【鉄道好きの子どもに】「青春18きっぷ」で乗りたいオススメの電車4選

更新日: 公開日:

【鉄道好きの子どもに】「青春18きっぷ」で乗りたいオススメの電車4選

子どもといっしょにお出かけするときや旅行に行くとき、「青春18きっぷ」を利用するプランはいかがでしょうか?いつもより長い休暇が取れるゴールデンウィーク、夏休み、シルバーウィークや年末年始などのお出かけシーズンにぴったりです。

本記事では、「青春18きっぷ」の購入方法や利用方法についてご紹介します。子どもといっしょに利用する際のポイントなどもご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

文/マムズラボ

目次

「青春18きっぷ」とは?

「青春18きっぷ」とは?

「青春18きっぷ」とは、JR全線の普通・快速列車の普通車自由席が1日乗り放題となる切符です。途中下車や乗り換えもでき、使う人のペースにあわせ、電車旅を楽しむことができます。

乗車できる路線がたくさんあるので、初めて利用する場合は、公式サイトや購入場所でしっかりと確認しておきましょう。

「青春18きっぷ」の基本情報

年齢制限はありませんが、子ども料金の設定もありません。5回分が1セットになっているので、1回分のみの購入はできませんので、注意してくださいね。

・年齢制限:なし
・価格:大人と子ども同額の12,050円(5回分/1回ずつに分けての購入は不可)
・購入場所:全国の主なJRの駅や旅行センター、主な旅行会社など

発売期間・利用期間

毎年、春・夏・冬の3シーズンに、発売期間と利用期間がそれぞれ設定されています。利用期間は、発売期間プラス10日ほどの設定なので、期間内に利用してくださいね。

次の期間に持ち越しての使用はできないため、使いたい時期に合わせて、前もって期間を確認することをオススメします。

2022年度【夏季・冬季】発売期間

・夏季 2022年7月1日(金)から2022年8月31日(水)
・冬季 2022年12月1日(木)から2022年12月31日(土)

2022年度【夏季・冬季】利用期間

・夏季用 2022年7月20日(水)から2022年9月10日(土)
・冬季用 2022年12月10日(土)から2023年1月10日(火)

ミニ情報

「青春18きっぷ」では、BRT(バス高速諭送システム)やJR西日本宮島フェリーなど、電車以外の乗り物に乗車できる路線もあります。また利用日に、JRホテルグループ加盟ホテル(一部を除く)に宿泊する場合は、チェックイン時のきっぷの提示で特典が受けられることがあるそう。詳しくは購入場所で確認してみてくださいね。

「青春18きっぷ」の使い方

横長の切符が1枚発行され、利用すると表面にスタンプが押されます。1つのスタンプにつき1日乗り放題となります。

また、5回分がセットになっており、1人で5回使うことも、1セットを複数人で使うこともできます。たとえばパパと子どもの2人旅の場合、往復で4回分を利用し、余った1回分を後日1人で利用するといった使い方も可能です。ただし、1回でも使用すると払い戻しはできません

なお、新幹線や特急・急行列車、東急や阪急といった私鉄などでは利用することができません。ただし、ホームライナーやJRが運行する観光列車には「青春18きっぷ」に追加料金を支払うことで乗車できる場合もあります。

【恐竜好きの子どもにオススメ】古代を学べるオススメ恐竜博物館7選はこちら

子どもと「青春18きっぷ」での旅を楽しむポイント4つ

子どもと「青春18きっぷ」での旅を楽しむポイント4つ

「青春18きっぷ」を使って、子どもとの旅を楽しむためのポイントについてご紹介します。

1.トラブル対策をしておく

子ども連れの旅のときは、思いもよらないトラブルが発生することがあります。迷子になったり、急に「トイレに行きたい!」と言われて慌てることもあるでしょう。赤ちゃんやおむつをしている子どもがいる場合は、授乳室やおむつ替え設備がある場所の確認も必要です。

大切なことは「旅の主役は子ども」と考えて、トラブルを事前に想定しておくことです。実際に起こったときのことを考えて、あらかじめ準備や確認をしておきましょう。

迷子対策

・名前と連絡先を記入した名札を持たせる
・子ども用GPSやキッズ用ケータイなどを持たせる

確認しておきたい設備や近隣の施設

・授乳室、調乳設備、おむつ替え設備がある場所
・トイレ
・疲れたときに休める場所
・キッズスペースがある場所
・おむつなどが販売されているお店
・薬局
・病院

2.定期的に下車する

「青春18きっぷ」の旅では、電車に乗っている時間が長くなりがちです。長時間座っていると体の疲れを感じるかもしれません。とくに子どもは大人以上に疲れやすいため、途中の駅で電車をおりて体を動かしたり、休んだりしてこまめに休憩を取りましょう。

3.早めにトイレに行く

乗車する電車によってはトイレのある車両がありますが、トイレのない路線もあります。また、駅によりトイレの設置がないこともありえます。トイレには、普段よりも前もって行くようにすると安心ですね。

4.車内での遊びやおやつを用意しておく

子どもが騒いだりぐずったりすることも考えられます。車内で子どもが落ちついて過ごせるよう、遊びやおやつを用意しておくとよいですね。

付録つきの子ども向けの雑誌やスマホの絵本アプリ、シールとノートのセット、塗り絵や折り紙などがあると、音を出さずに遊ぶことができます。また、周りの方への配慮のため、動画を見せるときは音を出さない設定、もしくはイヤホンで楽しみましょう。

「青春18きっぷ」で乗りたいレアな電車4選!

