非認知能力とは。ママパパに知ってほしいお子さんの未来の可能性

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大切な子どもには豊かな人生を歩んでいってもらいたいものですよね。最近では、子どもの未来の可能性を広げるために必要な能力は、学力や知能指数だけでなく「非認知能力」も不可欠であるとして 注目されています。

今回は、非認知能力とはどのような能力か、また、どのようにして伸ばすことができるかについて詳しく解説します。子どもがより良い人生を歩んでいけるよう、ぜひ知っておくとともに、子育てに取り入れてみてください。

文/ハイドジア

目次

非認知能力とは

非認知能力とは 、「意欲」「集中力」「協調性」「コミュニケーション能力」「自制心」「忍耐力」「創造性」「思考力」「自己肯定感」など、数値では測定できない生きていくために必要な個人の能力のことを指します。

文部科学省では 、育むべき資質や能力として、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」の3つを提唱していますが、この「学びに向かう力・人間性等」が非認知能力に当たる部分。この非認知能力を伸ばすことは、学力の向上が望めるだけでなく将来の可能性が広がることに繋がり、子どもの人生を豊かにしてくれるでしょう。

1.物事にチャレンジする力(意欲、集中力)

「意欲」や「集中力」は、子どもの可能性を広げ将来に大きく役立つ非認知能力のひとつです。身につけておけば、目標を達成するために自発的に物事に取り組んだり、たとえ失敗したとしてももう一度やってみようとチャレンジしたりする意欲が湧いてきます。自ら「自分はこうしたい」「自分はこうなりたい」という動機づけができるうえ、進んで行動し諦めずに挑戦し続けることができるでしょう。

また、目指すところに向かって没頭できる集中力も、目標を成し遂げるために必要な能力です。これらは、大人になってからも必須と言えるので、子どものころから身につけておきたいですね。

2. チームで行動する力(協調性、コミュニケーション力)

「協調性」や「コミュニケーション力」は、集団生活を行う中で必要不可欠な非認知能力です。子どもの集団生活は幼稚園や保育園から始まり、小学校、中学校など学生生活を経て、さらに社会に出てからもさまざまな人と関わりながら生きていくことになります。

その中で性格や考え方の違う人と意見を交わしたり周りの人と協力して問題に取り組んだりしなければなりません。お互いを尊重し調和を保ちながら生きていくことはもちろん、自分の意見を伝えたりリーダーシップを発揮したりする力も必要とされます。これらの能力は、幼少期から育んでおくと集団生活を送るにあたって大きな助けとなるでしょう。

3. 困難なことでも最後までやり抜く力(自制心、忍耐力)

「自制心」や「忍耐力」も備えておきたい重要な非認知能力です。自制心とは、自分の感情や行動をコントロールする力。自制心を備えていれば、すぐに感情的になったりうまくいかないからと途中で投げ出したりすることなく、一貫性を持って物事に取り組むことができます

子どもが目標を達成する過程においては、つらく苦しいこともたくさんあるでしょう。困難なことにも耐えられる「忍耐力」が身についていれば、自分で気持ちの切り替えをして乗り越えることができるはずです。

4. 諦めず工夫する力(創造性、応用力、思考力)

子どもが生きていく過程において、さまざまな目標や課題に直面します。それらに立ち向かうには、諦めずに工夫して乗り越える力が大切です。

「創造力」とは、文字どおり新しいものを創り出す力ですが、これは生み出すだけではなく実現してやり遂げる力までを指します。目標に到達するまでには多くの問題にぶつかることがあり、場合によっては算数のようにひとつの答えが導き出せるものではないかもしれません。子どもが「応用力」や「思考力」を身につけておけば、あらゆる答えや選択肢がある状況においても、対応していくことができるでしょう

5. 自分を信じる力(自己肯定感)

「自己肯定感」とは、自分の価値を認め満足できる感覚 。つまり「ありのままでいいんだ」「自分はできるんだ」と思える感覚をさします。

自己肯定感が高いと、考え方がポジティブになり自分を信じて前向きに取り組むことができます。逆に自己肯定感が低い子どもは、「自分にはできるわけがない」「劣っている」と自分に自信が持てず、人の意見に左右されたりなかなか決断できなかったり、積極的に取り組めなかったりします。

幼少期から自己肯定感を高めておければ、子どもの成長を促すのに役立ち、可能性を広げることに繋がるでしょう。

非認知能力と認知能力の違い

では、認知能力と非認知能力はどのように違うのでしょうか?認知能力とは、一般的に試験で測るような学力や能力を指します。知能指数のように数値で測れるもので、数値で表わせる能力です。

一方で、非認知能力とは数値で表わせない能力を指します。これは、生きるために必要な能力で、前述した5種類の能力以外にも、「計画性」や「統率力」「倫理観」「道徳心」など多種多様なものがあり、生きていくうえで重要となる能力です。

子どもが豊かな人生を歩むためには、認知能力だけでなく非認知能力を兼ね備えておくことが、とても大切とされています。

そもそも認知能力とは

認知能力とは、知能指数や学力などテストの点数や偏差値などで明確に表示できる能力を指します。国語や算数をはじめとした多くの知識を活用して行う問題解決能力や記憶力、推理力、識別力やその能力の基礎となるものです

たとえるなら、学校で授業を受けて問題を解くという一連の学習において、授業内容を理解したり暗記したり解答を導いたりする能力に当たります。学校教育において、これまで長く重要視されてきた能力とも言えるでしょう。

