小学校入学に合わせてお子さんの学習環境を少しずつ整えていく必要があります。なかでも学習机を買うか、買わないかで迷っているかたは多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、現在1年生、2年生のお子さんがいらっしゃる先輩ママパパにアンケートを実施。学習机を選ぶ際のポイントや購入額のほか、購入しなかったかたの学習環境や、メリット、アドバイスなどについても、たくさんの声が集まりました。
小学校入学に向けたお子さんの学習環境づくりについてのお役立ち情報満載です。ぜひ参考にしてみてください。
※アンケート調査:モニプラファンブログ「学研の幼児ワーク編集部」調べ
(2021年10月実施/134人回答)
小学校入学時の学習机購入派は42.5%という結果に
Q1お子さんが小学校入学のタイミングで、学習机を購入しましたか?
小学校入学のタイミングで学習机を購入されたかたと購入しなかったかたとの差は15%。近頃は小学校入学イコール学習机購入ではなくなってきているように思っていたかたも多いのではないでしょうか。ですから、42.5%が購入というのは思ったより多いなという印象かもしれませんね。
ここからは、実際に学習机を購入されたかたにどのように選んだかをうかがいます。
学習机を購入したママパパに質問! 価格は? 選ぶポイントは?
Q購入金額はいくらくらいですか?
学習机購入の価格帯は、1万円以下が一番多く、次に3万円以下、5万円以下が同数という結果になりました。引き出しや本棚を加えるなどオプションによって、またメーカーによっても価格が変わってきます。
どこに重点を置いて選ぶのかで予算も大きく変わりそうですね。購入時に重視した点をうかがってみると、次のような結果になりました。
Q購入の際、もっとも重視した点はどこですか?
デザインを重視したかたが最も多く、その次に多いのは機能性でした。長く使う学習机のデザインは確かに重要ですよね。特にお子さんと一緒に選ぶ場合は、お子さんが「これがいい!」と主張するケースもあることでしょう。デザインに飽きはこなさそうか、勉強に集中できそうか、お子さんと相談しながら選ぶとともに、収納力や高さ調節など長く使える機能も備わっているかを確認していくことがポイントになりそうです。
どこで購入? 一番人気はコストパフォーマンスで名高い人気店
これらのチェックポイントをもとに、どこで購入したかたが多かったのかを聞いてみました。
Q学習机はどこで購入しましたか?
家具とインテリア用品の小売り大手・ニトリが一番人気という結果になりました。種類が豊富なほか、店舗数も多いことから足を運びやすいことが理由ではないかと考えられます。その他を選んだかたの中には、オンライン通販のLOWYAなどインターネットで購入するかたが多数。なかには、携帯のカメラ機能を使って実際に部屋に家具を置いたイメージが見られる店舗もあり、インターネットならではの探しかたができるのも魅力のようです。
買ってよかった・失敗した…先輩ママパパに聞いた学習机購入談
慎重に選んだはずの学習机。ここでは、実際に使ってみてよかった! と思った点、失敗した! と思った点をまとめました。
よかった点
「教科書や文房具のストックなどを自分で管理できるようになった」
「子どもが喜んでくれた」
「勉強の習慣がついた」
「材質がしっかりしていて、品質の高いメーカーものにしたから安心」
「勉強のとき以外にも、本を読んだりお絵描きしたりできる」
「自分の持ち物の置き場所が明確になり、学校の準備や持ち物管理ができるようになった」
「子どもにとって“特別なスペース”ができて自立につながった」
「収納が多く、ライトが付いているのがよかった」
失敗したと思った点
「サイズが大きすぎた」
「結局、勉強机よりリビングで勉強することが多かった」
「置き場所をとる」
「引き出し内の仕切りがなく、収納が上手にできない」
「高さが調節できない」
「机上に収納スペースがあって便利だと思ったが、その分作業スペースが狭かった」
学習スペースは家のどこがよい? 学習机購入者は子ども部屋が80%超え
みなさん、家のどこを学習スペースにしているのでしょうか。学習机を購入したかた、購入しなかったかた、それぞれについて見ていきましょう。
Q学習時に使用する部屋は主にどちらですか?
