梅雨どきや、暑さが増してくるころは、外遊びに行けない日もありますね。
そんなときは、おうちにあるもので、お子さんといっしょに楽しく遊んでみませんか?
実は、おうち遊びも知育や脳育につながるんです!
0〜6歳向けの脳育遊びを発信しているベビトレヨガインストラクター・yoko.mommyさんのInstagramの投稿から、親子で楽しめる遊びを紹介します。
準備するものも、遊び方もかんたんなので、一度見たら、きっと試してみたくなるはずです。
全3回の2回目は、「紙」と「風船」を使ったおうち遊びです。
1 紙を使ったおうち遊び
親子共作! 点々お絵かき
<用意するもの>
・紙 1枚
・ペン 1本
・クレヨンや色鉛筆など
<遊び方>
(1)大人が紙に、ペンでランダムに点を描く。
(2)子どもが、クレヨンや色鉛筆などで、(1)の点をつないだり囲ったりして自由にお絵かきする。
<この遊びで育つ力>
・点をどのように使うかと考える力
・指先の巧緻性
・点を見て注意深くつないだり囲んだりすることや、根気よく仕上げることによる観察力や注意力、集中力
yoko.mommyさんからのアドバイス
点はたくさん描いた方が楽しめます。スタートとゴールの点を決めると迷路風にもなりますよ。
「点を2つ、つないでみよう(囲んでみよう)」と声かけをしながら行うと、数の認知にもつながります。
当たれ当たれ、紙でっぽう
<用意するもの>
・画用紙や厚紙 1枚
・的に使う紙(折り紙など薄い紙でも◎) 数枚
・テープ
・輪ゴム 1本
<遊び方>
(1)画用紙か厚紙を長方形に切り、縦半分に折る。
(2)折った辺に向かって、半分に折り返す。反対側も同様に折り、じゃばらを作る。
(3)真ん中の山を、片側だけテープで留める。
(4)飛ばし方は、上下をかえして、山部分に縦長に輪ゴムをかける。テープで留めていない下側の両端を左右に引っ張り、輪ゴムを飛ばす。
(5)的は別の画用紙に半分に折り目をつけて、立てれば完成。
<この遊びで育つ力>
・ねらいを定めて飛ばす、集中力
・的と自分との向きや距離感を把握・調整する、空間認識力
・両手を同時に動かす調整力
・輪ゴムをかけたり、紙を引っ張ったりすることによる、手先の運動や力加減の調節
yoko.mommyさんからのアドバイス
的に絵を描いても楽しいです。
割り箸でっぽうなどはまだ難しい子でも遊べますよ。
大きな紙で! ゴロゴロペタペタ
<用意するもの>
・いらない紙(新聞紙やチラシなど) 1枚以上
・養生テープやガムテープ
<遊び方>
(1)紙を小さく破き、床に広げる。
(2)粘着面を表にしたテープを、体にぐるりと巻く。
(3)(2)のテープに紙が張りつくように、床を転がる。
<この遊びで育つ力>
・紙を大きく破くことで、肩の可動域が広がる
・破く音で聴覚を刺激
・背骨の柔軟性や体幹
・どうすれば紙がつくかを考えながら体を動かすボディーイメージ
yoko.mommyさんからのアドバイス
紙を思い切り破いて広げるのはストレス発散にもなります。転がるときは「さぁ紙を集めるよ〜!」「転がってお掃除してみよう! たくさんくっつけられるかな?」などと声かけするとより楽しめるかも。
テープをはがし合うのも、盛り上がりますよ。
2 風船を使ったおうち遊び
テレビやスマートフォンなどを見たあとに、オススメなのが風船遊び。
子どもたちは目の機能も発達途中なため、画面をじっと見続けたあとは、目をよく動かす機会を増やしましょう。
風船遊びには、
- 両目で立体的に見る
- 両方の目をバランスよく使う
- 目と体を協調して動かす
など、たくさんの効果があります。
ふわふわ風船ボール
<用意するもの>
・風船 5~6個
・大きめのビニール袋や透明のごみ袋 1枚
・輪ゴム 1本
<遊び方>
(1)風船を膨らませる。
(2)袋に風船を入れて、輪ゴムで口を留める。
(3)(2)を持ったり投げたり、蹴ってみたりして自由に遊ぶ。
<この遊びで育つ力>
・全身運動による、運動機能
・大きな風船ボールと、自分の体の位置関係を把握する、空間認識力
yoko.mommyさんからのアドバイス
まるで大きなボールみたい! 軽くて動きもゆっくりなので小さいお子さんでも扱いやすいですよ。
風船で遊ぶのに飽きても、袋に入れればまた違う遊び方ができるのが嬉しいですね。
上手に回るかな? くるくるお花風船
<用意するもの>
・風船 5、6個
※風船の大きさによって異なります。
・両面テープ
・ドライヤー
<遊び方>
(1)風船を膨らませる。
(2)お花形になるように、(1)を両面テープで貼り合わせる。
(3)(2)のお花風船を、ななめ下からドライヤーの冷風を当て、くるくると回転させる。
<この遊びで育つ力>
・どうしたらお花の形になるかを考える力、創造力
・回る風船を目で追うことで眼球トレーニング
・風船が落ちないように工夫して浮かせるバランス感覚
yoko.mommyさんからのアドバイス
お花風船を腕に通したり、投げたりしても楽しいです。
冷風を当てる角度の、コツをつかむとうまく回ります。お子さんとチャレンジしてみてくださいね。
風船テニス
<用意するもの>
・風船 1個以上
・ペットボトル 2本
<遊び方>
(1)親子でペットボトルを1本ずつ持ち、向かい合わせで風船を打ち合う。
(2)風船の数を増やして、大人が次々に投げ、子どもが打ち返してもOK!
<この遊びで育つ力>
・思い切り体を動かすことによる運動能力の基礎となる力
・風船がペットボトルに当たるように体を動かすボディーイメージ
・目と手の協応動作
yoko.mommyさんからのアドバイス
風船の数を増やすと、運動量がアップします!
また、大きめのペットボトルの方が風船を当てやすいです。うちわやラップの芯を使うと難易度も楽しさも変わります。
おうちにあるもので遊んでみてくださいね。
いかがでしたか?
第3回は、「カラーボール・色水を使ったおうち遊び」を紹介します。
更新は6月15日(水)です。お楽しみに!
この記事の監修・執筆者
乳幼児教育アドバイザーであり、現在はシンガポールでベビトレヨガ・子どもインストラクターとして無料レッスンを開催するなど活動中。
Instagramで、見るだけでも楽しい、子どもとのおうち遊びを発信している。
https://www.instagram.com/yoko.mommy/
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