小学校高学年になるとますます勉強が難しくなり、苦手な科目ができる子どもや、そもそも勉強自体に苦手意識を覚える子どもがふえてきます。本記事では、小学5・6年生の子どもを持つママパパに向けて、苦手意識を克服する方法を紹介。また、勉強が苦手になる原因も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
文/ハイドジア
勉強が苦手なのはなぜ?
小学5・6年生は、勉強が苦手な子と得意な子がハッキリ分かれ始める時期です。
- 今の勉強法が合っていない
- 負の連鎖になっている
- 友だちと比較されて自信がなくなる
小学5・6年生では、主に上記のような原因で勉強が苦手になるケースがあり、多くの親子が悩んでいます。ここからは、まず勉強が苦手になる原因について解説します。
今の勉強法が合っていない
勉強法が合っていないと、子どもは勉強が苦手になってしまいます。自分に合っていない勉強法は効率が悪く、成果が出にくいのがその原因です。「がんばっても覚えられない」「どうせ苦手だから」と、やる気がどんどんなくなってしまいます。
そのため、勉強が苦手な子のママパパは、子どもの勉強法に着目してみましょう。苦手意識を持たせない、本人に合った効果的な勉強法を身につけられれば、勉強に対する「嫌い」「苦手」といった意識の改善につながります。
負の連鎖になっている
勉強が苦手という意識がついてしまうと、学習意欲が低くなります。そして、「勉強がわからない」、「勉強がおもしろくない」といった、負の感情を持ちながら勉強しても身につかないことがほとんどです。そうすると、勉強しても学習内容を習得しにくいため、ますますわからなくなり、おもしろくないという、負の連鎖に陥ってしまいます。また、そのような状況の子どもに対して勉強を強要すると、さらに負の連鎖を加速させてしまいます。
子どもが「嫌なことを無理やりやらされている」状態をつくり出してしまっては逆効果です。勉強が苦手だから勉強を強要するのではなく、まずは勉強が楽しくなる環境をつくるのが大切。負の連鎖に陥らないためには、勉強が楽しくなる環境づくりを心がけましょう。
友だちと比較されて苦手になる
勉強が苦手な子どもは、人と比べられるのを非常に嫌います。特に、「〇〇くんはできるのに」など、人と比べて劣っていると感じさせるのはNGです。親の思いとしては、奮起してほしい一心でかけていることばだとしてもまったくの逆効果。
そのため、誰かと比べるのではなく、その子自身を見てあげるのが大切です。「昨日解けなかった問題が解けたね」など、その子の成長をたたえてあげましょう。
また、兄弟姉妹で比べるのもNG行動です。「お兄ちゃんはできたのに」など、兄弟間で優劣をつけてしまうと、親に愛されていないと感じる原因になります。そのため、勉強以上に深刻な問題になってしまう可能性もあるので、兄弟姉妹で比べるのはやめましょう。
小学5・6年生が学ぶ内容は?
