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いつもより長くお休みできるゴールデンウィーク、夏休み、シルバーウィークや年末年始などは、子連れ旅行や帰省を考えるタイミング。そのときに、車を使っての移動を検討している保護者のかたも多いのではないでしょうか。
車での旅行や帰省は、家族のペースで移動でき柔軟に対応できるので子連れにはオススメですが、事前にどのくらいの準備を行うかで車内での快適さが異なります。長距離移動をしっかりイメージし「うまくいくコツ」を確実におさえておけば、楽しい移動時間を過ごせるでしょう。
本記事では、車を使った子連れ旅行がうまくいく10のコツをご紹介します。
文/マムズラボ
車での子連れ旅行や帰省のポイントは?
車での長距離移動は、荷物をたくさん載せられたり、ほかの人に気をつかわず家族のペースで移動できることが大きなメリットです。ただし、快適に移動するためには「子どものぐずり」「乗り物酔い」「休憩」の対策がポイントになります。
ポイント1.子どものぐずり対策
長時間の移動中、子どもが暇をもてあましてぐずったり、体を動かせないフラストレーションがたまって騒いだりすることも。子どものご機嫌を損ねずに過ごせるかどうか、事前に対策を取っておきましょう。
ポイント2.乗り物酔い対策
体調不良や疲労は乗り物酔いを招きやすくなるので、前日にはしっかり睡眠を取って体調を整えておくと安心です。おなかが空いていたり、逆におなかがいっぱいでも乗り物酔いになりやすくなるので、食事前後の移動は避けましょう。
乗り物酔いは、乗り物の揺れやスピードに慣れることである程度は克服できるので、以下のことを前もって何度かチャレンジしておくのもオススメです。
・事前に車やバスでの移動を体験しておく
・寝返りを打って平衡感覚を鍛える
・滑り台やブランコなど、揺れやスピードがある遊具に慣れる
ポイント3.休憩対策
車は飛行機や新幹線に比べて座っている時間が長いので、子どもはもちろん、運転するママやパパも疲れやすくなります。休養を取らずにいると事故などのトラブルが発生する可能性も高まるので、こまめな休憩を挟むようにしてください。
また、移動中にトイレに行きたくなっても近くにないこともあります。休憩時間のときは、トイレに行きたくなる前でも用を済ませるようにしましょう。
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車での子連れ旅行や帰省がうまくいく10のコツ
車で子連れ旅行や帰省をするときには、事前準備が大切! オススメの10のコツをご紹介します。
コツ(1)子どもの体調を万全にしておく
旅行や帰省での車移動は長時間になることが多いため、子どもの体調を万全にしておくことはいちばん大切な事前準備です。1週間ほど前からは、いつも以上にこまめに手洗いうがいを行い、発熱、風邪症状など体調不良のサインをよく確認しておきましょう。
コツ(2)車酔い対策をする
車で長時間移動をすると、車酔いをしてしまう子どもも少なくありません。車の移動中はすぐにトイレなどを見つけられないこともあるため、体調を崩した状態が長引く可能性も。車酔いを防ぐために、以下のことに気をつけておきましょう。
・車に乗る30分~1時間前までに市販の酔い止めを飲んでおく
・体を締めつけない服を着る
・車内でリラックスできるよう、リクライニングなどで座席を調整する
・過度な満腹や空腹の状態にしない
・車内の換気をする
・読書、DVD、スマホなど、近いものを見ないようにする
コツ(3)渋滞を避けた時間に出発する
子連れ旅行や帰省の場合は、車での移動時間が短いに越したことはありません。少しでも早く目的地に到着するために、早朝や深夜に出発し、渋滞を避けるのもひとつの手です。
コツ(4)子どもが眠っている間に距離を進める
車での長距離移動は、じっとしていなければいけない時間が長いため子どもにはつらいもの。少しでも移動時間を短く感じさせるため、深夜や朝方など子どもがいつも眠っている間に出発するのもオススメです。お気に入りのブランケットなど、入眠グッズも忘れずに持っていきましょう。
コツ(5)子どもの隣に大人が座る
乳児や低年齢の小さな子どもがいる場合、隣にママやパパが座るようにしましょう。急なお世話が必要なときや、体調不良の予兆が現れたときにもすぐに応じることができます。
ただしきょうだいがいる場合、隣同士のほうが話しやすかったり、子ども同士いっしょに遊びやすいということもあります。大人は、子どもの年齢に応じて座る席を調整しましょう。
コツ(6)おもちゃやゲームを準備する
車内で子どもが楽しく過ごすために、さまざまなものを準備しておくのもオススメです。
・今まで遊んだことがない新しいおもちゃを用意する
・子どもが好きな歌や、いっしょに歌える歌を流す
・定額制音楽サービスで子ども向けのプレイリストを流す
・DVDを見せる
・しりとり、連想ゲームなどの言葉遊びをする
・なぞなぞ、クイズなどをする
ただし、体は揺れているのに静止しているものを見続けると脳が混乱し、乗り物酔いをしやすくなるので、休憩をこまめにとるようにしましょう。
コツ(7)食べなれた軽食やおやつを用意する
おなかが空くと機嫌が悪くなったり、乗り物酔いをしたりすることがあります。車の中でも手を汚さずに食べられるような軽食やおやつを用意するとよいでしょう。
ただし、おなかがいっぱいな状態が車酔いを招くこともあるため、食べ過ぎには注意してくださいね。
コツ(8)寄り道をして気分転換をする
高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、一般道路沿いにある道の駅などでの休憩は、よい気分転換になります。施設によっては、子どもが遊べる遊具や広場があったり、仮眠設備を利用できたりするので、道中の目的地のひとつとして調べておくのがオススメです。
コツ(9)携帯トイレや予備のおむつを準備しておく
渋滞中や近場で利用できるトイレがないときは、簡易トイレが必要です。市販の簡易トイレを前もって準備しておくと、慌てることがなく、車内を汚すこともありません。
おむつが外れていない子どもの場合、急な体調の変化でおなかを下すこともあります。手荷物の中に用意しているおむつだけはなく、車中にも、予備のおむつを準備しておきましょう。
また、使用済みの簡易トイレやおむつを入れるためのビニール袋も忘れずに準備しておいてくださいね。
コツ(10)目的地によっては途中で一泊するのもアリ
たとえば、関東地方から九州地方へ車で移動する場合、高速道路を使っても移動時間が10時間以上になります。子どもはもちろんのこと、運転を担当するママやパパの体調や気分への負担が気になる場合は、途中で一泊することも検討しましょう。
車での子連れ旅行や帰省のときは、焦らずのんびりと!
車を使った移動は長時間座ることになり、子どもも大人も疲れやすくなるため、事前準備をしっかり行うことが大切です。道中は安全運転を心がけ、焦らずのんびり過ごしましょう。車中での時間も、すてきな思い出になるとよいですね。
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