ママ友からの誤解や嫉妬!一体どうすれば…?【教えてトラブル対処法*専門家に聞きました】

更新日: 公開日:

微妙な距離感だから生まれる、誤解や嫉妬。ママ友の世界でも、よくあるトラブルのひとつです。身に覚えのないことで攻撃されると、こちらも腹立たしくなって、トラブルはますます発展…。そんな泥沼にならないためには、どうしたらよいのでしょうか。今回も「ママ友トラブルフォーラム ママ友110番」のなかさとさんにお話を伺いました。

イラスト:やまぎしみゆき

目次

事例1)「風邪をうつされた」と言いがかりをつけられて…

子どもが風邪をひいて、幼稚園を数日休みました。
その後、仲よしのAくんが風邪をひいたみたいで、幼稚園をお休みしました。後日、別のママ友と話していたら、「Aくんママが“〇〇ちゃん(わが子)に風邪をうつされちゃって大変だったわ”と言ってたよ」とのこと。
風邪なんてお互いさまなのに…。思わず不快感をあらわにしてしまいました。それが本人に伝わったのかそうでないのか定かでないのですが、園で会っても無視されるように。でも、最初に言いがかりをつけてきたのはAくんママだし、私から話しかけるのもモヤモヤします。
じつはAくんとは小学校も同じところに行く予定。
気まずい関係がこの後も続くかと思うと憂鬱ですが、どうしたらいいですか?

なかさとさんからのアドバイス
思い当たることがなければ、無理に話しかけたり謝ったりする必要はありません

子どもたちが集団生活を行えば、風邪などの感染症をうつしたりうつされたりすることは、ある程度想定できることです。Aくんが逆の立場になることも十分考えられますし、そもそもAくんの風邪が、幼稚園のお友だちからもらってきたものかも、定かではありません。

「具合が悪そうだけれど、大丈夫だろうと登園させてしまった」など、こちらに落ち度がなければ、気にしなくて大丈夫です。無理に話しかけたり、謝ったりする必要はありません。

ただし、ときどき明らかに体調不良が分かる状態で登園させるケースが見受けられます。これは絶対に避けてください。集団生活の中においては、最も大切なルールであると考えられるからです。むろん、普段どんなに良い関係を築いているママ友でさえ、離れていくでしょう。

小学校に入っても、感染症のリスクが減るわけではありませんし、「うつした、うつされた」を言えばきりがありません。感染症予防を徹底したうえで、子ども達の体調を園や学校も含め、保護者全体で見守れるようになれるといいですね。

事例2)嫉妬心から? 急に無視されるように…

入園した頃からのお友だちで、お互いの家を行き来するくらい母子ともども仲よくしていました。そして、いろいろな話をするなかで、夫とあちらのご主人が同じ業種の仕事をしていることが分かりました。しかし、うちが正規雇用であちらが臨時雇用であることが分かると、だんだんママ友の態度が変わってきたのです。

年中の終わりごろから、保育参観などで会っても無視されるように…。なにがどうなっているのか、さっぱり分かりません。

なかさとさんからのアドバイス
プライベートの深い話は、できるだけ避けるのがママ友のマナー

なぜママ友から距離を置かれてしまったのか・・・こちらでいろいろ考えてみても仕方ありません。じつは、パパの仕事とは全く関係ない可能性だってあるわけです。

ママ達の数だけ、それぞれの生活や背景があります。いろいろな悩みを隠し、笑顔で挨拶をしてくれるママもいるかもしれません。

ですから、ママ友との会話というのはとても注意が必要です。ご自身では何でもないと感じていることでも、お相手がそうとは限りません。極端に言ってしまえば、「どこに地雷があるのか分からない」のです。

それを回避するには、どうしたらよいか。そのひとつに「プライベートの深い話は極力避ける」ということがあります。職業や住居、細かい家族関係など私生活に関する話題に触れられることを好まないママは、けっこう多いものです。

ママ友との関係は、とても難しいですよね。「仲よし」と思っているママでさえも、このように簡単に距離ができてしまうことだってあるのです。今回のことは、今後の素敵なママ友関係を築くきっかけになれたらいいですね。

この記事の監修・執筆者

ママ友トラブルフォーラム ママ友110番主宰 なかさとさん

ママ友トラブルアドバイザー。自身の経験から、閉鎖的なママ友社会をうまく乗り切る方法を研究・伝授している。マンツーマンによる丁寧なフォローアップや、定期的に座談会などを行う。一児の母。

HP
https://mamatomo110.com

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

こそだてまっぷから
人気の記事がLINEに届く♪

関連記事

この記事の監修・執筆者の記事