子どもの成長を見守るなかで、「うちの子は運動神経がよくないかも……」と心配するママパパもいるかもしれません。できるなら、子どもの運動神経をよくしてあげたいですよね。
この記事では、おうちでかんたんにできる、子どもの運動能力を伸ばす体操をご紹介します。ぜひ子どもといっしょに試してみてくださいね。
文/マムズラボ
幼児期の子どもの運動能力はどう伸ばす?
運動能力の基礎がつくられる幼児期に体操教室に通わせるなど、特別なことをしてあげたほうがよいのか気になるママパパも多くいるでしょう。しかし、子どもの運動能力の基礎づくりとしておうちでできることも多く、遊びをとおして行えます。
とは言え、運動が苦手な子どもに「運動しよう!」と声をかけても、前向きに取り組めないこともあります。イヤがる子どもに運動をさせるのは、ママパパにとっても大変です。
まずは、子どもやママパパの負担にならずに子どもの運動能力を伸ばすにはどうしたらよいのか、ポイントを解説します。
子どもが楽しんでできる運動をする
ママパパが一方的にプログラムをつくったり、子どもに過酷なトレーニングをさせたりするのは、子どもを運動嫌いにさせてしまう可能性があります。子どもが前向きに取り組めるようにするには、遊びのなかで楽しみながらできることが大切です。楽しみながら取り組むことで体を動かすことが好きになり、どんどん運動をするようになるでしょう。
また、上手にできないときでも、ママパパが前向きな声かけをしたりほめてあげたりすることで、子どもが自信を持てるきっかけになります。
多様な動きを経験する
基礎的な運動能力は、なにげない日常の動作のなかでも獲得できます。歩く、走る、跳ねる、ぶら下がるなど、子どもが多様な動きを経験することが大切です。多様な動きを経験し積み重ねることで、さまざまな状況に対応し体を思いどおりに動かせる運動能力が磨かれていきます。
子どものアイデアを採用する
一度取り組んだけれど子どもがすぐに飽きてしまうなど、運動を継続することが難しい場合もあるでしょう。子どものやる気を刺激し、「またやりたい!」と思わせるには、子どものアイデアを積極的に取り入れることがポイントです。
子どもが「やりたい!」と思うものがあるなら、どんどん挑戦させてみましょう。子ども自身がワクワクする環境をつくってあげることで、前向きに取り組めるようになります。
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子どもの運動能力を伸ばすかんたん体操
運動にはさまざまな能力が必要になりますが、とくに幼少期に伸ばしてあげたい能力と、その能力を磨くことができる体操をご紹介します。
バランス能力を伸ばす体操
すべての運動に欠かせないバランス能力は、「立つ」「座る」「寝ころぶ」「起きる」「回る」「転がる」「渡る」「ぶら下がる」などの動作から磨かれます。
おうちでできる体操には、「片足バランス」がオススメです。片足で立ち両手を開き「何秒できるかな?」と家族で競争するなど、ゲーム感覚で行うとよいでしょう。
体を移動させる能力を伸ばす体操
体を上手に移動させる能力は、「歩く」「走る」「跳ぶ」「登る」「下りる」「這う」「避ける」「すべる」などの動作から伸ばせます。
両手足を床につけ、ひざをつかないように這って歩く「くま歩き」は、マット運動の上達に向いています。
ほかにも、マスキングテープやひもを部屋に張り巡らせ、触れないようにくぐる「くものすくぐり」もオススメです。テープや糸に触れてはいけないというゲームにすることで、楽しみながら体幹を鍛えられます。
モノを使いコントロールする能力を伸ばす体操
モノを使いコントロールする能力は、「持つ」「運ぶ」「投げる」「捕る」「転がす」「蹴る」「積む」「こぐ」「掘る」「押す」「引く」などの動作から磨かれます。
おうちでボールや風船を使ってキャッチする練習をすると、ボールとの距離感やボールを捕る感覚が磨かれます。風船をバレーボールのようにして「床に落としたら負け」というゲームにするのも盛り上がるでしょう。
子どもの運動能力は遊びのなかで楽しみながら伸ばそう!
子どもの能力を伸ばすには、子どもといっしょに楽しんで取り組むことが大切です。運動が苦手な子どもでも、大好きなママパパと遊びながらならきっと前向きに取り組めるでしょう。時間があるときは公園でアスレチックや鬼ごっこをするなど、体を動かす機会を積極的に取り入れるよう意識したいものですね。
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