年末のひと仕事といえば、大掃除。いつもの家事に加えて大掃除の段取りをつけるのに悩んだり、時間の調整が難しかったりして、なかなか準備に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では年末の大掃除に向けて、効率的に掃除を進めるポイントやコツを解説します。掃除が得意な方の実例もInstagramよりご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
文/マムズラボ
年末の大掃除はいつからはじめるべき?
そもそも、年末の大掃除はいつからはじめればよいのでしょうか。習わしも含めてご紹介します。
寒くなり過ぎる前の12月第1週までにはじめる
大掃除では、拭き掃除や洗濯をする回数が増えたり、庭やベランダなど屋外での掃除や作業が発生したりと、水や外気に触れる機会が増えます。また、キッチンまわりの油汚れは気温が低いと落ちにくくなることも。
人が寒いと感じる気温は8℃~14℃だといわれています。東京では12月11日ごろまでの平均気温が9℃~10℃のため、12月10日までに主な拭き掃除や屋外の掃除を完了させておくとよさそうです。
そのため、大掃除は気温が低くなり過ぎる前からはじめ、年内に完了させるのがオススメです。
週末を利用して年内完了をめざす
年末の短い期間だけで家中の大掃除を完了させるのは難しいご家庭もあると思います。「1週目の週末は不要なものの処分と庭(またはベランダ)」、「2週目の週末は子ども部屋とリビング」など、週末ごとに掃除をする場所を小分けして予定を立てて進めると、年内に大掃除が完了しやすくなります。
12月29日、31日、1月の三が日は避ける
大掃除は、12月29日と31日は避けたほうがよいといわれています。29日は「9」が「苦」を連想させ縁起が悪いといわれており、31日は年神様を迎え入れる日となるため、その日に掃除をするのは失礼だとされているためです。
また、昔からの習わしとして、1月1日に掃除をすると新年の福を掃き出してしまうのでよくないとされ、1月1日~3日の三が日は掃除だけでなく、洗濯も「福(服)を洗い流す」ため避けたほうがよいと考えられています。
そのほか、お正月に行わないほうがよい習わしには「火を使ってはいけない」「包丁やナイフを使ってはいけない」「灰汁を出してはいけない」などがあります。家事に関するタブーが多いのは、ことばとしての意味があるのはもちろんですが、“正月くらいは家事業を休んでのんびりしましょう”という配慮があったのかもしれませんね。
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年末年始の大掃除を楽にするコツ
年末年始の大掃除を楽にするコツは、掃除に取りかかる前の下準備と、来年の大掃除のための工夫です。お掃除に詳しい方のInstagramからご紹介します。
掃除に取りかかる前に不要なものを判別して捨てる
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「mayo」さんのInstagramより(@chan.mayo)
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大掃除を行う前に断捨離をし、年内に捨てるものをピックアップしておくとスムーズに掃除に取りかかることができます。mayoさんは捨てるもののルールとして以下を挙げています。ルールを明確に決めておくことで、不要なものを判別しやすくなり、効率よく断捨離を進められるようになります。
① ネガティブなもの
…見るとつらい、悲しい気持ちになるようなものとは年内にお別れすべき。捨てたあとのスペースに福来たる。
② どうでもいいもの
…なんとなく買って、なんとなく使っているもの。なくなったとしても、たいして気にならないものなら今捨てる。
③ ずっと手放すか悩んでいたもの
…手放そうか毎回悩み、いろいろ理由をつけてはずっと決断を先延ばしにしていたもの。手放そうか迷う時点で答えは出ている。
④ 管理しきれないもの
…必要だと思って買ったけれど、使っていないもの。出番がないもの。持っていたことすら忘れていたもの。ものは使ってこそ価値がある。
⑤ 消費期限が過ぎたもの
…ボロボロ、ヨレヨレ、ところどころ壊れているような消費期限が過ぎたもの。ものは勝手に消えないから、自分の手で成仏させるのみ。
手を抜くべきところは抜く
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「なのか」さんのInstagramより(@papa._.15)
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手がかかる場所や普段の掃除ではなかなか手をつけられない部分は、来年の大掃除で時短するための工夫をしておくことも大切です。なのかさんは、カビ汚れ防止用のマスキングテープをお風呂場のドア枠のレール(溝の部分)にはり 、翌年の大掃除はテープのはり替えだけで掃除を完了しています。
ドア下の溝のほかに、窓のレールや桟 、コンロと壁のすき間、コーキング部分など、汚れがたまりそうな場所に予防としてはるのもよいそうです。いつもの掃除にも参考にしたいアイデアですね。ご紹介したカビ汚れ防止用のマスキングテープは100円ショップなどで販売しています。
大掃除の時短につながる! 便利な掃除アイテム2つ
掃除を素早く終わらせるためには、便利アイテムを上手に使うことがポイントです。大掃除でも活用できる意外なアイテムと専用アイテムをご紹介します。
テレビの液晶画面には「炭酸水」が効果的
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「じゅり」さんのInstagramより(@jurimama.room)
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アルコール、ガラスクリーナー、中性洗剤などで掃除ができないテレビの液晶画面には、「炭酸水」が便利です。炭酸水をスプレーボトルに適量入れ、キッチンペーパーにふきつけ、上から下に拭くだけで液晶画面の汚れを落とせるそうです。子どもの手垢などの皮脂汚れがかんたんにきれいになりますよ。
炭酸水は水垢の汚れ落としにも効果があり、フローリングや窓、鏡、お風呂の汚れのつけ置き、キッチンシンクの汚れ落としなどにも使えます。
玄関まわりは専用の「ブラッシングスポンジ」で時短掃除
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「aidog(アイドッグ)」さんのInstagramより(@aidog_channel)
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玄関まわりの掃除に役立つのが専用の「ブラッシングスポンジ」。洗剤を使わず水だけで掃除ができるもので、外壁、玄関タイル、コンクリートの汚れ、コケ、鳥のフンの除去などに便利とSNSでもよく見かけるアイテムです。aidog(アイドッグ) さんは、玄関をほうきなどで掃いたあと、水につけたスポンジでタイルをこすることで、スルスル磨けて汚れが落ちたそうです。
aidog(アイドッグ)さんは、こまめにお掃除をする“小掃除”の技としてこちらのスポンジを紹介していますが、大掃除にも活躍しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。フロアモップのように柄の長いタイプも販売されています。
年末の大掃除は早めにスタートして気持ちのよいお正月を迎えよう
年末の大掃除は、少しずつ取りかかりながら、掃除場所に合ったコツや便利アイテムを活用するとスムーズに完了させやすくなります。新年の福を迎え入れるため、年内に大掃除を終え、気持ちのよいお正月を迎えてくださいね。
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