【イマドキの小学1年生って?】習い事・ゲーム・ 就寝時間… 子どもたちのリアルな生活実態

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【イマドキの小学1年生って?】習い事・ゲーム・ 就寝時間… 子どもたちのリアルな生活実態

“イマドキの小学1年生”は、どのような生活を送っているのでしょうか?
学研教育総合研究所が2010年から実施しているインターネット調査「小学生白書Web版」の、2023年10月調査の結果をまとめてみました。
小学1年生200人に聞いた、リアルな生活実態とは?

目次

一番多い習い事は「水泳」、習い事をしていない子は28.5%

学校以外で行っている習い事をきいたところ、1位「水泳」(32.0%)2位「音楽教室(歌や楽器など)」(16.5%)3位「英会話教室」(13.0%)となり(下の表「学年別」 「小学1年生」の部分参照。以下同様)、小学1年生では学習塾などの勉強系よりも、スポーツや音楽などの習い事をしている子が多いことが分かりました。

また、その反面「学校以外で行っている習い事(勉強やスポーツなど)はない」は28.5%と、まだ特に習い事はしていないという子も多く見られましたが、前回の2022年調査(33.0%)からは減少していることから、何らかの習い事をする小学生が増えたことがわかります。

学年別にみると、1年生から4年生までは「水泳」、5年生と6年生では「受験のための塾・学校の補習のための塾」が1位でした。

自分専用のスマートフォンを持っている子は10.5%に

最近は、ゲーム機やスマートフォンについて、何歳で子どもに与えるべきかお悩みの保護者も多いのではないでしょうか。
家庭内で自由に使える通信機器をきいたところ、小学1年生では「ゲーム機」は33.0%と比較的高い結果となりました。また、「スマートフォン」は子供専用が10.5%、家族と共有が14.5%と、こちらも決して少なくはない結果でした。

前回の2022年調査では子供専用が8.5%、家族と共有が18.0%となっており、全体的にはさほど変わりませんが、「家族共有→子供専用」と、子供専用のスマートフォンを持たせるご家庭の割合が増えたことが分かります。

また、学年別にみると、「パソコン」と「スマートフォン」は学年が上がるにつれ高くなる傾向がみられ、6年生では「パソコン」が51.5%、「スマートフォン」が63.5%となっています。

一番楽しいのは、外で遊んでいる時

何をしているときが一番楽しいかをきいたところ、1位「外遊び」(32.0%)2位「おやつ」(28.5%)3位「テレビゲーム・携帯ゲーム」(27.5%)となりました。

ちなみに、男女・学年別にみると、男子1年生では「外遊び」、男子2年生以上は「テレビゲーム・携帯ゲーム」、女子1年生では「おやつ」、女子2年生と5年生、6年生では「友達とおしゃべり」、3年生では「外遊び」が1位となり、学年によっても違いがありました。

小学1年生の保護者の44.5%が中学受験を希望

小学1年生の保護者に対し、子どもに中学受験をしてほしいかをきいたところ、「してほしい」は44.5%、「してほしくない」は55.5%となり、中学受験を考えているご家庭が半数近くにのぼることが分かりました。

また、学年別に見ると、小学6年生は「してほしい」が28.0%で、こちらは学年が下がるにつれて、中学受験をしてほしいと考える保護者の割合が高くなっています。

読書は平均4.9冊/月だが、24.5%の子が1冊も読まないと回答

月にどれくらい本を読むか、【本】【まんが】【電子書籍】に分けてきいたところ、【本】では「3~4冊」が25.5%と最も多く、平均は4.9冊でした。しかし、「読まない」が2番目に多く24.5%となり、読書量の多い子と少ない子に差が見られるようです。

また、学年別では本を読む冊数の平均は下の学年ほど多くなる傾向がみられ、5年生や6年生は平均3冊程度となりましたが、高学年と低学年では読む本が違うため、こちらの結果については1冊あたりのページ数も影響していると思われます。

放課後過ごす場所は自宅か学童が多数

放課後、どこで遊ぶこと(過ごすこと)が多いかをきいたところ、「自宅」(64.0%)が突出して高くなり、次いで「学童」(35.0%)「公園・運動場」(12.5%)という結果となりました。

6割以上が午後9時半までには就寝

ふだん夜何時ごろ寝ているかきいたところ、最も多かったのは「21:01~21:30」(30.5%)で、平均時刻は21:17でした。
また、「20:31~21:00」が23.0%、「20:30以前」が12.0%と、小学1年生の6割以上が午後9時半までには就寝しているようです。

過去の調査と比較すると、平均時刻は、21:19(2020年)→21:18(2021年)→21:17(2022年)→21:17(2023年)と、大きな変化はみられず、21時台前半で推移している結果となりました。

白書シリーズについて

↑↑紹介した調査以外にも、「おこづかい」「将来つきたい職業」「悩み」など、より詳しい調査結果が見られます↑↑

『白書シリーズ』は、幼児(3~5歳)、小学生、中学生、高校生を対象とした大規模アンケート調査です。子どもたちの日常生活や学習、将来つきたい職業や習い事に至るまで、調査内容は多岐にわたります。40年以上前から、時代と共に変わりゆく子どもたちの“いま”を捉え、発信し続けています。

回答者の属性

【子どもの属性】
2023年調査時に小学1~6年生、性別は男子と女子が半数ずつ。

<6学年総合計1,200人>
1年生 200人  (男子100人/女子100人)
2年生 200人  (男子100人/女子100人)
3年生 200人  (男子100人/女子100人)
4年生 200人  (男子100人/女子100人)
5年生 200人  (男子100人/女子100人)
6年生 200人  (男子100人/女子100人)

【住んでいる地域】
人口比率を考慮し、日本全国から回答を得ることができるように実施。北海道・東北地方(8.3%)、関東地方(35.6%)、中部地方(17.8%)、近畿地方(19.9%)、中国・四国地方(8.2%)、九州・沖縄地方(10.3%)。

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