秋は、行楽やピクニックへ出かけるのにぴったりの季節です。出かけるときにお弁当を作って、秋空の下で食べると、いつもと違う環境に子どもも喜んで食べてくれるでしょう。ただ、お弁当を作るときはできるだけ手間をかけずに作りたいですよね。
そこで本記事では、秋のお出かけに作ってみたい、オススメのお弁当を4つご紹介します。どのお弁当も参考になるものばかりですので、出かける前に親子でいっしょに作るのも楽しいかもしれませんね。
文/マムズラボ
子連れのお出かけにオススメのお弁当4選
ご紹介するのは定番の「おにぎり弁当」のほかに、パンのお弁当と丼のお弁当です。
ピクニックムード満点の「3色おにぎり弁当」
「𝑗 𝑎𝑛𝑑 𝑟 𝑚𝑎𝑚𝑎」さんのInstagramより(@_y_512_c_cooking)https://www.instagram.com/p/CdLfVXWP3AW/
大きなお重に詰めた、ピクニックにぴったりのおにぎり弁当です。おにぎりはごま塩、桜の塩漬けをあしらったもの、枝豆を混ぜ込んだものの3種類あり、さまざまな味を楽しむことができます。卵焼き、ささみ大葉チーズ春巻き、えびの塩ゆで、レンコン甘辛ごま焼き、ちくわを甘辛く味付けて巻いたもの、ヤゲン軟骨の唐揚げ、えのきとパプリカ炒め、ブロッコリーなどおかずの種類も豊富で、詰める作業は娘さんが担当したんだそう。
子どもとお弁当をいっしょに準備することで、お出かけ前のひとときも楽しむことができますね。
おにぎりは子どもでも手で食べやすいので、お出かけのお弁当で活躍します。ツナや梅干し、鮭など定番の具もよいですが、巻いたり混ぜたりして作るおにぎりもオススメですよ。
具材いろいろ「ミックスサンドイッチ弁当」
「Emi」さんのInstagramより(@emimi08z)
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たまごサラダ、ハム野菜、カツなど、人気の具材がぎゅっと詰まったサンドイッチ弁当です。野菜の彩りがよく、断面もきれいに仕上がっています。ミニトマトには人気キャラクターのピックがあしらわれており、見た目の楽しさもアップしていますね。
デザートには、皮を市松模様にカットしたりんごやオレンジが詰められており、見た目の満足度も高いお弁当になっています。
サンドイッチもさまざまな具材を挟むことができ、子どもでも手に持って食べやすいため、おにぎり同様にお弁当に人気があります。子どもや家族の好みに合わせてアレンジしながら用意してみてくださいね。
ハンバーグとごはんの取り合わせ「ロコモコ風弁当」
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ごはんの上にハンバーグと目玉焼きを乗せ、グレービーソースをかけたハワイ料理「ロコモコ」風のお弁当です。目玉焼きの代わりにゆで卵をセレクトしてまとめています。ポップコーンシュリンプやナポリタンスパゲッティなどのおかずも食べ応えがあって魅力的ですね。皮を水玉模様にカットしたラディッシュや、いんげんとベーコンのバター炒めなども、おいしそうに詰められています。
ロコモコ風のお弁当箱には、深めのお弁当箱を使うと詰めやすくオススメです。ソースがバッグの中などで漏れないよう、お弁当箱をジッパーつきの袋に入れたり、ソースを小分けの容器に入れたり工夫してみてくださいね。
お肉も野菜もたっぷり摂れる「タコライス弁当」
「emu」さんのInstagramより(@e_____mu.06)https://www.instagram.com/p/Cd1sAyDPXTz/
沖縄料理のひとつであるタコライスも、お弁当にオススメのレシピです。ごはんの上に、タコスの具材であるひき肉、レタス、刻んだトマト、トッピングのたまごを乗せると完成します。箸休めに、紫玉ねぎの甘酢漬けと、モッツァレラチーズをミニトマトで挟んだあしらいを添えています。
丼ものはごはんと具材の量を調整しやすいので、子ども用・大人用で準備しやすいのもうれしいポイント。大人用には小分け容器にサルサソースを用意してもよいですね。
ごはんの上におかずを乗せた丼のお弁当は、思いきり遊ぶ予定がある日や、体をたくさん動かす予定があるときなどにオススメです。午後もしっかり遊べるパワーがつくお弁当を、ぜひ用意してみてくださいね。
お弁当を作るときの注意点は?
お出かけに手作り弁当を持っていく場合、衛生面に注意して作ることが大切です。食中毒などのリスクをへらすために、以下の3つの点に注意して作りましょう。
1.具材は中までしっかり火を通す
細菌を熱で死滅させるために、お弁当に入れるおかずは中までしっかり火を通すことが大切です。食中毒を起こす菌の多くは75℃以上の温度で死滅するため、「75℃以上で1分以上加熱すること」を目安にしましょう。胃腸炎の原因となるノロウイルスは、85℃以上の温度で死滅します。85℃以上の温度で1分間加熱処理するようにしてください(※1)。
揚げ物を調理するときも、油の温度には注意が必要です。油が高温になりすぎると表面だけが揚がってしまい、中まで火が通っていないことがあります。お弁当箱に詰める前に一度カットし、断面を見て、火が通っているか確認するようにしてください。
ちくわやかまぼこなど加熱せずに食べられるものでも、気温が高い日は火を通してからお弁当箱に詰めましょう。作り置きおかずを使うときも、一度加熱処理を行うようにしてくださいね。
2.水気をよくきる
おかずに水気が残ったままだと、菌が繁殖しやすくなります(※2)。水気の多いおかずはなるべく避けて、焼いたり揚げたりするものがオススメです。また、汁気のあるおかずは仕切りやおかず用カップなどを使い、水分をほかのおかずに移さないようにしましょう(※2)。
なお、煮物の下にかつお節やちぎった麩を敷くと汁漏れを防ぐことができます。炒め物を入れるときは調理段階で片栗粉を入れておくと、汁気を減らせますよ。
3.食材は冷ましてから詰める
食材が冷めないうちに詰めると、お弁当箱の中に蒸気がこもってふたに水滴がつき、傷みの原因になります(※3)。おかずを冷ます時間も含めてお弁当を準備すると、慌てずにすみますよ。
お出かけ用のお弁当を持って家族時間を楽しもう!
過ごしやすい気候へと移り変わる秋は、お出かけや外遊びにぴったりの季節です。お弁当を子どもと協力しながら作るのもきっと思い出のひとつになるはず。ぜひ、家族みんなで楽しめるおいしいお弁当を準備してみてくださいね。
【引用】
(※1)独立行政法人 国立病院機構 米子医療センター「食中毒を起こさないために その3『やっつける』」
https://yonago-mc.hosp.go.jp/wp-content/uploads/2016/02/eiyou_news2011-6.pdf
(※2)農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/lunchbox.html
(※3)東京都福祉保健局「お弁当をつくるときに、どのようなことに気を付ければよいですか?【食品安全FAQ】」
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kenkou/anzen/food_faq/chudoku/chudoku11.html
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