【日焼け対策、大丈夫?】医師監修、日焼け止め選びのポイント&日焼け後のケア 子どもを日焼けから守ろう!

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【日焼け対策、大丈夫?】医師監修、日焼け止め選びのポイント&日焼け後のケア 子どもを日焼けから守ろう!

レジャーが楽しい季節の到来!
家族でいろいろなお出かけを計画されている方も、多いのではないでしょうか。
お出かけは楽しいですが、屋外では夏の強い日差しに子どもの肌が心配になりますよね。

子どもに日焼け止めを使うときは、どのようなことに気を付けたらよいか、
日焼け止め選びのポイントや使い方、さらに日焼けをしてしまった後のケアについてもご紹介します。

監修:石川功治(たんぽぽこどもクリニック 理事長)

目次

最近の子どもは日焼けしやすい!?

日本は昔と比べると公衆衛生が整備され、清潔な環境で暮らせるようになりました。
そのため、今の子どもたちの肌はとてもデリケート
さらに外で遊ぶ時間も減って、日差しを受ける経験があまりないこともあり、日焼けをしやすい子が増えています。

日焼けはたった1日でなってしまうものです。
ひどい日焼けのときは、肌が赤くなってヒリヒリとした痛みをともなったり、肌が熱をもち、体全体がだるくなったりします。

また、かぶれてかゆみを生じることもあります。
過度の日焼けは皮膚組織にダメージをあたえ、健康によくないとされていますので、十分気をつけてあげましょう。
特に紫外線が強い5~9月は、赤ちゃんの頃からしっかり対策をするようにしましょう。

日焼け止めを使うときのポイント~選び方や塗り方~

子どものデリケートな肌を守るため、また日焼けを悪化させないために、日焼け止めをきちんと使うことが大切です。

赤ちゃんも日焼け対策を!

赤ちゃんへの使用を、メーカーが認めている日焼け止めなら使っても大丈夫です。
特に顔が日焼けしやすいため、つばのある帽子をかぶせ、日傘・ベビーカーの日よけなども活用しましょう。

品質がよい物を選んで!

品質の悪い日焼け止めは、肌がかぶれたり、すぐに効き目が切れたり、落ちにくかったりと、おすすめできません。
ドラッグストアや専門店などで、品質の良い物を選ぶようにしましょう。
またお出かけに合わせて、SPF(紫外線防御指数)も参考にするとよいです。

【おすすめのSPF数値】
・1時間のお出かけ…SPF10~20
・2時間のお出かけ…SPF20~30
・海水浴など…SPF30~50

肌が露出する部分にしっかり塗る!

顔・首・腕・前腕・膝下など、服から出ている部分にしっかり塗ります。
薄く塗っても効果がないので、メーカーの参考使用量を守りましょう。

ジェルや乳液などいろいろタイプがありますが、肌に合う(かぶれない)物ならどれを使ってもOK!
肌を守るために保湿クリームを下地として塗ってから、日焼け止めを塗るのがおすすめです。

もし日焼けをしてしまったら?

少し日焼けしたくらいなら問題ありませんが、日焼けし過ぎると、やけど(熱傷)と同じ症状になり、強い痛みやかゆみが生じます。
その場合は、すぐに小児科か皮膚科へ行きましょう。

★肌が赤くなったり、少しヒリヒリしたりするくらいなら、心配ありません。
冷却シートや冷湿布などで冷やすとよいでしょう。

★強い痛みや水ぶくれがある場合は、早めに処方されたやけどの薬を塗って、こじらせないことが大切。
薬を塗った上から、さらに冷やすのも効果的です。
ただし冷やし過ぎると、逆に痛みが増すことがあるので注意しましょう。
また、体温が上がっても痛みが強まるので、辛い物を食べるのは避けた方がよいです。

★皮がむけてくるのは、日焼けが治ってきているためなので、そのままにしておいても大丈夫です。

★かなりの長時間にわたって屋外にいると、目も日焼けをすることがありますが、お出かけしたり、海で遊んだりするくらいなら、子どもの目にはほとんど影響がありません。
サングラスなどで対策をする心配はいらないでしょう。

外遊びで肌を強く!

肌には天敵のような紫外線ですが、カルシウムの吸収を助けて、骨の成長をうながす「ビタミンD」は、紫外線を浴びることで、体内で作られます。
ビタミンDが不足して骨の成長が促進されないと、骨が柔らかくなってしまう「くる病」につながったり、骨折をしやすくなったりする恐れも。
日焼けを過度に避ける必要はなく、ほどよい日焼けくらいならむしろ体によいのです。
体内のビタミンDを活性化させるためにも、適度な日光浴はおすすめです。
紫外線が弱い時間帯(朝9~10時や夕方3~4時など)は、日焼け止めを塗らなくても日焼けをし過ぎる心配はないので、小1時間ほど外遊びをすると、骨を強くすることにもつながります。

これで日焼け対策もバッチリ!
夏のレジャーを思いっきり楽しんでくださいね。

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