お子さんの考える力を育てる。ママパパができる5つのこと

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最近では、知識の暗記や再生を主とする学習よりも、「考える力」を鍛える学習が重要視されています。言われたことをやるという受け身の姿勢ではなく、自ら考えて物事を解決していく力が必要とされており、文部科学省でも「人生を主体的に切り拓くための学び」を推奨しています。

今回は、考える力とはどのようなものか、どのようにすれば身につけられるかについて見ていきましょう。子どもの考える力を育てるために、ママパパができること5つをチェックしてくださいね。

文/ハイドジア

目次

考える力とは

自分で考える力は、とても大切です。子どもたちが自分の人生を自分の力で歩んでいくためには、自ら主体的に取り組む必要があります。子どもの「主体性」とは、「自分で考え、自分で行動し、自分で責任を取ること(人のせいにしない)」です。

学びでも、与えられた知識をただ覚えるだけの学習は、あまり必要とされなくなっています。これからは、ただ知識を得るだけではなく、自分で考え、判断していくことが求められます「アクティブラーニング」ってどういうこと? 子どもの「考える力」や「主体性」を伸ばす一つの方法参照)。

経済産業省も「人生100年時代」の流れの中で、多様な人々と仕事をするうえで必要な基礎的な力(=社会人基礎力)を定義し、社会人基礎力を構成する3つの能力のひとつに「考え抜く力」を挙げています。子どもたちは考える力を身につけることで、長い人生におけるさまざまな環境の中で自分の能力を発揮し、大人になってからも活躍し続けることができるのです。

現状を把握する(課題発見力)

「考える力」の中には「課題発見力」があります。「課題発見力」とは、現状を分析し目的や課題を明らかにする力。つまり、何が足りないのか、どこがよくないのかなど問題点を洗い出し、どのように改善すればよくなるかを見つけ、さらに対処法までを考える力です。

常に視野を広く持って現状を注視しながら疑問を持ち、それを深掘りしていくことは、子どものころから身につけたほうがよい習慣です。この習慣が身につけば、自ら成長し続けることができ、大人になってからも大いに役立つでしょう。

価値をつくり出す(創造力)

「創造力」も「考える力」のひとつです。「創造力」とは、新しい価値を生み出す力。これは、課題や問題に対して、ただ頭の中で考えるだけでなく、発想やアイデアを駆使して対処し実現する力を指します。

これまで出会ったことのない課題や、答えが1つではない問題に直面したときに、自ら新しい解決策を見つけて実行することは、大人になっても活かせる能力です。物事に対して柔軟で自由に発想する力を備えることは、一朝一夕にできることではありません。子どものころからの日々の積み重ねが必要となります。

準備・解決する(計画力)

「考える力」には「計画力」も含まれます。この「計画力」とは、単にスケジュールを立てるだけではなく、問題や課題の解決に向けた手順や過程を明確にして準備する力を指します。

人生において、予定どおりに物事が進まないことは多々ありますよね。その中で、不測の事態にうまく対応したり、スムーズに物事を進めるために方向転換したりと柔軟な対処ができることは大切です。子どものころから計画力を育んでおけば、大人になって社会に出てからもさまざまな困難を乗り越えることができるでしょう。

考える力を身につける5メソッド

子どものころから考える力を身につけさせておきたいもの。それを学ぶ方法のひとつに「アクティブラーニング」があります。

「アクティブラーニング」とは、学習者が能動的に学ぶ学習方法。子どもが自ら考えたり、友だちと相談したりしながら、問題に取り組んでいくことです(「アクティブラーニング」ってどういうこと? 子どもの「考える力」や「主体性」を伸ばす一つの方法参照)。

子どもの考える力を育むために、ママパパができること5つを見ていきましょう。

1. たくさんの人と会話をしよう

たくさんの人とのコミュニケーションを通して、考える力は育まれていきます。日々親子でさまざまな会話をするのはもちろん、幼稚園や保育園、さらには学習塾や習い事などにおいてママパパ以外の大人やお友だちなど多くの人と繋がることが大切です。

学習塾や習い事などに通うことで、指導者やいっしょに学ぶお友だちと関わりながら、さまざまな人間関係を築くことができるでしょう。学習面だけでなく多くの人との関わりを通して、考える力を効果的に育むことができます

2. ゆっくり考える時間をつくろう

日々の生活の中で、子どもが「なぜ?」「どうして?」と疑問を持ったときは、ゆっくり考える時間をつくることが大切です。すぐに答えを言ったり先回りして言葉を修正したりせずに、子どもにじっくり考えさせるようにしましょう。

