販売解禁された「液体ミルク」って?メリット、デメリットは?

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2018年8月に、日本国内での製造・販売が可能となった「液体ミルク」。この3月には、国内メーカーが発売を開始しました。

保育者にとっては、母乳と粉ミルク以外に選択肢が増えて、喜ばしいところ!ではありますが、実際はまだよく知らない人がほとんどではないでしょうか。
そこで、販売されたばかりの「液体ミルク」について、ママにとってのメリットやデメリットをわかりやすくお伝えします。

目次

「液体ミルク」とは?

「液体ミルク」とは、正式には「乳児用液体ミルク」と言われる、液状の人工乳を容器に密封したもので、常温で長期間の保存が可能な製品のこと。

欧米では、すでに一般的に出回っている液体ミルクですが、日本国内では、2018年8月の厚生労働省の省令改正で、国内での製造と販売が可能になったばかりです。

国内メーカーで最初に製品化したのは、江崎グリコ。

2016年の熊本地震の際に、海外からの支援物資として液体ミルクが注目されたのが、開発のきっかけだそうです。

3月11日に、日本初の乳児用液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」の全国販売をスタートさせ、また、4月下旬には、明治からも液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」が全国発売予定です。

液体ミルクの【メリット】

では、液体ミルクのメリットは何か?というと…

  1. 滅菌処理されて、そのまま紙パックに詰められているので、常温で長期間の保存ができる
  2. 調乳が不要なので、手間がかからず、外出先でも楽に授乳ができる
  3. 地震等によりライフラインが断絶した場合でも、水や燃料等をつかわずに授乳できる。(災害時の備えにも◎)
  4. 外出時でも、液体ミルクと哺乳瓶のみの持ち運びになるので、荷物が減る
  5. 誰でも簡単に授乳ができる。

外出先でミルクを飲ませようと、お湯を探したり…レストランなどでお湯を入れてもらったり…授乳中のママパパあるあるですよね。赤ちゃんがお腹を空かせて泣いている時には一刻も早く、ミルクを飲ませてあげたいもの。お湯を探す手間と人肌に冷ます時間が必要なく、すばやくミルクの用意ができるのは助かりますね。

また、外出先でお湯を探さないですむように、と保温機能のある水筒にお湯を入れて持ち歩く派にとっては、オムツやお着換えなど荷物が多い中、調乳後も水筒を持ち歩かなければならないのが難点でした。
その点、液体ミルクは飲ませた後は容器を捨てるだけ!
少しでも荷物を減らしたいママパパにとっては、嬉しいポイントですね!

液体ミルクはそのまま使えるので、外出先にかぎらず便利。
夜中にミルクを冷ますのに寒い中震えながら待ったり、眠くて粉ミルクを計り間違えた!なんて心配もいらなくなったりして、ママの心の余裕にもつながりそう!

液体ミルクの【デメリット】

では、逆にデメリットは何か?というと…

  1. 値段が粉ミルクよりも高い。
    例)※グリコダイレクトショッピング価格参照
    ・液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」:125ml/本 216円(税込)
    ・粉ミルク「アイクレオバランスミルク」:800g/缶 2,756円(税込) → 125ml(約15.87g) 約55円(税込)
  2. 日本国内ではまだ選択肢が少ない。
  3. 常温なので、ほんのり温かい母乳や調乳した粉ミルクと温度が違い、赤ちゃんによっては、飲みたがらない可能性もある。
  4. 店頭寿命が短い。賞味期限は6か月

今までの粉ミルクの価格帯と比べると、液体ミルクは高価に感じる価格設定です。ミルクにかかる家計負担が増えるのは、なかなか厳しいところ。
時や場所に応じて粉ミルクと液体ミルクを併用するなどの工夫をして、家庭に合った使い方を検討したいですね!

気になる液体ミルクの今後は?

手軽で、常温での長期保存が可能で、災害時にも役に立つ。
なんといっても、衛生面で粉ミルクより安心できて、そのまますぐ子どもにあげられる「液体ミルク」。

今後は、販売するメーカーが増えることも予想されます。
スーパーでもよく見かけるようになったり、手軽にどこのコンビニでも購入が可能になったりする日も近い かもしれません。

ただし、安全に利用するためには、製品の容器包装上に表示される「標準的な使用方法」にしたがって、適切に使用していくことが大切です。

参照:
内閣府_乳児用液体ミルクの普及に向けた取組
東京都防災ホームページ

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