,200円 (税込)

「スライムパレット」は、オリジナルのスライムが作れるキットです。お子さんに人気のスライムですが、こちらは虹色のスライムや、温度によって色が変わる不思議なスライムを作ることができます。
気に入ったスライムができたら、お友だちにプレゼントしたり、交換したりして楽しみましょう。

年長(5歳・6歳)が勉強する際のコツと注意点

勉強をはじめる際は「どこまでやればいいのだろう……」と悩むこともあるでしょう。年長(5歳・6歳)は知的好奇心や学習意欲が高まる時期です。この時期に学習習慣を身につけておくと、就学後の勉強にもスムーズに移行できます。

年長児の発達の特徴やお子さんの性格に合わせてしっかりとサポートしましょう。ここからは、勉強をサポートするときのコツと、家庭学習の際に気をつけたい注意点を紹介します。

毎日同じ時間に机に向かう

年長児における家庭学習のポイントは、勉強する習慣を身につけることです。毎日決まった時間に机に向かうことで、勉強する癖がつきやすくなります。長時間の勉強よりも、毎日コツコツと勉強を続けるよう心がけましょう。

また、幼児期の子どもの集中力が続く時間はそう長くありません。目安では「年齢+1分」といわれており、長い場合でも15~30分程度で集中力は途切れます。無理やり勉強させると勉強自体が嫌いになることもあるため、無理のないスケジュールを立てましょう。

おうちのかたが勉強する姿を見せる

おうちのかたがいっしょに勉強すると、楽しく学習に取り組めるようになり学びが深まります。サポートが必要なときにもすぐに対応できるため、勉強中はできるだけ近くで見守りましょう。

また、おうちのかたが読書をしたり資格取得に向けた勉強をしたりして、手本を見せるのも方法のひとつです。勉強への姿勢や取り組み方を、自然と理解できるようになります。お互いに刺激を与え合えるため、学習意欲も向上するでしょう。

自信や向上心が高まる体験を増やす

学習習慣を身につけるためには、成功体験を増やしてあげるとよいでしょう。「上手に書けたね」「難しい問題にも挑戦できたね」といったように、結果ではなく努力を認め、ほめるようにしましょう。親に認めてもらえることで自己肯定感が高まり、自信がつきます。

勉強しないからと叱ったり、できなかったところを厳しく追及したりしてはいけません。「勉強すると叱られる」と認識し、勉強を嫌がるようになる恐れがあります。勉強に対してよいイメージを抱けるよう、できたことやがんばったことを見つけてやさしく声かけをしましょう。

まとめ

年長児は、小学校入学を目前に控え、勉強に対するモチベーションが高まる時期です。家庭学習をはじめて、学習習慣を身につけていきましょう。勉強の際に使用する教材は、お子さんの発達や性格、伸ばしたい能力に合ったものを選んであげてくださいね。

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