【紙袋がブックカバーに⁉】子どもと楽しめる再利用のアイデア11選

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生活をしていれば、必ず出てしまうごみ。しかし、ごみの中にはまだ使えたり、別の使い道があったりするものも紛れている可能性があります。ごみを出さずに生活することはできないものの、よく見直せばごみを減らせるかもしれません。

そこで本記事では、家庭から出るごみを再利用するアイデアをご紹介します。どれもかんたんにできるものばかりなので、ぜひ気軽に取り組んでみてくださいね。

文/マムズラボ

目次

そもそも日本のごみの量はどれくらい?

日本では、年間約4,095万トンのごみが出ています。その量はなんと東京ドーム約110杯分。1人1日当たりに換算すると約890gです。4人家族であれば、約4kg分のものを持ってみると、子どもでもその多さを実感できるでしょう。

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使用したものを再利用するメリットとは?

2015年には、国連総会でSDGsが採択されました。SDGsとは、持続可能な世界を実現するために定められた17の具体的な目標のことです。その中には、環境問題について扱う内容も多く含まれます。近年では日本でもSDGsの理念が広がり、環境問題も今までよりいっそう注目され、子どもたちの関心も高くなっています。

子どもにとっても、ごみを減らす努力は環境問題を考える上でいちばん身近で取り組みやすい内容なのではないでしょうか。ごみを減らすために、子どもにもできるかんたんな取り組みに再利用が挙げられます。ごみになるはずだったものを別の用途に利用するので、新しいものを買わずに済み、結果的にごみの削減につながるのです。

また、保護者がさまざまなものを積極的に再利用する姿を見たり、子ども自身が再利用を経験したりすることで、「もったいない」という気持ちやものを大切にすることを学ぶきっかけになります。

これはまだ使える! 再利用のアイデア11選

ごみを減らすためにさまざまなものを再利用するのは、身近で取り組みやすいものです。ここでは、家庭でごみになりやすいものを再利用する方法をご紹介します。

ペットボトルは保存容器に!

ペットボトルは、お米やパスタの保存容器として活用することができます。

お米の保存容器

お米の保存場所としては冷蔵庫が適していますが、お米を米袋や米びつで冷蔵庫に収納するのは、かなりの場所をとってしまうので家庭向きではありません。

そこで、お米をペットボトルに小分けに入れると、冷蔵庫の中でも場所をとらずに保存することができます。また、ペットボトルに入れることでかんたんに持ち運びができるので、計量にも便利です。

パスタの保存容器

2リットルサイズのペットボトルは、パスタの保存にぴったり。また、ペットボトルを傾けたときに、口から出るパスタの量はおよそ100gです。パスタの1人前は大体100gなので、1人前を計量せずに取り出せます。

牛乳パックの再利用アイデアは無限大!

牛乳パックを再利用するアイデアは豊富にあります。以下を参考に、子どもといっしょに再利用に挑戦してみてはいかがでしょうか。

匂いが気になる料理の保存容器として

匂い移りが気になる料理の保存容器にオススメです。たとえば、水や洗剤で洗って乾かした牛乳パックに余ったカレーのルウなどを入れ、サランラップやアルミホイルで封をすることで保存容器の代わりにできます。そのまま冷凍してもOKです。

まな板シートの代わりに

豚肉や鶏肉などを切ったあとのまな板は、除菌が面倒ですよね。かといって、毎回使い捨てのまな板シートを使うのは、環境への負荷やコスト面が気になります。そんなときに洗って乾かし切り開いた牛乳パックは、まな板シートの代わりとして使えるんです。使ったらそのまま捨てればよいので洗い物も減ります。

DIYや工作の材料に

いくつかの牛乳パックに新聞紙を詰め、組み合わせて固定すれば、子ども用のイスが作れます。また、高さを半分にして組み合わせれば、ペン立てにも変身。強度がありながらも、加工しやすい柔らかさもあるので、DIYや子どもの工作にぴったりです。

牛乳パックは用途が多いので、きれいに洗って乾かし、いくつかストックしておくとよいでしょう。

コーヒーかすが消臭剤に!?

コーヒーを毎日飲むというかたは多いのではないでしょうか。毎日出る、抽出後のコーヒーの粉は消臭・脱臭剤として再利用できます。

【作り方】
1.コーヒー2杯分の粉(約20g)を平らなお皿に広げ、600Wの電子レンジで3~4分加熱する
2.使用済みの粉が冷めたら、粉を蓋のない瓶に入れるか、袋や布でくるむ
3.消臭、脱臭したい場所に置く

※電子レンジは、ご使用の機種や耐熱容器の種類、加熱するものの状態などにより、加熱の程度に差が生じます。出力ワット数や加熱時間を調整してください。

コーヒーの消臭剤はトイレ、下駄箱、冷蔵庫、車内など、さまざまな場所で使えます。

溜まりがちなクレヨンはマーブルクレヨンに!

短くなったクレヨンは買い替えるよう、園や学校から指示される場合があります。そのため、家には短くて使いづらくなったクレヨンが溜まってしまいがち。そんな短いクレヨンを使い、マーブルクレヨンを作ることが可能です。

【作り方】
1.お弁当用の紙カップ(電子レンジ対応)やシリコンカップに、砕いたクレヨンを何色か入れる
2.500Wで3分程度、電子レンジで加熱する
3.クレヨンが溶けたら、やけどに注意して電子レンジから取り出す
4.溶けたクレヨンが固まる前に、つまようじで混ぜてマーブル模様にする
5.完全に固まったら完成!

※電子レンジは、ご使用の機種や耐熱容器の種類、加熱するものの状態などにより、加熱の程度に差が生じます。出力ワット数や加熱時間を調整してください。
※電子レンジから取り出す工程は、やけどする可能性があるため、大人が行いましょう。

短くなって使いにくいクレヨンが、見事なマーブルクレヨンに生まれ変わります。子どもといっしょに作れるため、自由研究にもオススメです。

すてきな紙袋は模様を活かして使えるものに!

紙袋(ショッパー)はお店ごとにデザインが違うので、いろいろな種類の紙袋をストックしているというかたも多いのではないでしょうか。

ブックカバーに

取っ手を取り外して、折り目で切り開くと、本を包むことができます。すてきなデザインを活かした世界にひとつのブックカバーになります。

古紙回収用として

紙袋に古紙を入れてそのまま回収に出すこともできます。使わない紙袋もいっしょに処分することができるので、一石二鳥ですね。

ティッシュのあき箱でシンデレラフィット収納がかんたんに

ティッシュのあき箱は、大きさがそろっていることやはさみでカットしやすいことから、収納用品としてオススメです。引き出しの中の整頓や、子どものおもちゃをケースの中で分類するのにも役立ちます。いくつか組み合わせたりカットしたりすることで、ケースの内寸に合わせたシンデレラフィット収納が叶いますよ。

また、ティッシュの取り出し口のある上面だけカットし、側面の4面に色の濃いマスキングテープをはれば、大きさや形、デザインがそろった見せる収納用品としても活用できます。

子どもといっしょに再利用のアイデアを試してみよう!

家庭で取り組みやすい再利用のアイデアをご紹介しました。再利用は、ごみが減ったことを子どもが実感しやすい取り組みのひとつ。実際に取り組んだ再利用のアイデアをいくつかまとめれば、立派な自由研究にもなりますよ。

すぐに子どもが実践できなくても、おうちのかたがものを大切にする姿勢を示すことが大切です。ぜひ、子どもといっしょにさまざまなものを再利用して、環境について考えるきっかけにしてみてくださいね。

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