<学習机を購入したご家庭>
<学習机を購入しなかったご家庭>
学習机を購入したかたの80%以上が子ども部屋を勉強スペースにしているのに対し、学習机を購入しなかったかたの90%が、リビング・ダイニングを学習スペースにしているようです。「集中力が養われる!」、「学力が上がる!」、「勉強が好きになる!」など、子どもによい影響があると言われているリビング学習が注目されていることもあるのでしょうか。学習机を買わなかった理由には「今、リビング学習が主流と聞いたから」という声がありました。
このほかにも「学習机を置くことで場所が狭くなる懸念」や「学校の宿題を親が採点しないといけないため」「低学年のうちは、親がそばで見守れるほうがよいと思った」「リビングがいちばん明るく、兄弟も一緒に勉強できるから」という意見も。リビング・ダイニングで学習させることに「親子のコミュニケーションが増える」、「学習進度や理解度を把握できる」、「家事をしながら見守れる」といったように、リビング学習”のメリットを感じていたようでした。
なかには「本当に宿題をしているか見張るため」という小学生低学年のママパパならではの意見もありましたが、学習机を購入しなかったかたの多くは、学習時にダイニングテーブルやリビングのローテーブルを使用しているよう。ほかにも“こたつ”やおうちのかたが使用していた学習机のお下がり、家を建てる段階で学習机の代わりになるスペース台を設計したというように、はじめから“学習机を購入しない”と決めていたという声もありました。
入学のタイミングで購入しなくても、将来的には購入を検討するかたも
リビング学習にメリットを感じる一方で、入学時に学習机を購入しなかったかたの中には、今後、学習机を購入する予定がある人もいました。
Q今後、学習机を購入する予定はありますか?
入学のタイミングで購入しなかったかたの51%が「時期は決めていないが、いずれは学習机を購入しようと思っている」と回答。そう思うかたの多くは、「自分の机を持つことで、自分から勉強をしてほしい」という理由からでした。「一人で集中できるようになる高学年あたりに購入したい」、お子さんの成長に合わせて検討しようとしているかたが多くみられました。
学習机の購入をするか、しないか迷っているかたへ ~先輩ママパパからのアドバイス~
最後に先輩ママパパたちの声をご紹介します! 学習机にまつわる多岐にわたる選択肢。購入したご家庭、購入しなかったご家庭からのアドバイスを参考にお子さんの学習スペース作りに取り組んでくださいね。
購入したご家庭の声
「未就学の弟妹がいると、集中して勉強できる環境を作ってあげるのが難しいと思います。我が家は、買ってよかったです」
「使わないにしても、自分の机があるということで、やる気が出ると思います」
「本をたくさん置けるほうがいい。作りや素材はしっかりしたものがよいと思います」
「コンパクトサイズの学習机も多いですが、パソコン画面をテキストにしてノートも必要なオンライン授業もあり、低学年から広いスペースは必須だと感じます」
「成長に合わせて高さ調節できるものがよいです」
「学校で使う道具を全部しまえるものがよいです(絵具セットや書道セット、リコーダーなど)」
「壁面に磁石が使えるタイプだと、時間割や配布物が貼れて便利です」
「机自体は大きい物は必要なく、机の上には何も置かない方が集中できると思います」
「低学年のときは椅子の方が大事で、足がぶらつかないようにしっかり着くつくものがよいです」
「長く使うと思うので、不要になった部分を取り外しできるものを選ぶとよいと思います」
購入しなかったご家庭の声
「低学年のうちは親が学習を見る必要があるので、我が家はリビング学習が多いです。急いで買わなくてもよいかなと思いました」
「いつから勉強に集中してほしいかで、購入時期を決めるとよいと思います」
「一人で勉強ができるタイプなのか監視が必要なタイプなのかを見極めるべき!」
「その子に合った勉強の場所を考えて、購入検討をしたらよいと思います」
「机は必要ありません。小さなテーブルがあれば十分です」
「親も夕飯の支度をしながら様子を見られるリビング、ダイニング勉強はおすすめです」
「きちんと椅子に座って正しい姿勢で学習ができれば、ダイニングテーブルでもよいと思います。まずは勉強する楽しさ、習慣をつけたいですね」
いかがでしたか。学習机を購入するか、しないかはお子さんの性格やきょうだいがいる、いない、家の間取りなどでも大きく変わってきます。それぞれに合った学習環境を作ってあげられるよう、じっくり検討したいものですね。
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