子どもの乳歯が抜けて永久歯に生え替わるのは、子どもの成長を感じうれしくもありさびしくもあります。同時に気になるのが、抜けた乳歯はどうすればいいのかということです。
そこで今回の記事では、抜けた乳歯の取り扱い方、乳歯の保管方法や乳歯ケースの選び方について解説します。
文/マムズラボ
子どもの乳歯が抜けるのはいつごろ?
そもそも、子どもの乳歯はいつごろから抜けはじめるのでしょうか?
5歳ごろから徐々に抜ける
個人差はありますが、5歳ごろから徐々に抜けはじめ、12歳ごろまでに上下20本すべての乳歯が永久歯に生え替わります。
乳歯の下に埋まっている永久歯が出ようとして、乳歯の根っこが溶け、自然と乳歯が抜けます。その後、乳歯が抜けたスペースに永久歯が生えてきます。
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乳歯から永久歯に生え替わる時期に注意すること
乳歯から永久歯へ生え替わる時期に注意することを2点ご紹介します。
グラグラしている乳歯を無理に抜かない
グラグラしている乳歯を無理やり抜くと、歯の根っこが歯茎に残って炎症を起こしたり、歯茎が傷ついて出血してしまったりする可能性があります。子どもがグラグラする歯を気にしていても、無理に抜かずに自然に抜けるのを待ちましょう。
抜けたあともしっかり歯磨きをする
乳歯が抜けたあとも、周囲の残った歯をしっかりと磨くようにしましょう。周囲の歯に磨き残しがあると、あいたスペースに菌が入り、炎症を起こす可能性があります。
また、永久歯の生えはじめは歯質が弱く、むし歯になりやすいです。そのため、保護者が仕上げ磨きを入念にしたり、フッ素入りの歯磨き粉で歯磨きしたりするとむし歯予防になります。
乳歯が抜けたらどうしたらいい?
乳歯が抜けると、抜けた乳歯をどうすればいいのかという点が悩みどころです。ここでは、抜けた乳歯の取り扱い方を3つご紹介します。
風習にならって捨てる
日本では「下の歯は屋根の上へ、上の歯は床下へ捨てる」という風習があります。永久歯の成長を願って行う習わしのひとつです。
しかし、これは一軒家でないとご近所トラブルになりかねないので注意しましょう。
成長の記録として保管する
へその緒やうぶ毛と同様に、乳歯も成長の記録として保管する方法です。 マンション住まいがふえた近年では、成長の記録として保管する人も多くなっています。
保管する際は、しっかり消毒、洗浄をして乾燥させておくのがポイントです。 オキシドールに乳歯を半日程度つけ置きしたあと、歯ブラシなどで汚れをしっかり落とし、よく乾燥させてから保管します。
歯髄細胞バンクへ預ける
あまり知られていないかもしれませんが、抜けた乳歯を歯髄細胞バンクに預けるという方法もあります。歯髄細胞バンクへ乳歯を預けることによって、将来病気やケガをした際に、幹細胞を活用した治療を受けられる可能性があります。
1本の歯から複数回の治療に必要な幹細胞を確保できることが報告されており、注目が集まっている保管方法です。
抜けた乳歯を保管するオススメの乳歯ケース3選
抜けた乳歯の保管に使えるケースにはいくつか種類があります。乳歯の保管数やケースの素材など、お好みに合ったケースを見つけてみてください。
1. 歯を厳選して保管するタイプ
1~2本程度の乳歯を厳選して保管できるタイプはコンパクトで収納しやすく、種類も豊富です。
こちらの商品はドイツ製の乳歯ケースで、ドイツ語で「歯が生えますように」というメッセージが入っています。フタがネジ式になっているので、万一落としたときも中身が飛び出てしまう心配がありません。
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2. プラスチックタイプ
プラスチックでできている乳歯ケースは、比較的安価なものが多く、カビが生えにくいので長期保存しやすいのがメリットです。
こちらの商品は、口のような形が特徴的なプラスチックケースですべての乳歯が収納できます。コンパクトサイズなのもポイントで、名前や日付が書けるようになっています。
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3. 1本ずつ日付が記録できるタイプ
1本ずつ乳歯が抜けた日付を記入する欄がある乳歯ケースです。思い出を振り返りやすく人気があり、特別な思い出として残しておきたい人にオススメです。
こちらの商品は、付属のアクリル板に日付が書けるだけでなく、桐箱などに名入れができるのが特徴です。日本の職人が手作りしているもので、高級感と特別感があります。
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いつ乳歯が抜けてもいいように準備しておこう
成長にともなってグラグラと動き、やがて永久歯に生え替わる子どもの歯。日本の習わしで投げるのも、大切に保管するのもいいでしょう。
抜けた乳歯を保管できるケースは、思い出として残しておくのにぴったりなアイテムです。歯が抜けたときの様子もいっしょに書きとめておけば、唯一無二の思い出になりますよ。ぜひ、子どもといっしょに歯の成長を楽しんでくださいね。
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