【アメリカのハロウィンは本気度がすごい!】海外読者レポート
ハロウィンといえば、日本では仮装を楽しむイベントとして親しまれるようになりましたね。
アメリカのハロウィンは伝統的な行事で、秋の収穫を祝い、悪い霊から身を守るために仮装します。日本のハロウィンとは本気度が桁違いのようです!
アメリカの子どもたちは、どのようにハロウィンを過ごしているのでしょうか?
アメリカ在住の読者ママのAさんが、ハロウィンの様子をレポートしてくれました!
文/こそだてまっぷ 編集部
ハロウィン専門店は2か月前から
ハロウィンは準備も楽しい!
現地の小学校へ通うふたりの子どもと昨年からアメリカに住んでいます。
ハロウィンは10月31日に行われますが、2か月ほど前からハロウィン用品の専門店がオープンします。広い店内には、家や庭を飾るジャック・オ・ランタンやどくろなどの不気味なアイテムや、乳幼児から大人のものまであるさまざまな仮装用のコスチューム、ハロウィン用のお菓子がところ狭しと並びます。
日ごろ食品や日用品を購入するスーパーにも、さまざまな大きさや色合いのかぼちゃが山積みになります。
「今年はどんな飾りにしよう」「みんながあっと驚くような仮装は?」と家族で買い物も楽しみつつ、ハロウィンまで待ち遠しく過ごします。
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ジャック・オ・ランタンって何?
ジャック・オ・ランタンを作るオレンジ色の大きなかぼちゃは日本でもおなじみですね。
アトランティック・ジャイアントというペポかぼちゃの仲間で、観賞用に栽培されています。
アトランティック・ジャイアントをカービングする(彫る)ためのキットはたくさんの種類があり、中には彫刻のような飾り彫りができるものもあります。
ジャック・オ・ランタンの“ランタン”は明かりで、日本のちょうちんに近いものです。
小学校では仮装してパレード
全校をあげて盛り上がる!
多くの小学校でハロウィンの仮装パレードが行われます。
小5と小3の我が子が通う小学校でも、定番のお化けや魔女から人気キャラクター、プリンセスやヒーロー、泥棒やロボットまで、さまざまな仮装をした児童たちがワイワイと盛り上がりながら、校内を歩いてから校庭をパレードしました。
仮装はコスチュームだけではなく、フェイスペインティングやヘアースプレーなども駆使した本格的なもの。驚いたことに、児童の多くが朝から仮装して登校し、そのまま授業を受けてからパレードに参加します。普段と違う授業の様子にみんなソワソワ。仮装も大いに楽しんでいて、すっかり楽しいお祭り気分です。先生たちもしっかり仮装しているので、授業風景はとてもユニークです。
私は学校でボランティアをしているのですが、何も仮装せずに登校したところ、児童から「What are you going to dress up as?(これから何に仮装するの?)」と聞かれて戸惑いました。今年のハロウィンはもう準備ばっちりです!
ベストコスチューム賞をめざして
近所の公民館や商店街などでもハロウィンの仮装イベントが行われます。
審査員が投票してベストコスチューム賞を決めるイベントもあり、参加者は工夫を凝らして、審査員や観客を驚かせるような仮装を考え出します。
昨年の公民館のイベントでは、娘が画家、友だちがモナ・リザとムンクの叫びに扮して、いっしょにベストコスチューム賞を受賞しました。なかなか迫力がありますよね。
近所を回ってTrick or Treat!
10月31日はお菓子をもらいに
ハロウィン当日、10月31日になると、子どもたちは仮装して、もらったお菓子を入れるかぼちゃのバケツやかばんを手に持ち、友だちといっしょに近所を一軒一軒回ります。
お菓子を配っている家は、目印として玄関にジャック・オ・ランタンの飾りやデコレーションがあります。スモークや音響、映像を工夫して、まるで遊園地のお化け屋敷のような演出をしている家もあり、見応えがあります。家によっては、9月上旬から飾りつけをしていて、ハロウィンが待ち遠しい気持ちが伝わってきます。
子どもたちが呼び鈴を押して「Trick or Treat!」と言うと、仮装した家の人が出てきて子どもたちを楽しませてくれます。甘いチョコレートのお菓子をたくさんもらって、子どもたちも大満足です。
にぎやかで楽しそうなアメリカのハロウィンレポートをお届けしました!
みなさんが過ごすハロウィンの参考になると嬉しいです。Happy Halloween!
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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