夏休みも後半に突入した今、そろそろ宿題の大トリ、工作や自由研究に取り掛かるお子さんに協力態勢のご家庭も、多いのではないでしょうか。
ここでは、主に中学年(3・4年生)におすすめの工作アイデアを紹介します。
3・4年生が学校で学ぶ学習内容を意識したものから、実際に中学年のお子さんが作った作品のお写真も掲載しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
こそだてまっぷ編集部
3年生の「工作」、どんなものを作ればいい?
夏休みの宿題「工作・自由研究」は、1年生から6年生まで全国どこの学校でも、必ずといってよいほど出される課題でしょう。学校によっては、「工作」と「自由研究」のどちらかひとつを選ぶ場合もあれば、両方提出、あるいは両方任意という場合もあるようです。
「工作」は、作品によって製作時間が大きく変わってきます。特に、紙粘土や接着剤などを使用する場合は、完全に固まって安定するまでの時間が必要です。時間に余裕をもって取り組めるとよいでしょう。夏休みの残り日数がわずかな場合は、この点を考慮して何を作るかを考えてみましょう。
また「工作」と言っても幅が広いので、何を作ればよいかが悩みどころです。そんなときは、以下のポイントを踏まえて、作るものを考えてみてはいかがでしょうか。
●子ども自身の興味や好きなことをキッカケにする
(例)・大好きなもの(食べ物・乗り物・生き物など)がある→廃材で再現してみる
・“キラキラ”したものが好き→ビーズや光沢紙、ラメ入りアイテムなどで作れるものを考える など
●子どもの得意なことを作品に反映する
(例)・力が強い→木工に挑戦する
・色彩感覚が豊か→作品の中で色を生かせる
・スポーツが得意→競技にまつわる何かを作品のテーマにする など
●3・4年生で学習する理科・社会などの内容をヒントにしてみる
(例)・街にあるものや、地域の名産品を作品で表現する
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今からできる! 作品アイデア大集合13選
子どもの好きなものや得意なこと、そして学校で学ぶことなど、さまざまな切り口の作品が勢ぞろいです。
①3段タワーで完成度UP!スイーツタワー
まるでホテルで楽しむアフタヌーンティースイーツのような出来栄え♪ ピンク・水色・黄緑色のタワーのおかげで、よりポップな印象になりますね。ヨーグルトカップやお菓子の空き箱などを利用して、スイーツをひとつずつ製作。
②好きなアイスを紙粘土で再現!
なんと、この「アイスのケーキ」は紙粘土で作ったそう。本当に食べられるんじゃないかと思うほどの質感で、カラフルさもまたワクワク感を上げてくれますね。完成度の高さを感じます♪
③大好物のおすしとスイーツのコラボレーションを作品で実現
すしネタのたまご・まぐろ・いくらと、アイスクリーム、ケーキにドーナツが板にずらり。材料の紙粘土と絵の具、大粒ビーズは100円ショップでそろいます。つい、手に取りたくなるミニサイズがまた、かわいいですね。
④「かわいいものが大好き♡」な子の、アクセサリー入れ
絵の具でパステルカラーに色付けした紙粘土で、お花のような形のアクセサリー入れに仕上げました。中のパールのブレスレットも、手作りできます。すべて100円ショップで材料がそろうのもうれしいポイントです。
⑤楽しいティータイムグッズを廃材で再現♪
使っているのはトイレットぺーパーの芯。ティーカップの取っ手部分は芯を細く切ってつけました。芯の形を生かした“大きな取っ手”のデザインもまたかわいいですね。絵の具で色を付けて完成。廃材をうまく使ったアイデア作品です。
⑥作ったあとも実用的な「ペン立て」
トイレットペーパーの芯を集めてつなげるとそれだけで「ペン立て」になります。夏休みが残り少ないときでも、すぐに取り掛かれて完成できる工作です。装飾をこのように動物に見立てるのも良いですし、ほかにも乗り物や楽器など、お子さんが好きなものに見立てるのも楽しそうです。
⑦木材を組み合わせてカラフルな鳥に!
さまざまな形にカットしたベニヤ板を重ね合わせて「鳥」を再現。緑をベースにカラフルな色で塗り、仕上げました。固定のため細いクギをたくさん使ったことも、挑戦ポイントですね。
⑧木材で本格DIY!親子でスツールを製作
木材を使いスツール作りに挑戦! 組み立てから塗装、仕上げまで、製作時間はペンキの二度塗りの待ち時間も含めて約3時間。色は100円ショップでお子さんが選んだとのこと。初心者なら、ホームセンターなどで木材をカットしてもらうこともおすすめです。
世界にひとつだけの親子おそろいスツールは、学校から持ち帰ったあとも、腰かけたりタブレットを置いて見たりと活用中。この先もずっと愛用できることもまた、素敵ですね。
⑨風力で動く!ペットボトルヘリコプター
ペットボトルとキャップを使って、ヘリコプターを再現。上のプロペラ部分は風を受けてくるくる回る設計。風などの力で動く仕掛けを、作品に仕込むこともまた学びにもなり、おもしろいですね。
⑩提出後は、大人気確実! 段ボール迷路
ルートの考案から設計まで、さまざまな思考力を積み重ねた大作の段ボール迷路。“迷路好き”の子なら、大人が想像するよりも早く、あっという間に完成させることもよくあるとか。そして提出後は、多くのクラスメイトがその迷路に挑戦し、大人気に…! “提出後あるある”のようです。
⑪防災視点での学びアリ! 牛乳パック公衆電話
親世代は馴染みのある公衆電話ですが、現代の小学生はスマホが連絡ツールなので、公衆電話の使い方や、そもそも存在自体を知らないこともあります。夏休みの工作をとおして、いざというときのために“公衆電話を知る”というのも大きな学びにつながることでしょう。材料は牛乳パックや段ボール、紙コップなどで作れるそうです。
⑫夏休みの思い出を形に。“ストーンアート”
夏休みにキャンプなどで川遊びに出かけたり、花火をしに河川敷に行ったりしたときに、気に入った形の石を拾っておきましょう。これに絵を描けば、ストーンアート作品の出来上がりです♪ この夏の思い出を絵に残すのも良いですし、なにかテーマを設けて絵を描いてみるのも◎。自由に「夏の思い出の石」で、創作を楽しんでみましょう。
⑬色彩感覚と集中力の賜物!カラフルイースターエッグ
イースターエッグは、紙粘土で手軽に作ってみても良いですが、もし挑戦できそうなら本物のたまごの殻を使うこともおすすめです。(たまごの中身は、たまごにフォークの先で小さな穴をあけ、爪楊枝などで黄身を潰しながら中身を出します)。たまごに色を付ける作業は、子どもの色彩感覚はもちろん、指先を使う細かい作業なので、手指の器用さや集中力も養えるでしょう。
いかがでしたか? 子ども自身の興味や得意をキッカケに、そして学びの要素を取り入れながら、夏休みの課題の「工作」を楽しめると良いですね。
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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