【私はなんてダメな親なんだ】あふれる子育て情報で落ち込まないで

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スマホでニュースサイトを見れば、数えきれないほどの子育て情報があふれています。それらの記事は、悩みを解決してくれたり助けられることもある反面、子どもに対して理想通りに振舞えず、「私はなんてダメなんだ」と落ち込んでしまうきっかけにもなりかねません。

あふれる情報とどのようにして上手に付き合っていけばよいのでしょうか?教育評論家の親野智可等先生にお話を伺いました。

目次

スマホの普及で子育て情報が増えた

今の社会は情報があふれています。
特にスマホが普及してからは、その量が爆発的に増えました。

でも、情報というものは、増えれば増えるほど玉石混淆な状態になるものです。
つまらない情報ばかり読んでいる人と、意味のある有益な情報を積極的に取りにいく人とでは、大きな差が開きます

子育て情報もスマホの中にどんどん入ってきます。
有益な情報を読んで我が身を振り返ったり、新たなことを試してみたりするのはとてもよいことであり、子どものためにもなります

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情報がかえって子育てを大変にしてしまう

でも、それらの情報がかえって子育て中のママ・パパを大変にしてしまう側面もあります。

例えば、「叱ってばかりだと弊害があります」と書いてあるのを読めば、誰でも「なるほど。気をつけよう」と思います。

でも、決意したからと言って簡単に変われないことも多いわけで、しばらくすると同じことを繰り返してしまうということもよくあるはずです。

そこで、「私はなんてダメな親なんだ」と落ち込んでしまい、それがまたストレスになってしまうということもあるでしょう。

そして、そのストレスがまた子どもに向かってしまうということもあり得ます

自分を責めてしまう人は、開き直ることも必要

真面目すぎて、すぐ自分を責めてしまう人にはありがちなことです。
これは、その人自身の生まれつきの資質にもよることもありますし、親から受けたしつけによることもあります。

つい自分を責めてしまう人は、一度開き直ることも必要だと思います。

例えば、相田みつをさんを真似して、「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」と言ってみましょう。
もっと短く、「にんげんだもの」とつぶやいてみるのもいいですね。

同じく相田みつをさんの「おたがいになぁ 不完全 欠点だらけの にんげんですがね 」という言葉も素敵です。

親子ともどもお互いにしょうもない人間同士ということで、自分を許して子どもも許してあげてください

自分をほめてあげよう

自分で自分をほめてあげることも大切です。
「自分もけっこうがんばっている」とほめてあげてください。
「そもそも生んであげただけでもすごいことだ」と思ってみるのもいいでしょう。

仕事ではほめられても、子育てというのはあまりほめてもらえないものです。
子育てはしっかりやって当たり前と思われてしまいがちなのです。

旦那も奥さんもほめてくれません。
おばあちゃんおじいちゃんもほめてくれません。
先生もほめてくれません。
子どももほめてくれません。
だ~れもほめてくれません。

ですから、自分で自分をほめてあげてください。

最後に改めてまとめです。

有益な情報を積極的に取りにいき、実践することは大事です
でも、できないからと言って自分を責めないでください。

自分を許して子どもも許し、自分で自分をほめましょう。

この記事の監修・執筆者

教育評論家 親野 智可等

長年の教師経験をもとに、子育て、親子関係、しつけ、勉強法、家庭教育について具体的に提案。著書多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。X、Instagram、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。オンライン講演をはじめとして、全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。

音声配信サービスVoicyの配信番組「コソダテ・ラジオ」の2022年12月の金曜マンスリーゲストとして出演。「家庭での学習習慣」について熱いトークを配信しています。

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