小学5・6年生になると、学習内容の難しさが格段に上がります。特に算数は複雑な内容がふえ、大人でもすぐに答えられないような難しい問題がふえてきます。以下では、特に内容が複雑になる小学5・6年生で学ぶ算数の内容を紹介します。
小学5年生で学ぶ算数
単元 | 内容 |
整数と小数 | 整数と小数の概念を学習 |
長方体や立方体の体積 | 体積の計算方法を学習 |
比例 | 比例の概念を学習 |
小数のかけ算 | 小数同士のかけ算を学習 |
合同な図形 | 合同な図形の概念と書き方を学習 |
図形の形 | 図形の形を学習 |
偶数と奇数・倍数と約数 | 偶数・奇数・倍数を深く学習 |
分数と小数・整数の関係 | 分数や小数を学習 |
分数のたし算とひき算 | 分数のたし算・ひき算を学習 |
平均 | 平均の概念と求め方を学習 |
単位量あたりの大きさ | 人口密度などを学習 |
四角形と三角形の面積 | 四角形・三角形の面積を学習 |
割合・帯グラフと円グラフ | %の概念や求め方を学習 |
正多角形と円周の長さ | 多角形や円の概念を学習 |
角柱と円柱 | 柱の名前や立体の表し方を学習 |
小学6年生で学ぶ算数
単元 | 内容 |
対称な図形 | 線対称や点対称の概念を学習 |
文字と式 | XやYを使った文字式を学習 |
分数と整数のかけ算・わり算 | 分数と整数のかけ算・わり算を学習 |
比 | 割合と比の概念を学習 |
拡大図と縮図 | 拡大や縮小する方法を学習 |
円の面積 | 円周率を利用した計算を学習 |
角柱と円柱の体積 | 角柱・円柱の体積を計算 |
比例と反比例 | 比例と反比例の概念を学習 |
並べ方と組み合わせ方 | 資料を見ながら表にまとめる方法 |
データの調べ方 | データの調べ方を学習 |
勉強の苦手を克服する方法
小学5・6年生の子どもが勉強の苦手を克服するには、勉強が楽しくできる環境を整えるのが大切です。勉強が苦手な子どもを持つママパパは、子どもといっしょに勉強部屋の整理をしてみましょう。勉強部屋が散らかっていたりゲーム機があったりすると、どうしても集中力を保てません。また、勉強が楽しくない子どもにとっては、ゲームやスマホの誘惑に勝つのは至難の業です。
そのため、勉強部屋の整理をするとともに、ゲームやスマホを勉強机から見えない位置に移動しましょう。まずは、勉強に集中しやすい空間をつくり、短い時間でも集中できる環境を整えるのがいちばんかんたんにできる克服法です。
基礎学力を身につける
勉強ができる環境を整えたら、基礎学力の習得に力を入れましょう。基礎学力は勉強の基盤になり、中学生以降の勉強にも非常に役立ちます。逆に基礎学力をおろそかにしてしまうと、どんどん高度化していく学習に対応できなくなっていきます。
基礎学力を身につけるといっても、「基礎学力って何?」と思うママパパも多いでしょう。そこでオススメなのが、学研教室です。学研教室では、学校の勉強をすべて学習でき基礎学力を身につけられるので、成果がそのまま学校の成績に表れます。
また、学研教室には中学生向けのコースもあるので、小学校卒業後も引き続き学べます。基礎学力を身につけさせ、スムーズに中学校の学習に移行させたいママパパは、学研教室の公式ホームページをチェックしてみましょう。
高学年は学習範囲が広がる
小学校高学年になると、学習範囲が広がります。また、現在はママパパ世代が小学生のころよりも学習範囲が広がっており、子どもが学習についていけなくなることも珍しくありません。さらに、中学校でも学習範囲が広がっているので、小学校の間に遅れを取ってしまうと、追いつくのが非常に大変です。
しかし、小学生のうちに学研教室で「学習の土台」を身につければ、十分に遅れを取り戻せるでしょう。特に勉強が苦手な子どもには学研教室がオススメで、勉強が得意になるコツを習得できます。ぜひ、勉強が苦手な子どものママパパは、学研教室に資料請求してみましょう。
考える力を身につけよう
学習内容が高度になればなるほど、考える力が必要になります。特に中学校の学習は、考える力なしにはついていけないといっても過言ではありません。そのため、小学生のうちに考える力を身につけておきましょう。
学研教室では、基礎学習を応用・活用できる「考える力」を習得可能。学研教室で学習すると、中学校でも通用する「学習の土台」が身につきます。中学校でも通用する「考える力」を身につけるには、学研教室で学習するのがオススメです。
まだ間に合う!苦手を克服しよう
本記事では、勉強が苦手な小学5・6年生の子どもを持つママパパに向けて、勉強が苦手になる原因や対処法を紹介しました。小学生のうちに克服すれば中学校生活に間に合うので、焦る必要はありません。しかし、適切な対応が必要なのも事実。我が子を心配するママパパは、勉強が苦手な子どもを理解し、勉強ができる子どもになるように導いてあげましょう。
この記事の監修・執筆者
未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!
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