右脳を育てるなら6歳まで! 親子で楽しむ週末「右脳あそび」ステップ3

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右脳を育てるなら6歳まで! 親子で楽しむ週末「右脳あそび」ステップ3

ステップ1、ステップ2とお届けしてきた、親子で楽しむ週末「右脳あそび」の3回目です。
今回は、子どもの「伝える力」を育むあそびをいくつかご紹介します。
順番どおりでなくても大丈夫なので、お子さんの好きそうなものから、ぜひ挑戦してみてください。

目次

監修/七田厚(株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長)

イラスト/わたいしおり

【右脳あそび】ステップ3 伝える力を育むあそび

現代社会でのコミュニケーションには、直接会う以外にも、SNSやオンラインなど、さまざまな方法があります。そんななか、伝える力は、今後ますます必要となっていくでしょう。

ステップ3では、「表現力」「語彙(い)力」「作文力」「コミュニケーション力」に注目して、伝える力を育むあそびをご紹介します。


表現力

粘土あそびや砂あそび、お絵かきなども、自分を表現することにつながります。どんな表現でも、その子らしさだと受けとめて、のびのびと表現できるよう見守りましょう。


語彙力

おとなしくあまりおしゃべりをしないのは、その子の性格だと思ってしまうこともありますが、は語彙力不足なことも。子どもがどう感じているのか、何を考えているのかなど、自分の思いを伝えられる語彙力を身につけていくことも大事です。



作文力

絵本の読み聞かせなどは「インプット」する作業で、それにより、子どもの想像力が育まれます。一方、「書く」ことはアウトプット作業。言語化することで、思考がより確実なものになります。小さな子には難しいと思われるかもしれませんが、言葉を文章にして伝える練習として、作文あそびを取り入れてみてください。



コミュニケーション力

コミュニケーションには、自分の気持ちを言葉で表現したり、相手の思いを推しはかったりすることも必要です。あそびを通して、自分の思いを表現したり、相手の気持ちに触れたりする経験のなかで、コミュニケーション力が育まれていきます。


①粘土あそび

粘土あそびの経験が少ない場合、まずは大人が子どもにとって身近なものをつくり、それをまねしてつくるようにしましょう。食べ物や、花や動物、乗り物など、つくる物はなんでもOK。

「何をつくっていると思う?」などとクイズ形式にすると、より楽しく取り組めます。

それが難しそうなら、粘土を丸める、平らにのばすなど基本的なことから始めて、丸や三角などの形にして、好きなものに見立てた遊びを楽しんでも。

作品ができたら、タイトルや日付などを入れて飾ると、達成感も味わえます。

カラフルな粘土だと、色に興味を奪われてしまうことがあるので、色の少ないものがおすすめです。


②砂場あそび

公園の砂場などで、大きな山をつくります。「パパはこっちから穴を掘るよ。○○(子どもの名前)はそっちから掘ってね」と、向き合って穴を掘り、貫通したら握手!

崩れても、何度でもやり直せるのが砂場あそびのいいところ。子どもにもそう伝えながら、何度でもつくり直してみましょう。

砂がサラサラでうまく山がつくれないときは、水をプラスします。

つくり方を説明しながら、いっしょに泥団子をつくっても楽しいですね。


③しりとり

「ん」がついたら負けの基本のしりとりをします。最初の言葉は、子どもにとって身近なものや好きなもの、園の先生の名前や友だちの名前などにすると、楽しく取り組めます。小さいうちは、語彙力がまだ身についていないので、同じ言葉を繰り返してもOKなどとすると、しりとりを長く続けられて楽しいです。

日ごろから絵本や図鑑などを見て、ものの名前を覚えることも語彙(い)力アップに効果的です。

④連想ゲーム

たとえば、大人が「野菜といえば?」と言ってお題を出し、子どもが野菜の名前を10個あげる。「赤いものは?」と言って、赤いものを5個あげる、などと、ジャンルと個数を指定して名前をあげる、というゲームをします。

慣れてきたら、「赤い物は?」とお題を出して、子どもが「トマト!」と答えたら、「トマトと言ったら?」と続けて聞き、子どもが「丸い」と答えたら、続けて「丸いと言ったら?」と聞き、子どもが「「ボール」と答えたら、さらに「ボールと言ったら?」と続けられるところまで続けます。

答えが連想になっていないときは、「どうしてそう思ったの?」と聞いてみましょう。思いがけない子どもの発想力に出合えるかもしれません。

こうしたあそびも「しりとり」と同様に、知識量がものをいいます。まだまだ知らないものや言葉も多いので、図鑑などを見ながら、名前やその特徴を言い合ってみましょう。

⑤作文あそび

4W(いつ、どこで、だれが、何を)と、1H(どうやって)+動詞を使って遊びます。

たとえば、

「いつ」=きのう、きょう、この前 など

「どこで」=家で、幼稚園で、公園で など 

「だれが」=○○(子どもの名前)が、ママが、友だちが など

「何を」=お弁当を、絵本を、積み木を など

「どうやって」=歩いて、急いで、がんばって など

「○○した(動詞)」=食べた、読んだ、倒した など

違う言葉を書いた紙を3枚ずつつくり、紙を折りたたんで見えないようにします。

それぞれのジャンルから1枚ずつ選び、開きながら読み上げていきます。

紙を準備する際は、子どもに「なんて書く?」などと相談しながら書きましょう。文字が書ける子どもの場合は、子どもが書いてもOK。

⑥あいさつごっこ

「お名前は?」「何歳ですか?」「これどうぞ」など、いろいろなシチュエーションであいさつができるよう、やりとりをしましょう。

「お花屋さんのお姉さんに聞かれたとき」「電車で隣の人に聞かれたとき」「○○くん(友だち)のママに聞かれたとき」など、いろいろ場面を想定して、ごっこあそびのように、大人が役になりきってやりとりをすると、より楽しくできます。

「おはよう」「ありがとう」「いただきます」など、基本的なあいさつも、積極的に口にしましょう。帰ってきたパパに「ただいま!」などと間違えて言った場合も、訂正せずに、「パパ、おかりなさい」と、正しい言い方をさりげなく教えてあげるといいですね。




コロナ禍でおうち時間も増えて、「子どもと、何をして遊んだらいいかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。

あまり難しく考えず、お絵かきをしたり、しりとりをしたり、絵本や図鑑を見たりするなど、やりとりをしながら、子どもが興味をもちそうなことを探してみてください。

ママもパパも、子どもと一緒に過ごす時間を楽しみましょう。

この記事の監修・執筆者

株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長 七田 厚

しちだ こう/「幼児の右脳教育」を広めた七田式の創始者、七田眞の次男。七田式の教室の運営や教材開発のほか、「たくさんの親御さんの子育てが楽になるように」という思いから、全国各地で講演を行い、子育てに悩む多くの親からの支持を集めている。

著書に、『七田式0~6歳の週末右脳あそび』(WAVE出版)、『忙しいママのための七田式「自分で学ぶ子」の育て方』(幻冬舎)など多数。

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