イライラして急かし、答えを出させることも、子どもの考える機会を奪うことに繋がります。子どもがさまざまな考えを巡らし、試行錯誤する中で考える力は育てられます。ママパパはゆったり構えて、子どもの話を最後まで聞き見守ることが大切です。

3. いっしょに考える時間をつくろう

子どもの「なぜ?」「どうして?」という疑問から逃げずに、「いっしょに考えよう」という姿勢でいることが大切。考える時間をつくったら、結論にたどり着けるように子どもといっしょに考えてみてください

すぐに子どもに正解を与えずに答えを導きだす方法を教えるのがポイント。子どもとの会話を繰り返しながら、気づかせたり考えを広げたりするとよいでしょう。子どもに粘り強く考える習慣がつき、興味が広がるきっかけづくりにもなりますよ。

4. 間違っていてもすぐに否定しない

子どもが間違っていたり失敗に向かっていたりすると、ついつい正しい答えを教えたくなりますよね。ただ、口出しされ否定をされることにより、子ども自身の中で、じっくり考えたことが嫌な出来事に繋がりかねません。そうすると、考えることをやめたり、自分の考えや意見を話さなくなったりするおそれもあるでしょう。

正しい答えを出すことも重要ですが、じっくり考えることや答えを導く過程が大切。ママパパは、子どもの言動を温かく見守ってあげるようにするとよいですね。

5. 遊びと学びをいっしょに体験する

考える力を育むためには、詰め込み学習ではなく、一つひとつの学びを楽しみながら学習できる環境が必要です。特に乳幼児期は、遊びを通して体験から学びます。遊びに能動的に取り組み、人と関わり、より楽しくするために工夫することが求められます。

たとえば、新聞紙があったとします。それで何ができるか、手でひねったり、丸めたり、振ったりしながら考えます。試行錯誤しながら、発見していく過程が学びとなります(「アクティブラーニング」ってどういうこと? 子どもの「考える力」や「主体性」を伸ばす一つの方法参照)。まさに、考える力の「課題発見力」「創造力」「計画力」は、子どもが熱中して行う遊びの中で身につけられるのです。

学研教室で身につける考える力

学研教室では、ただ知識を習得するのではなく、自分で考え判断する力を身につけることを目指しています。学研教室のオリジナル教材で、算数(数学)・国語・英語・理科・社会などの基本的な学習を行うと同時に、集中力・思考力・判断力・忍耐力・意欲など「見えない力」を養います

これらの「見えない力」とともに、算数や国語などで学ぶ知能や学力などの「見える力」も伸ばすことで、子どもの考える力を育むことができるでしょう。

子どものやる気を引き出す

子どもの学習効果を高めるには、やる気を引き出し、それを持続させることが大切です。学研教室では、子どもの性格や学力に合わせた学習を進めます。理解度に合わせた指導を行い、コツコツと着実に学習を進めていきます

もちろん、余裕があれば先取り学習も行えます。子ども一人ひとりに寄り添う指導を行うため、子どもは確かな学力を身につけられ、それが大きな自信に繋がるでしょう。結果的にやる気が引き出されて学ぶ喜びも感じられるため、自学自習の力を身につけられるのです。

学習計画を示し、目標を持たせる

子どもに継続的にやる気を出させるためには、具体的なモチベーションが必要となります。学習する本人に計画の内容を示し、目標を持たせることが大切です。

学研教室では、子どもの特性や学力に沿って、「何のために」「いつまでに」「どこまでを目指すか」など、学習目標や学習計画を立てます。子どもに寄り添ったヒアリングを行いながら適切な目標を持たせ、学習をサポートします。

考える手順やヒントを教えて導く

学研教室では、子ども一人ひとりに寄り添った指導を行い、あせらずにしっかりと学ぶように促します。指導者はあくまでも伴走者として、考える手順やヒントを教えて導くことを念頭におき、子どもが自分で考え抜く力を養います。

また、たとえ間違ったり失敗したりしたとしても、学習の過程や試行錯誤しながら導きだしたことを認めてほめることで、子どもに自信をつけさせ学ぶ意欲を引きだし、ひいては、自ら進んで学習に向かう姿勢も育めるでしょう。

考える力を身につけさせよう

激変していく時代において、これからの子どもたちには、暗記して問題をこなしていく力だけでなく、自ら考えて物事を解決していく力が必要です。自分で考える力を備えておけば、これから直面するさまざまな問題や課題に対応していくことができるでしょう。

学研教室では、「自学自習」の力を身につけることで、子どもの考える力を育みます。幼児期から考える力を身につけておくことは、大人になってからも大きな助けとなります。ぜひ、一度近所の学研教室を訪れて無料体験学習に参加してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修・執筆者

編集部員 こそだてまっぷ編集部

未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!

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https://kosodatemap.gakken.jp/

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