【じいじ&ばあばと読みたい絵本】/こそだてまっぷの絵本棚 9月号

更新日: 公開日:

9月のこそだてまっぷの絵本棚の2回目は「じいじ&ばあば」をテーマにした絵本をご紹介します。いっしょに絵本を楽しむのはもちろん、じいじ&ばあばのことを思って読むのもオススメ。
今月の絵本セレクトは、絵本専門士7期生で、NPO法人「絵本で子育て」センター認定絵本講師、現役の保育士でもある、遠藤裕美先生です。

目次

じいじ&ばあばと読みたい! オススメ絵本

◆2~3歳向け! 『はやく あいたいな』

作/五味太郎  1,430円  絵本館

【あらすじ】

ある日、よおちゃんは急におばあちゃんに会いたくなり、おばあちゃんも急によおちゃんに会いたくなって、2人はお互いの家へ向かいます。以心伝心なのに、会えそうで会えないすれ違いの連続で、お互いの「会いたい」がつのります。2人は無事に会えるのかな? 思わず笑顔になれる絵本です。

 

【オススメポイント】

お互いに急に会いたくなって、2人それぞれに急いで出かけるようちゃんとおばあちゃん。見ている子どもたちからも、すぐに会えるような期待が感じられるのでが…。何度もすれ違ってしまう姿に、「えぇ~」と子どもたちからも思わず声が上がっていました。絵本のようちゃんに向かって「おばあちゃんいるよ」と教えてくれる子も! それだけに、会えたときには、みんなもいっしょに喜んでいましたよ! うれしさあふれる2人の姿が最高です。

◆3~4歳向け! 『いそがしいよるに』

作・絵/さとうわきこ  990円  福音館書店

【あらすじ】

行動力があって元気いっぱいのばばばあちゃん。大人気シリーズ1作目の絵本です。窓から星を眺めていたばばばあちゃん。きれいな星空に、うちの中にいるのはもったいないと外にゆりいすを持ち出して星をながめ、さらに、外で寝ることを思いつきます。テーブルも冷蔵庫もレンジも、みんな必要だと思って、家から運び出しますが…。さて、星を見ながら寝ることはできたでしょうか?

 

【オススメポイント】

星がきれいな夜に、星を見ながら寝ようと思ったばばばあちゃん。ベッドを外へ運び出し、星の下でベッドに横になる姿がとっても気持ちよさそうです。でも、そこで終わらないのがばばばあちゃん! 熱いお茶がほしくなったかと思ったら、テーブルも、レンジも、冷蔵庫も、フライパンも、アイロンも…と、家のものを全部運び出してしまいます。その様子に子どもたちも「何を始めるんだろう?」と興味津々でしたよ。 ページにぎっしり書かれた運び出されたものリスト。しっかり書かれているのでチェックするのも楽しいです。最後の展開にも注目です。

◆4~5歳向け! 『おじいちゃんのおじいちゃんの おじいちゃん』

作/長谷川義史  1,540円  BL出版

【あらすじ】

おじいちゃんのおじいちゃんは どんな人なんだろう? 5歳の男の子は、どんどんたずねます。ひいおじいちゃん。ひいひいおじいちゃん…。どんどん歴史をさかのぼります。最後にたどり着いたご先祖様は、どんな人だったのでしょう!?

 

【オススメポイント】

男の子の素朴な疑問が、スケールの大きな物語へとつながっていきます。ひたすらに続く「ひい」の文字からは、歴史の重みすら感じるような気がします。ページを埋め尽くさんばかりの「ひい」の文字を目にすると、「いったいどうやって読んだらいいのだろう…」と不安を感じるかもしれません。お子さんといっしょに楽しく読むのが一番だと思います。実際の読み聞かせでは、子どもたちが「ひいひいひいひい」とすぐに声を合わせて読んでくれて、楽しい読み合いになりました。おじいちゃん・おばあちゃんに会えたとき、いっしょにご先祖様の写真を見たりするのも、絵本の世界が広がっていいですね。

◆大人向け! 『おじいちゃんとパン』

絵・文/たな  1,078円  (株)パイ インターナショナル

【あらすじ】

いつもおいしそうなパンを食べているおじいちゃん。主人公の男の子は、小さなころからおじいちゃんのそばに行って、そのパンを分けてもらっていました。そのやりとりは男の子が大きくなってからもずっと続きます。パンがつなぐすてきな関係にほのぼのします。

 

【オススメポイント】

小さなころ、おばあちゃんの家に行くと缶のレモンティーがあり、「飲む?」と聞かれていつも飲んでいました。家では飲むことのなかった、当時のわたしには特別な飲み物!!

この絵本を読んだときに、きっとおばあちゃんも、レモンティーを作って飲ませるのを楽しみにしていたんだろうな~と感じました。「しかたねえな」と言いながらパンを男の子に差し出すおじいちゃんからは、うれしさがあふれています!

思わずホロリとさせられる!(でも、すぐに涙が引っ込んだ!!)展開も大好きです。

おいしそうなパンの描写も大きな魅力。この絵本を見た息子は、さっそくマシュマロパンをまねして作っていました。

次回(9月24日更新)は、行楽の秋にちなんで、「遠足」をテーマにした絵本を紹介します。お楽しみに!

この記事の監修・執筆者

絵本専門士・保育士  遠藤裕美

絵本専門士7期生。NPO法人「絵本で子育て」センター認定絵本講師。現役保育士として、絵本を取り入れた保育を実践している。地域の読み聞かせボランティアの経験も多数。保育雑誌や書籍にて、絵本のセレクトや、執筆も行っている。監修書に『年齢別! 子育てママ&パパの頼れる絵本193』(ユーキャン)。

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