【はじめての個人面談】先生のほめ言葉は子どもに伝えよう

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個人面談の目的や、あらかじめ準備しておいた方がいいことなどを前回は伺いましたが、今回は実際に面談でどんなことがやりとりされているのか、現役小学校教諭の舟山由美子先生に伺います。

取材・執筆:坂本洋子

目次

気になることがあれば、どんなことでも気軽に相談を

初めての個人面談では、どんなことを言われるか、保護者は誰でも緊張するでしょう。厳しいことを言われたらどうしようと心配されている方もいるかもしれません。

でも、舟山先生によれば、「担任というのは、全体の中で子どもを見ています。親がネガティブに捉えていることも、それほど気にしていないことも多いので、あまり心配されなくても大丈夫ですよ」とのこと。なので、あまり身構えずに、気になることはどんどん相談してみましょう。

また、「忘れ物が多いようですね」とか「少し落ち着きがないようです」などと、マイナス面の指摘を受けた場合にも、家庭ではどうしたらいいのかを率直に聞いてみると、よいアドバイスをもらえます。親自身が心配に思っていても、実は先生から見ると、それほど気にすることではないことが面談でわかって、安心できることも多いようです。

そして「情報交換ができたあとに、改めて『ここが心配なので、よろしくお願いします』と、わが子のここを見てほしいということをお願いしておくとよいと思います」と舟山先生。

もちろん実際には、発達に関することなど、少し深刻な問題があるということも。その場合はまず、これからどうするかという方向性を担任と定める必要がありますが、面談では時間が足りないので、改めて時間を設定して話し合いをすることになるそうです。

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先生の「褒め言葉」は、子どもにも伝えよう

ところで、個人面談で話をした内容は、子どもにどこまで伝えたらいいのでしょう?

「担任としては、日ごろ見ていて、『この子の、ここがいいな』と感じるところは、ぜひ保護者の方にも知ってもらいたいもの。ですからなるべく個人面談の機会に、そういったところをお話しするようにしています。そういう褒め言葉は、ぜひお子さんにも伝えてほしいですね」(同)

また、保護者のほうからも先生に、子どものよいところをぜひ伝えてほしいとのこと。そうすれば先生方も、「○○君は、おうちで妹の面倒をよく見てくれるんですってね。お母さんがとても助かっているっておっしゃっていたよ」などと、子どもに話しかけることができるのだそうです。

褒め言葉は、直接伝えるのもよいのですが、誰々から聞いたんだけど…と前置きをして褒められるはもっとうれしいものです。個人面談はこういうことにうってつけの機会です」(同)

子どもについての相談ごとは、ついついマイナス面に偏りがちですが、「プラスの情報」のやりとりをすることで、先生と保護者だけでなく子どももうれしい気持ちになれるんですね。

個人面談以外にも、わが子の様子を知る機会がある

それでもやっぱり、10~15分程度という短い面談時間だけでは、学校でのわが子の生活を知るには不満足という人はどうすればいいでしょう?

「そんなときは、ぜひ学校公開にいらしてください。学校公開は授業参観よりも、普段の生活の様子を見ていただく側面が強いです。個人面談以外で、学校でのわが子の生活を知っていただくよい機会ですし、学校公開では、ぜひ休み時間の様子も見てください」(同)

また、学校公開や参観日など、決められた日以外は学校に行ってはいけないものという印象がありますが、多くの学校では、基本的にいつ行ってもOKなのだそう。

「一人だけ教室に入りづらいという方も多いですが、通勤前にちょっと教室の様子を見に来た、とか、PTAの仕事のついでに教室に顔を出したという感覚で、気軽に訪ねてくれる保護者が増えれば、風通しのよいクラスになると思います」(同)

個人面談に限らず、学校公開、参観日など、保護者が関わる学校行事にはさまざまなものがあります。いろいろな機会を利用して、子どもの学校での姿を知っていくようにしたいですね

この記事の監修・執筆者

小学校教諭 舟山 由美子

ふなやま ゆみこ/東京都の現役小学校教諭。
長年の小学生の指導経験に基づいた、
教育・子育てアドバイスに定評がある。

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