ボスママの威圧感&マウント合戦…!ママ友との適度な距離感とは?【教えてトラブル対処法*専門家に聞きました】

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せっかく仲よくなったママ友だけど、距離が近いゆえの困りごとや悩みが生まれることもありますよね。今回は、仲よくなったママ友との距離感について、「ママ友トラブルフォーラム ママ友110番」主催のなかさとさんにお話を伺いました。

イラスト:やまぎしみゆき

目次

事例1) ボスママのひとことで、断れない雰囲気に

ママ友グループ4人で仲よくしているのですが、そのなかに一人、中心的な存在のママがいます。いわゆる「ボスママ」です。先日は、「子どもたち、どこも出かけられなくてかわいそうでしょ。少しだけ公園で遊ばせてあげましょうよ」と、彼女がいいました。

わたしは思い切って、「うちはやめておくわ」と断ったのですが、あとの3人は公園に行ったみたい。なんとなく、断りにくい威圧感があるんです、彼女。わたしは断ったことは後悔していないけど、その後「あのときは楽しかったね~」となにかあるたびに話題に出すので、うちの子だけ仲間はずれになったみたいで、モヤモヤします。

なかさとさんからのアドバイス
「子どものために」と我慢しすぎなくてもOK

お子さんが小さいうちは、『ママと子どもはセット』で行動することが多いですね。子どもたちの相性というよりは、ママ同士が仲よしだという理由で子どもたちの輪ができることも珍しくありません。

そのなかで影響力が強い・・・いわゆるボスママの言葉は重いですね。ママ友との関係が子どもにも影響を及ぼしてしまうと思い、本心を隠して頑張っているママも少なくないはずです。

でも「子どものために」と何もかも我慢することはおススメしません。人によってそれぞれですが、「NO」とはっきり伝える境界線は誰にでもあると思います。今回「断ったことは後悔していない」、これこそ“心の声”を大切にされている証拠ですから、自信を持ってください。

もし、ママたちの輪から外れてしまっても、園の中でもお子さんが一人ぼっちになるということではないと思います。他のお友だちに目を向けてみるよい機会となるかもしれません。

子どもたちは、小学校に入ると少しずつママ抜きでの関係を築きはじめます。それまでの間は、無理のない範囲で「親子のセット」を楽しんでください。

事例2)専業主婦VSワーママのマウント合戦

うちの幼稚園は、働いているママも結構います。役員の仕事などは、どうしても専業主婦のママが任されがちで、なんとなくママたちのVS構造ができてしまいます。働いているママグループにも専業主婦のママグループにも、いわゆるボスママがいて、陰口の言い合いばかり。

先日は、卒園にあたっての話し合いで、専業主婦ママが、子ども一人ひとりに手作り品をプレゼントしようと発案したのですが、ワーママが「そんなおおげさにしなくても」と反論。ぴりっとした雰囲気で、話し合いは中断して終わりました。

じつは、専業主婦ママは私の仲よしママ。私はパートで少し仕事をしているのもあって、プレゼントに関しては、強いこだわりはないのですが、もめごとに巻き込まれたくありません。そこで仲よしママとはいえ、ほとぼりが冷めるまで、少し距離を置こうかな、と最近思っています。そんなわたしって冷たいですか?

なかさとさんからのアドバイス
仲よしのママ友とは今まで通りのお付き合いを

専業主婦のママが多い幼稚園では、働いているママと意見が食い違ってしまうことも珍しくありません。自分たちの主張ばかり通そうとすると、今回のようなトラブルになってしまうのですね。

仲よしの専業主婦ママと距離を置くことについては、直接何か嫌なことをされたわけでもなく、今までよい関係を築かれてきたわけですから、自分の都合だけで仲よしママからいきなり離れるのは、後に大きなシコリを残してしまうような気がして心配です。

手作りプレゼントの件と仲よしママとの距離は、別物だと考えて乗り切る方法を探ってみませんか? 仲よしママとは今まで通りのお付き合いをして、プレゼントの件には触れない。もし向こうから話を振られるようなことがあったら、「子どもを想う気持ちはみんな一緒だけど、難しいよね」「ママって時間がいくらあっても足りないよね」と当たり障りない話に徹し、それでもしつこく意見を強要されるような状況になった時に、はじめて距離を置くことを考えてみるのはいかがでしょう。

専業主婦のママと働くママ。お互いの立場を理解しようと少しでも歩み寄ることができれば、関係性がぐっとよくなります。同じママ同士、思いやりの気持ちを持ちたいですね。

この記事の監修・執筆者

ママ友トラブルフォーラム ママ友110番主宰 なかさとさん

ママ友トラブルアドバイザー。自身の経験から、閉鎖的なママ友社会をうまく乗り切る方法を研究・伝授している。マンツーマンによる丁寧なフォローアップや、定期的に座談会などを行う。一児の母。

HP
https://mamatomo110.com

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