【通学の安全をもっと守りたい】身だしなみ・トイレ・不審者対策など新学期前に親子で確認したい6つのポイント

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4月になると、新入学する小学1年生はもちろん、進級して下校時間が変わったり、習い事や塾に行き始めたりする上級生にも生活に大きな変化がありますね。
決められた通学路や交通ルールを守り、交通量の多い道路や信号、踏切などの危険な箇所を把握しておくのは、登下校の安全を守る基本です。今回は、親子でシミュレーションしながら、さらにしっかり確認してほしい通学の安全を考えるポイントを紹介します。

目次

通学をもっと安全に!ここまでしっかり確認したいポイント

①素早く動ける“身だしなみ”でトラブルを防ぐ

スピードを出したまま近づいてくる車や自転車、声をかけてくる不審者などの危険から身を守るため、いつでも素早く動き出せるようにしたいもの。そのために、以下のような身だしなみを習慣にしましょう。

□靴はかかとを踏まずに履く
□靴ひもはほどけないようにしっかり結ぶ
□ランドセルの錠前をかける
□フードや首周りにひもがついた服は避ける

靴が脱げてはいざというときに動き出せません。まだ靴ひもがうまく結べない場合は、学校へ行くときは靴ひもの無いタイプの靴を使うとよいでしょう。
また、ランドセルの錠前がかかっていないと、中身が飛び出す、第三者に開けられやすいなどの危険があります。
そして、フードがついているパーカーなどの服、首周りにひもがついた服は、第三者からつかまれたり、引っ張られたりして、動きを封じられてしまうリスクがあります。すべり台などの遊具の突起にフードやひもがひっかかり、首がしまってしまうといった危険もあるので、学校へ行くときは着ないようにしましょう。首周りのひもは、抜いてしまってもよいですね。

靴ひもを結ぶ小学生

②もしものときのトイレの場所を決める

まずは登下校中にトイレに行きたくならないように、家を出る前、学校を出る前にトイレに行くことが大切です。しかし、どうしても行きたくなってしまうこともありますね。通学に時間がかかる場合もあるかもしれません。そんなときにどうするか、具体的に決めておきましょう。

□通学路の、どこまでなら家に戻る、どこからなら学校に行くという場所を決めておく
□トイレを借りられる公共施設やコンビニエンスストアなどを親子で確認し、何度かいっしょに行っておく
□公園のトイレなど、管理・監視されていないトイレには行かない

公共施設やコンビニエンスストアなどでトイレを借りるときは、先に施設や店舗の人に一声かけるようにします。帰るときにもお礼を言って挨拶をしましょう。

③不審者からの声かけへの対処を練習する

不審者が子どもを狙うのは、下校時間帯の午後3時~午後6時頃が多いとされています。1人で歩いていたり、通学路から外れていたりするときはより注意が必要です。
もし、不審者に声をかけられたら、「嫌です」「いりません」とはっきり断り、すぐにその場から逃げましょう。「怖い」と感じたら、大きな声を出して助けを呼びます。実際に親子で声を出して練習するとよいですね。不審者による声かけの例を紹介します。

・「お菓子あげるからおいで」「ゲームを買ってあげる」など、金品で誘う
・「お母さんが事故で病院にいるから、連れていってあげる」などと言って、車に乗せようとする
・「〇〇はどこにあるか知ってる?」など、道や場所を聞くふりをする
・「写真を取らせてくれる?」など、写真撮影や動画の撮影に協力してほしいと頼む
・「何年生?」「どこに住んでるの?」など、個人情報を聞く

子どもだけでいるところに声をかけてくる大人は、なかには親切な人がいたとしても、不審者である可能性を考えて、常に用心しなくてはいけません。相手の言うことをしっかり聞く必要はありません。
声かけへの対応はもちろんのこと、とっさに防犯ブザーを使えるように練習しておきます。防犯ブザーがちゃんと作動するか、定期的な点検も必要です。
また、車内から声をかけられたときは、車の進行方向とは逆方向に逃げることも覚えておいてください。

④逃げ込める場所を確認する

通学中に困ったこと、危険なことが起きたら、逃げ込める場所を親子で実際に訪れて確認します。しかし、店舗や施設など、下校時には人がいる場所でも、開店・開館前の登校時にはだれもいない場合もあります。時間帯にも気を配って確認しましょう。

□交番・警察署・消防署
□こども110番 の家
□こども110番の店舗(コンビニエンスストア、スーパー、ガソリンスタンドなど)
□図書館や児童館など公共施設
□保育園や幼稚園、学校

逃げ込んだら、すぐに大人に助けを求めて声をかけることが重要です。まず、何が起きたか説明し、110番通報や保護者への連絡をお願いし、迎えが来るまで保護してもらうようにしましょう。


こども110番/救助を求めてきたこどもの一時保護、110 番通報、学校、家庭への連絡など、こどもたちの安全を守る地域のボランティア活動。参加している協力施設は、目印を掲示している。

≪関連記事≫【新1年生を事故・不審者から守る!】通学路の「危険な落とし穴」入学前チェックリスト[セコムIS研究所監修]

⑤ハザードマップをこまめに更新

自治体などで提供しているハザードマップは通学のときにも役立ちます。まず、地震や大雨が発生したとき、土砂災害や洪水などが起こる危険性のある場所がわかります。そして、避難所の位置や避難経路が記されているものも多いので、災害時の行動も考えられます。
最初に家から学校までの地図を用意して、危険な箇所を書き込みます。インターネット上の地図をプリントしてもよいでしょう。そして、地図を持っていっしょに歩いて、危険な場所を見つけたら地図に書き込み、情報を増やし、通学用ハザードマップをつくります。
危険な場所の例は次のとおりです。

□人通りが少ない道
□見通しが悪い交差点
□信号機がない横断歩道
□物かげの多い公園
□ガードレールがない道路
□交通量が多い道路
□駐車場や駐輪場の出入り口
□空き家や空きビル
□工事現場
□土砂災害や洪水など、災害が起こりやすい場所
□マンションや駅などのエレベーターの中

さらに、逃げ込める場所も書き込み、どの場所で何かが起きたら、どこに助けを求めればよいかも確認します。
また、大規模な工事が行われたり、空き家や空きビルになっていたりと、注意するべき場所は変化します。その変化に対応しながら、情報を書き換えることも大切です。

⑥信頼できる「知っている人」を増やす

「知らない人についていかない」と子どもに伝えるのは、防犯の基本です。
でも、「知らない人」の基準を親子で話し合っておかないと、例えば公園などにいつもいる「子どもだけが知っている人」も「知っている人」の範囲に入れてしまうかもしれません。そこで、思わぬ犯罪に巻き込まれないように、親子でいざというときに頼れる「知っている人」を確認しましょう。

□祖父母や親戚
□保護者も名前と家を知っている親しい大人(友だちの保護者や近所の人)
□図書館や児童館、幼稚園や保育園などの職員
□保護者とよく行く店舗の店員

信頼できる「知っている人」を増やすことも大切です。例えば、通学路にある店舗に親子で定期的に訪れ、挨拶をして顔を覚えてもらうのもよいでしょう。
また、周囲に親戚や知人が少ない場合は、自治体が運営するファミリー・サポート・センターなどの子育て支援の取り組みを利用して、親子ともに頼れるサポーターとつながっておくと安心です。

今回は、安心して通学するために確認したいポイントを紹介しました。新入学生だけではなく、小学校生活に慣れてきた上級生も、定期的に親子で確認するようにしましょう。

この記事の監修・執筆者

編集部員 こそだてまっぷ編集部

未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!

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