近年、テレビ番組のチャンネル数の増加や、インターネット配信番組などの台頭で、メディアの視聴スタイルが多様化しています。子どもたちが見る番組も、教育番組やアニメだけでなく、お笑いやクイズ、ドラマなどジャンルは多岐にわたります。子どもに見せている番組、見せたくない番組について3~6歳のお子さんをお持ちのかたにアンケートを実施しました!
※アンケート調査:モニプラファンブログ「こそだてまっぷ編集部」調べ(2022年3月実施/110人回答) 文/こそだてまっぷ編集部
お子さんが好きで見ている番組はなんですか?(1人3つまで)
3歳
上位の人気番組はゆるぎなく、そのほかではEテレで放送されている知育番組、鉄道や恐竜の番組などの回答が。
見るようになったきっかけ―
子どもが喜びそうだったので、たまたま見せたら子どもが興味をもった、が半数以上でした。
4歳
個性や好みがはっきりしてくる時期。見ている番組も分散傾向。ほかには、ヒロインもののアニメ、ロボット、戦隊ものなど、かわいい・かっこいい番組が子どもたちに人気のようです。
見るようになったきっかけ—
上の子が見ていたので、子どもが喜びそうだったので、小さいころの継続で、保育園の友だちにすすめられたなど。
5歳
上位は王道番組が占めるものの、深夜アニメを録画やインターネット配信で楽しむなど視聴方法に変化が。ランキング外では、バラエティ番組、歌番組、人気のユーチューバーのチャンネルなど、アニメ以外の番組も。
見るようになったきっかけ—
園ではやっていたから、親が見せたかったからが多く、本やぬいぐるみでキャラクターが気に入ったからという回答もありました。
6歳
上位はアニメ番組が人気でしたが、4位以下はアニメ番組以外が多数ランクインし、分散傾向に。「パウパトロール」「クレヨンしんちゃん」「おしりたんてい」、お笑い系のバラエティ番組、人気のユーチューバーのチャンネルなど。
5・6歳では、テレビ番組でなく、「マインクラフト」という、インターネットを介して世界中の人と複数で遊ぶことができるゲームで遊んでいる、という回答も。
見るようになったきっかけ—
アニメの場合は、子どもが興味を持ったから、バラエティ番組などは親が見ていたから、といった意見が多くありました。
見せたくない番組を「友だちが見ているから見たい」と言ってきたらどうする?
3歳~5歳は、「親が注意を払いながらいっしょに番組を見る」が最も多く、基本的には、「見せる」という結果に。
6歳になると、「見せたくない理由を説明する」が最も多く、「見せない」派も半数程度となりました。
注目すべきは、「その他」。「親が内容を把握し、判断して決める」と親の判断優先の場合と、「見せたくないという親の意見を伝え、本人にどうするか決めさせる」と、子どもに判断をゆだねるという2派にわかれました。
見せたくない番組を見せると、子どもにはどんな影響があると思いますか? また、すでに見せている場合、どんな影響がありましたか?
年齢に関係なく「まねをする(した)」という意見が多く寄せられました。「平気だった」との意見も複数ありましたが、なかには「子どもがナイフの絵を描いておどろいた」といったコメントも。
子どもが見ている番組で、下品な表現、殺人、暴力、キスシーンなど、子どもにふさわしくないと思うシーンがあったとき、どうしていますか?
全回答者110人のうち、年齢に関係なく「チャンネルをかえる、消す」と答えた人は全体の約27%、「そのままにする」と答えた人は11%でした。もっとも多かった「その他」の回答には、「そのシーンについて親の意見を話す」「自分がキャーッと言って席を立ってしまう」「子どもの目を手でおおって見せないようにする」などの意見がありました。
皆さんのご家庭では、どのような対応をされていますか?
次回は、子どもの発達心理に詳しい、竹内エリカ先生に、子どもの視聴について寄せられた質問にお答えいただきます。
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