認知能力が高い子どもは、高い知能や学習能力、人よりも秀でた才能を持っていることが多く、頭の回転が速かったり記憶力が優れていたりする特徴があります。

非認知能力は学歴や年収に影響する

文部科学省が提言する育むべき資質や能力に「非認知能力」が含まれていることからもわかるように、最近では幼少期から非認知能力を伸ばす教育を行うことが重要視されています。

実際に、非認知能力が高いと認知能力も高まるという多くの研究がなされ、お互いの能力が補い合っているという結果が示されています。(※1)
また、文部科学省が行う「全国学力・学習状況調査」においても、学習意欲の高い児童・生徒のほうが、教科の平均正答率が高い傾向にありました。(※2)

このことから、非認知能力は学力や学歴に影響を及ぼし、さらには、社会に出てからの就職率や年収にも大きく作用すると考えられます。子どもの将来を豊かにするためには、幼少期からの非認知能力を伸ばす教育が不可欠であると言えるでしょう。

非認知能力を育てる方法

非認知能力を伸ばすには、学びや遊び、日々の生活の中で取り組んでいくことがオススメです。幼児期にいろいろな体験をすることや、たくさんのお友だちやママパパ以外の大人と関わることで、非認知能力を育てることができるでしょう

たとえば、お友だちと集団で遊ぶ中で、意欲や協調性、コミュニケーション力、自制心などを養うことができますし、幼稚園や保育園、習い事などで褒めてもらう体験をすれば、自己肯定感を育めます。子どもは、物事に挑戦しながら多くのことを吸収していきます。ママパパとしては、子どものためにも非認知能力を育てる方法を知っておくことが大切ですね。

早期教育がオススメ

さまざまな理由を見てわかるように、幼少期から非認知能力を育んでおくことが重要。大人になってから取り組むよりも、幼児教育から始めるほうが効果が高いからです。もちろん、幼稚園や保育園、家庭での学びからも習得できますが、幼少期には、基礎的能力を身につけ学ぶ習慣や意欲を育める環境に身を置くことがオススメです

お子さんに合う学びの環境を提供する学研教室も、その選択肢のひとつと言えるでしょう。学研教室では、認知能力だけでなく非認知能力を重要視した学習法を取り入れています。学研教室で出会う指導者やお友だちとの関わりや、学研教室オリジナルの一人ひとりに寄り添った学習法や教材を通して、多くのことを学び吸収していけるはずです。

非認知能力を育てることが大切とは言え、算数や国語などすべての学習の基礎となる基本的な学習を行うことも重要。子どもの可能性を広げたり成長を促したりするためにも、ぜひ幼児教育から取り入れておいてくださいね。

学研教室が大切にしていること

学研教室が大切にしていることは、幼児期に基礎的能力を身につけること。学研教室のオリジナル教材では、基本的な学習の土台を学べ、算数・国語・数学・英語・技能・理科・社会・かず・もじ・ことばなどの「見える力」と、集中力・思考力・判断力・忍耐力・意欲などの「見えない力」を身につけることができます。

さらに、幼児期に学研教室の指導者やお友だちと関わることでさまざまな人間関係を築くことができるため、非認知能力を高める体験ができ心身ともに成長できるでしょう

生きる力(見えない力・見える力)とは

学研教室では、生きる力を育てていくことを重視しています。この生きる力には「見える力(算数・国語・数学・英語・技能・理科・社会・かず・もじ・ことば)」と「見えない力(集中力・思考力・判断力・忍耐力・意欲)」が含まれ、両方を兼ね備えていることが大切です。これらはいわゆる認知能力と非認知能力に当たり、「見える力」を支えるには「見えない力」を身につけることがとても重要なのです。

学研教室では、「あせらず、ほめて、欲ばらず」「ゆっくり、じっくり、ていねいに」という二つのモットーを元に、確実な学力をつける学習法を取り入れています。一人ひとりに合った教材を使い、学校の進度や学年にとらわれない学習法を提案します。指導者は子どもに対し、先を急がず、あせらずにじっくりゆっくりと学習するように指導し、確実な理解を促します。

また、諦めずに取り組むよう励まし、たとえ間違ったとしても、そこまでの過程や努力したことを認めて褒めます。子どもは学ぶ喜びを感じられ、チャレンジする意欲が湧いてくるはずです。さらに、自分の努力や成果が認められたことで、失敗を恐れずに自信を持って取り組むことができるでしょう。結果的にしっかりした学力や学ぶ習慣を身につけることができ、学研教室が重きを置いている非認知能力を育てることができるのです。

非認知能力を高めるのもママパパの助けが必要

非認知能力とは、子どもの人生を豊かにするために必要な能力です。これは、幼児期から身につけるように取り組んでおくことが大切です。子どものためにどのように手助けすればよいか関心を持っているママパパも多いはず。非認知能力を重要視した学習法を取り入れている学研教室は、大きく役立つでしょう。

学研教室では、無料体験学習を行っています。ぜひ一度学研教室を訪れて、学研教室の雰囲気や教材に触れてみてはいかがでしょう。

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<出典>
(※1)独立行政法人経済産業研究所  
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/14j019.pdf
(※2)文部科学省 国立教育政策研究所
https://www.nier.go.jp/13chousakekkahoukoku/data/research-report/crosstab_report.pdf

この記事の監修・執筆者

編集部員 こそだてまっぷ編集部

未就学から中学生までの子を持つママ編集者を中心に、子どもの学びや育ちに関する様々な情報を日々発信しています!

HP
https://kosodatemap.gakken.jp/

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