「青春18きっぷ」で乗りたいレアな電車4選!

「青春18きっぷ」は、SLやトロッコ列車などの貴重な観光列車にも乗ることができます(別途指定席料金が必要です)。

「SL銀河」花巻~釜石

SL銀河は、岩手県の花巻駅から釜石駅まで8駅をむすぶ、C58形蒸気機関車が牽引する観光列車です。

車体は釜石線沿線を舞台に描かれた、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をテーマにプロデュースされたそう。車両の側面には青を基調とした明け方の夜空と、動物をモチーフにした星座が全面に描かれています。

車内には赤い座面のソファや、カラフルなステンドグラスが飾られ、一歩踏み込めば宮沢賢治の独特の世界感に浸れるでしょう。

2022年は冬まで土日祝を中心に運行していますが、老朽化のため2023年春には運行終了予定となっています。

一般社団法人花巻観光協会「花巻の旅 SL銀河」

「SLばんえつ物語」号新津~会津若松

SLばんえつ物語号は、新潟県の新津駅から福島県の会津若松駅までを、C57形蒸気機関車が牽引する快速列車です。阿賀野川のノスタルジックな景観に沿って、山の間や鉄橋を走ります。

1号車は子ども向けの「オコジョルーム」となっており、大きな滑り台があります。4号車にはSLの消印が押される郵便ポストが設置されているのも特徴のひとつ。また7号車は全面ガラス張りの専用展パノラマ望室が併設されたグリーン車となっており、広大な車窓から見える景色は圧巻です。

東日本旅客鉄道株式会社「SLばんえつ物語」

「藍よしのがわトロッコ」徳島~阿波池田

藍よしのがわトロッコは、徳島駅から阿波池田駅までの間を吉野川に沿って走る観光列車です。

車体はトロッコ列車1両と、一般車両1両からなる2両編成です。藍染をイメージしたグラデーションカラーでデザインされており、清涼感漂う見た目は遠目で見てもはっと目を惹かれることでしょう。

トロッコ列車は窓のない開放感たっぷりの吹き抜けの作りになっていて、吉野川の風を直接肌で感じられます。

四国旅客鉄道株式会社「観光列車<藍よしのがわトロッコ>」

「SLぐんま みなかみ」「SLぐんま よこかわ」

群馬県を走るSLには「SLぐんま みなかみ」と「SLぐんま よこかわ」の2路線があります。

「SLぐんま みなかみ」は、高崎駅から水上駅までを南北に、「SLぐんま よこかわ」は高崎駅から横川駅までを東西に走ります。客車を牽引するのは、蒸気機関車の代名詞ともいわれ昭和に活躍した「D51形(通称デゴイチ)」や、「C61形の(通称シロクイチ)」です。

「SLぐんま みなかみ」では、雄大に広がる綾戸ダムを見渡すことができ、トンネルを抜けた先に広がる第四利根川橋梁からの断崖絶壁の風景は圧巻です。途中のJR渋川駅では30分間の停車時間が設けられており、D51のプレートを持ってSLの前で記念写真を撮ってもらえるサービスも。

「SLぐんま よこかわ」では、日本三大奇景のひとつとされ紅葉の名所としても有名な妙義山がそびえ立ち、車両は山の間の急こう配を登っていきます。JR横川駅からは、アプト式鉄道時代の廃線敷を利用して作られたハイキングコース「アプトの道」(※1)や、鉄道テーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」(※2)などにアクセスすることも可能です。

東日本旅客鉄道株式会社「SLぐんま みなかみ/SLぐんま よこかわ」

「青春18きっぷ」で、特別な電車旅を楽しもう

「青春18きっぷ」で、特別な電車旅を楽しもう

「青春18きっぷ」での電車旅は、旅の道すじも楽しめる移動方法です。のんびりと移動することで、初めての街の風景や季節の味わいあふれる景色も、普段より楽しめることでしょう。家族の思い出作りに、ぜひ検討してみてくださいね。

【引用】
(※1)安中市「アプトの道(遊歩道)」
https://www.city.annaka.lg.jp/kanko_spot/aputonomiti.html
(※2)(一財)碓氷峠交流記念財団 「碓氷峠鉄道文化むら」
https://www.usuitouge.com/bunkamura/access/

こそだてまっぷ

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

あわせて読みたい

こそだてまっぷ

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

関連記事