栄養バランスを考えながら、子どものごはんを作るのは大変と感じている保護者も多いのではないでしょうか?
この記事では、日々のごはん作りを楽にする夏野菜を使った作り置きおかずのレシピや、作り置きする際の注意点などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
文/マムズラボ
夏野菜を使ってできる作り置きレシピ6選
旬の夏野菜は、栄養豊富で安く購入できるので積極的に使いたい食材です。まずは、先輩ママパパがオススメする夏野菜作り置きおかずレシピを6つご紹介します。
1.ズッキーニ、なすを使った腸活ラタトゥイユ
「料理教室まえだごはん」さんのInstagramより(@maedagohan)
https://www.instagram.com/p/CsVPFZaPdq_/
料理教室まえだごはんさんは2歳と0歳の子どもを育てる管理栄養士ママです。腸を整える麹を使ったメニューが得意で、料理教室なども開催しています。このラタトゥイユは、ビタミンや食物繊維をたっぷり摂取でき、冷やしてもおいしく食べられます。
【材料】
・ズッキーニ:1本
・なす:1本
・パプリカ:1個
・たまねぎ:1/2個
・にんにく:1かけ
・トマト缶:1缶
・オリーブオイル:大さじ1
・塩麹:大さじ2
・みそ:小さじ1
・甘酒:大さじ1
【作り方】
1.ズッキーニ、なす、パプリカを食べやすい大きさに切る
2.たまねぎを1cm角に切り、にんにくを薄切りにする
3.鍋にオリーブオイル、にんにくを入れ、香りがしっかりでてくるまで焦げないよう弱火にかける
4.鍋に切った野菜を入れ、火にかけながらオイルを絡めるように混ぜる
5.トマト缶、塩麹を入れ、野菜がお好みの柔らかさになるまで煮込む
6.最後にみそ、甘酒を加えて混ぜ合わせて完成
2.トマトときゅうりのポン酢和え
「みぃ ✱ 料理家 ✱管理栄養士」さんのInstagramより(@mii.recipe)
https://www.instagram.com/p/CtyMLbjyR-J/
みぃさんは料理家・管理栄養士で、子どもが大好きなごはんレシピや働くママパパ応援レシピを多く投稿しています。今回ご紹介するレシピは5分で作れるので、作り置きおかずのレパートリーに困ったときや、夕ごはんにあと1品欲しいときなどにオススメです。
とくにトマトやきゅうりを育てているかたは、たくさん収穫できたときの消費にぴったりのメニューといえます。さまざまな薬味をプラスしてアレンジしてもおいしいそうですね。
【材料】
・トマト:250g
・きゅうり:1本
・塩:ひとつまみ
(A)
・ポン酢:大さじ2
・ごま:大さじ1/2
・塩昆布:ひとつまみ
【作り方】
1.トマトを洗ってヘタを取り、2cm幅の乱切りにする
2.きゅうりは洗ってヘタを落とし、乱切りにする
3.きゅうりに塩ひとつまみを振って5分置き、ギュッと水気を絞る
4.3とトマト、(A)を和えて完成
3.レンジで無限ピーマンナムル
「しもんnoらくらくキッチン/30代ワーママ👩🦱」さんのInstagramより(@rakuraku.kitchen)
https://www.instagram.com/p/Ckk3OkHyXIQ/
しもんnoらくらくキッチンさんは1歳の子どもをもつ30代ワーママです。3人家族で1か月の食費は3万円以内になるよう工夫しているそうで、非常に節約上手ですね。
ピーマンを切って電子レンジで加熱し、和えるだけのかんたんレシピなので、作り置きおかずを作るときの負担も少なくて済みます。ピーマンナムルのきれいな緑色は食卓に彩りが欲しいときにぴったりです。塩昆布をお好みで加えても美味しいそうですよ。
【材料】
・ピーマン:3~4個
・いりごま:適量
・塩昆布:適量
(A)
・鶏ガラスープの素:小さじ1/3
・ごま油: たらす程度
【作り方】
1.ピーマンは種を取り除いて縦に細く切る
2.耐熱容器にピーマンを入れ、ふんわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで1分30秒チンする
3.(A)を和えて完成
電子レンジは、ご使用の機種や耐熱容器の種類、食材の状態などにより、加熱の程度に差が生じます。食材にしっかりと火が通るまで、出力ワット数や加熱時間を調整してください。
4.炊飯器で作る無添加コーンスープ
「jamママ|やりくり上手の無添加ごはん」さんのInstagramより(@jam.mamasaan)
https://www.instagram.com/p/CScoAKLBS2u/
jamママさんは計量が苦手なかたや、ズボラな人でもできるお手軽レシピを紹介します。とくに無添加で健康的なメニューや、炊飯器を使った離乳レシピなどを発信しています。
