なんでスイカにはたねがあるの?~スイカいろいろ 黒?黄色?白?

更新日: 公開日:

3~5歳くらいのお子さんは、「なんで?」「どうして?」と聞いてくる「なんでちゃん」です。一つ答えるとその答えにさらに「なんで?」と聞いてくることも。

疑問の答えを調べることはできても、それを小さい子にわかるように言い換えるのは案外難しいことですね。ここでは、りんごちゃんが小さい子にわかりやすいことばで、季節のトピックにおこたえしていきます。

参考文献:高橋久光 監修『たのしい野菜づくり育てて食べよう8 スイカやイチゴ いろいろなくだもの』(小峰書店)/高橋英生 編 沢田としき 絵『そだててあそぼう27 スイカの絵本』(農山漁村文化協会)/『色・形・大きさがよくわかる タネの大図鑑 身近な花・木から野菜・果物まで』サカタのタネ 監修(PHP研究所)/『NATURAふしぎをためす図鑑 しょくぶつのさいばい』肥土邦彦 監修(フレーベル館)/武田澄子 監修『季節と行事のかるた』(学研)

(な)(シャリシャリ…)すいか、最高!!!おいしい!

(り)たねはちゃんと出してね〜。

(な)なんか、たねを出すのがちょっとめんどうくさいなあ。なんでスイカにはたねがあるんだろう?

(り)それはね…

なかまをふやすためだよ。おいしい実ができると、動物や鳥が食べてくれるでしょ?

その動物や鳥がべつの場所でうんちをする。そしてそのうんちの中にあるたねが…

(な)芽を出すんだね!

(り)そうだよ。すいかなどの草や、木は自分では動けないでしょ?

動物や鳥に運んでもらえば、ちがう場所でなかまが大きくなれるからね。

もっと しりたい?

*スイカのたねは4〜5月ごろたねまきをして、条件さえそろえば、割と簡単に芽がでてきます。
しかし、たねから育てると病気になりやすく、また、スイカ一株を育てるのに、少なくともたたみ一畳分ほどのスペースが必要ともいわれるので、おうちで収穫まで育てるのはちょっと難しいですね。

*スイカの皮やたねは、すててしまうことが多いですが、皮を漬け物にしたり、たねを油炒めしたりして、食べることもあります。中国には、たねを食べるためのスイカ(たねが大きい品種)もあるとか。

*あまりおいしくないスイカは、小さく切って砂糖か蜂蜜をかけ、レモン汁を少し加え、凍らせます。細かくくずしてもりつけると、「スイカかき氷」のできあがり。

(な)スイカのしましまもようも、おもしろいよねー。

(り)日本にすいかがきたばかりのころは、しましまじゃなくて、こい緑色とか、黄色とか、青白い色をしてたんだって。

(な)うーん…なんかそれだと、メロンぽいかな? やっぱり緑と黒のしましまもようが「スイカ」って感じがする。

(り)さいきんはしましまじゃなくて、まっくろの皮のスイカや、黄色い皮のスイカもあるよ。

スイカの中身も、赤のほかに、黄色やオレンジ…なんと、白いスイカもあるんだって。

▲色々な種類のすいか 写真:photolibrary
▲中が黄色いスイカ

(な)中が黄色いスイカは、食べたことあるよ。甘くておいしかったなあ。

白いスイカは見たことないけど…どんな味がするんだろう。

(り)味はさっぱりして、とっても甘いらしいよ!

白いスイカは、傷つきやすいから、あまりお店にはならばないんだって。

(な)そうなんだ~。いつか食べてみたいな!

参考ホームページ:スイカの育て方.com

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

あわせて読みたい

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

関連記事