代表的な夏野菜の1つであるとうもろこしを使ったコーンスープは、子どもが大好きなメニューです。炊飯器のボタンを押すだけで完成するので手軽に作れます。また、オートミールを入れることで鉄分などの栄養も摂れるので、子どもがいる家庭にぴったりの作り置きメニューです。
【材料】
・とうもろこし:2本(身をそいで芯も入れる)
・たまねぎ:1/2個
・オートミール:大さじ2(なくても○とろみと鉄分補給に)
・塩麹:大さじ1(なければ塩小さじ1)
・水:400cc
【作り方】
炊飯器に材料をすべて入れ、おかゆモードでスイッチオンして完成
5.オクラのピリ辛漬け
「なな|料理初心者さんでも作れるレシピを発信」さんのInstagramより(@nana_cook748)
https://www.instagram.com/p/CtxOxaEyGE0/
栄養士のななさんは、料理初心者でもかんたんに作れるレシピを発信しています。今回ご紹介するメニューは夏野菜のオクラを使ったレシピで、冷蔵庫に置いている間に味が染みるので、作り置きに向いています。漬け込んだオクラを刻んでごはんにのせるなど、アレンジして食べるのもオススメです。
【材料】
・オクラ:5~7本
(A)
・砂糖:小さじ1/2
・醤油:大さじ1と1/2
・酢:大さじ1/2
・豆板醤:小さじ1/3
・ごま油:小さじ1
【作り方】
1. オクラはガクを落として塩でうぶ毛をこすり落とす
2. 沸騰したお湯で茹でる
3. (A)にオクラを漬け込んだ状態で30分ほど冷蔵庫にいれたら完成
6.夏野菜たっぷりのキーマカレー
「🅂🄰🄺🄸」さんのInstagramより(@saki.cooking)
https://www.instagram.com/p/Cgp70fsP2-6/
1歳の子どもがいる🅂🄰🄺🄸さんのレシピは本に掲載されたこともあり、かんたん・節約メニューを多く発信しています。
この夏野菜キーマカレーはズッキーニ、トマト、大豆を使用していますが、冷蔵庫にある野菜を使って作ることもできるので、冷蔵庫整理や食品ロス対策にもなりますね。カレーが好きな子どもも多いので、作り置きしておけば子どもも喜ぶこと間違いなしのメニューです。
【材料】
・合い挽き肉:200g
・ズッキーニ:1本
・小ぶりなトマト:2個
・水煮大豆:120g
・たまねぎ:1個
(A)
・水:100ml
・カレーパウダー:大さじ3
・ウスターソース:大さじ1
・顆粒コンソメ:小さじ1
・にんにくチューブ:3cm
・しょうがチューブ:3cm
・塩コショウ:少々
・ケチャップ:大さじ2
【作り方】
1.野菜をすべてみじん切りにする
2. 油をひき、ひき肉と切った野菜を炒める
3.(A)を入れて 汁気がなくなるまで煮詰めたら完成
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夏野菜を作り置きするときの注意点とは?
非常にみずみずしく栄養豊富な夏野菜は、水分が多いため作り置きする際には注意が必要です。そこで、食中毒予防や作ったおかずを長持ちさせるためのポイントをご紹介します。
なお、調理前の手洗いもしっかり行い、可能であれば使い捨て手袋などを使うのもオススメです。
保存容器や菜箸などは清潔なものを使う
作り置きおかずを入れておく保存容器や、食材を触る箸・スプーンなどは濡れていない清潔なものを使用しましょう。保存容器や箸などに雑菌が残っていた場合、水分が残っていると雑菌が繁殖して食中毒などにつながる可能性があります。
調理済み食品はしっかり冷ましてから冷蔵庫にしまう
作ったおかずを温かいまま冷蔵庫にしまうと、冷蔵庫内の温度が上がり、ほかの食品などを傷ませてしまう可能性があります。買った食材や、作ったおかずを無駄にしないためにも、よく冷ましてから保存するようにしましょう。
また、熱いまま保存容器のふたをしてしまうと、水蒸気がこもって保存容器のふたに水滴がつき、その水分が菌を増殖させる原因になることもあります。冷めるまではふたをせずにラップなどを代用したり、ふたに水滴がついていたらキッチンペーパーなどでふいたりしましょう。
調理の際はしっかり加熱し、水分をとばす
食中毒や食材の腐敗を防ぐために、生焼けのまま保存しないことや、水分をしっかりとばしてから保存をすることを意識しましょう。菌は水分を栄養に繁殖するので、水分の多い夏野菜はとくに注意が必要です。
買ってきたらすぐに調理するのも、食中毒を予防し作り置きおかずを長持ちさせるポイントです。
夏野菜を使った作り置きおかずを活用して夕ごはん作りを楽にしよう
夏休みは夕ごはん以外にもお昼ごはんも用意しないといけないため、保護者の食事作りの負担が大きいですよね。また、夏の暑さでごはんを作る気力が沸かないときもあるかと思います。旬の夏野菜の作り置きおかずを上手に活用して、毎日のごはん作りを楽にしましょう。
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